概要
CV:緒方恵美
木之本桃矢のクラスメートで親友。本編開始前の3学期に転校してきた。
秀才で運動神経も抜群だがどの運動部にも属さない。細身でおっとり優しく、いつもやわらかい笑顔を常に欠かさない、かなりの天然。
体に似合わずかなり大食いで、少ないときでも桃矢の3倍は食べるらしい。
両親はおらず、旅行好きな祖父母と三人で暮らしている。
白に近い銀髪に金色の瞳で眼鏡を掛けている。桃矢からは「ゆき」、ケルベロスからは「ゆきうさぎ」(名前を訓読みにするとこの読みになる)と呼ばれている。
桃矢と同じく学校では人気者であり、さくらと小狼からも好意を寄せられていた。
(しかし小狼の好意は後述するユエの魔力にあてられたに過ぎなかった)
プロフィール
誕生日 | 12月25日 |
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血液型 | AB型 |
好きな科目 | 数学 |
好きな花 | 雪割草 |
好きな色 | 白 |
正体
正体は、クロウ・リードによって創られたクロウカードの2人の守護者の1人で「審判者」である月の仮の姿。
(ちなみに、ユエの誕生日は不明であるが雪兎のとは誕生日が違うらしく、「雪兎の誕生日」はおそらくクロウがユエに雪兎の人格を入れた日か、ユエが雪兎として現代に覚醒された日等が考えられる)
しかし当の本人とユエとの意識は全く別に分けられており(雪兎はユエの時の記憶は覚えていないが、ユエは雪兎の時の記憶を覚えている)、桃矢に指摘されるまでその事を知らず、突然場所が変わっていることや記憶の途切れに悩んでいた。だが無自覚ながらも「桃矢にだけは、人間ではないことを知られたくない」と願っていた。
相方となるケロちゃんも、さくらカード編中盤まではユエに用がある時に遠回しで雪兎を呼ぶようさくらに頼んだり、雪兎に悟られないよう物陰に隠れる必要があるなど欠点も存在していた。ユエ自身も2つの人格の意識が分かれているのに対して不便に思っている模様。
さくらがカードと守護者を引き継いだ際、彼女の魔力が足りずに月と共に消失の危機に陥り、いくら食べても保たなくなった上に、ひどい睡魔に襲われていた。だが桃矢から月を介して魔力を受け取った後はその症状は治った。(途中で秋月奈久留からの妨害があるも、原作版39話・アニメ版65話でようやく雪兎の真実を伝えるのに成功した)
自分の正体を知ってからは月(ユエ)の存在をもう一人の自分として快く受け入れ、月と自分を創ったクロウに対して感謝の念を感じている。
物語後半にてさくらから想いを告白されたが、「さくらちゃんの『好き』は自分への憧れによる敬愛心であって本当の『好き』ではない」と諭した。その際さくらから「(雪兎さんの)一番はお兄ちゃんですか?」と尋ねられ、はにかみながら「…うん」と返している。実際のところは「本当の『好き』」も含まれていたことは双方認識していたが、雪兎は「さくらちゃんの1番を見つけるのが遅れちゃいけない」として、あえてこの事に触れなかった。
上記の出来事以来、ユエの心理状況についてある程度理解できるようになったようで、劇場版第2作『封印されたカード』では、雪兎が自らの意志でユエに変身したり、終盤ではケロちゃんと共に仮の姿でナッシングの魔法から解放された際に、ケロちゃんが雪兎の前で慌ててぬいぐるみのフリをしているのを、雪兎は動じず微笑んで見ていた。
クリアカード編
ケロちゃんと難なく会話が出来るなどある程度改善はされているが、クリアカード事変でユエがさくらと共に行動しようとすると雪兎の学校生活に差し支えが出てしまう事もあり、まだ完全に別人格によるデメリットを克服できていない。
また、雪兎の状態では魔法を使えないため、仮に雪兎の意思でさくらの手助けをしようとしてもそれが殆ど出来ず、彼はそれについて嘆いている描写も存在している。
ただし、それでもさくらの相談に乗ってあげて彼女を励ましたり、桃矢がさくらの異変について気付いているのを感づいたりするなど、「守護者としての雪兎」の一面を大きく見せているのも特徴的となっている。
また、雪兎はいつかユエに会ってみたいと願っており、今後彼の言う通り雪兎とユエが意思疎通できる日が来るかもしれない。
桃矢から魔力を貰ったので睡魔に襲われることは無くなったはずが、なぜか再び眠気が生じるようになる。しかも今回はケルベロスにもその症状が出ている。その詳細はさくらカードに譲るが、同じ月属性の奈久留が居候することで、とりあえず解消している。
そして、自分は魔力を持たないが故に誰の契約下にもないことを利用し、自分がやりたいことをするために月峰神社と契約する。契約内容やそれに伴う対価の詳細は現状明かされていない。
関連タグ
武藤遊戯(初代遊戯王):中の人繋がり&2つの人格が混在している部分でも一緒。最初はその人格の存在を認知しておらず、後に相方を「もう一人の僕」と呼ぶようになるなど共通点は多いが、本格的にそうなるのは別の話。(こちらでは上記の通り会話ができるようには至っていない)