全てのカードが揃った時 それは終わりではなく始まり 終わりへの始まり
概要
1996年~2000年にかけて「なかよし」で連載された『カードキャプターさくら』の続編。
『クロウカード編』『さくらカード編』に次ぐ新シリーズで実に16年ぶりの連載となる。
連載期間・巻数ともに『クロウカード編』『さくらカード編』の合計(全12巻)より長い。
「なかよし」2016年7月号から2024年1月号にかけて連載され、さらに2024年4月号に追加エピソードが掲載された。
全80+1話。単行本は全16巻。
友枝中学校の1年生になった主人公・木之本桜(以下「さくら」)が、新たな謎のカード「クリアカード」を集めていく姿を描く。
テレビアニメについて
連載開始20周年記念プロジェクトの一環として、漫画の連載と共に新アニメプロジェクトも始動。
2018年1月から6月にかけてBSプレミアムにて全22話がニチアサで放送された。その後同年4月から8月にはEテレでも放送されている。そのため、同年4月から6月にかけて、BSプレミアムとEテレでの並行放送を実施した。
2023年4月1日に続編アニメの製作が発表された。原作最終話まで描かれるとされている。
あらすじ
「さくらカード編」終了から3年後。中学1年生になったさくらは、ある春の日、香港での手続きを終えて友枝町に戻ってきた小狼と再会する。
その日の夜、不思議な夢を見たさくらは気になってさくらカードを調べると、カードは全て透明になっており、魔力を失っていた。
その翌日も不思議な夢を見たさくら。今度はその夢で見た新しい鍵が、現実にさくらのものになっていた。
新たな鍵を手に、いつものように学校に登校しようとしたさくらに不思議な現象が襲いかかる。その最中、「夢の鍵」を使うことに成功したさくらは、その力を用いて不思議な現象を収める。するとその現象の源は新たなカード「クリアカード」となり、さくらの力となった。
夢で起こった出来事に導かれ、さくらはカードキャプターとして再びカード収集を始める。
アニメ版サブタイトル一覧
全22話
話数 | サブタイトル | 固着したクリアカード |
---|---|---|
第1話 | 「さくらと透明なカード」 | 「疾風」 |
第2話 | 「さくらと出口のない部屋」 | 「包囲」 |
第3話 | 「さくらの大雨注意報」 | 「水源」「反射」 |
第4話 | 「さくらと素敵な転校生」 | 「行動」 |
第5話 | 「さくらとお花見ひっぱりだこ」 | 「引力」 |
第6話 | 「さくらとうさぎと月の唄」 | 「記録」 |
第7話 | 「さくらとお庭でおにごっこ」 | 「飛翔」 |
第8話 | 「さくらと時計とかくれんぼ」 | 「透過」 |
第9話 | 「さくらのドキドキ水族館」 | 「螺旋」 |
第10話 | 「さくらとねむりのラビリンス」 | 「転寝」「迷宮」 |
第11話 | 「さくらとさかさまペンギン」 | 「逆転」 |
第12話 | 「さくらと氷の球技大会」 | 「氷雹」 |
-- | 総集編 | -- |
第13話 | 「さくらとただいま苺鈴」 | なし |
第14話 | 「さくらと神社と動物園」 | 「幻影」 |
第15話 | 「さくらのおもいで鑑賞会」 | なし |
第16話 | 「さくらと苺鈴のおともだち」 | 「揺動」「争闘」 |
第17話 | 「さくらとおかしなお菓子」 | 「顕現」 |
第18話 | 「さくらと炎と水の鳥」 | 「火焔」 |
第19話 | 「さくらと秋穂の子守唄」 | なし |
第20話 | 「さくらと虹とおじいさん」 | なし |
第21話 | 「さくらと鏡と思い出の鍵」 | 「鏡像」 |
第22話 | 「さくらの透明なカード」 | なし |
主題歌
オープニングテーマ
CLEAR (第1話~第12話&21話では挿入歌として流れた)
ロケットビート (第13話~)
作詞:岩里祐穂 / 作曲・編曲:北川勝利 / ストリングス編曲:宮川弾 / 歌:安野希世乃
エンディングテーマ
Jewelry (第1話~第12話)
作詞・作曲・歌:早見沙織 / 編曲:倉内達矢
リワインド (第13話~)
作詞・作曲・編曲:白戸佑輔 / 歌:鈴木みのり
余談
終盤の進行に関してややもたついた作品でもあった。
元々は14巻で完結するつもりであった(2022年10月に告知)。しかし2022年12月28日に「15巻まで刊行した上でそれを最終刊とします」と言う発表がなされた。
ところが2023年7月13日になって、今度は「2024年4月に刊行予定の16巻が最終巻になります」という告知を行った。2度も最終巻刊行が延期されるという、異常事態となってしまったのだ。
そして同年11月2日、「『なかよし』2024年1月号掲載分をもって終了します」と言う告知がなされた。そして該当号掲載分をもって無事終了・完結した。