「おそよう。怪獣」
「さくら怪獣じゃないもん!!」
概要
『カードキャプターさくら』の主人公・木之本桜(以下「さくら」)と、その7歳上の兄・木之本桃矢のコンビ。
作中では桃矢がちょっかいを出し、ムッとしたさくらがやり返すという流れがおなじみ。
中でも「怪獣」呼びからの「さくら怪獣じゃないもん!!」は定番中の定番。
さくら視点
事あるごとに桃矢を「いぢわる」と表現しており、「いつか電柱くらい大きくなって絶対(桃矢を)踏んでやる」ことを目標としている。
口では兄に敵わないと思っているためか、最終的には足蹴りで反撃することが多い。避けられたこともあるが、ローラーブレードを履いたまま蹴った時には見事にヒットした(蹴られた方は相当痛そうだった)。
とはいえ、大切な家族である桃矢を慕っていることは間違いなく、彼に危険が及んだ「鏡」のカードの一件では必死に兄を捜し回り、何度も涙を流した。
魔力が足りず消えかけていた月(=雪兎)に桃矢が力を渡した時も、後遺症で眠りに落ちた兄の手を握り「もしお兄ちゃんに何かあったらすぐ行くから。絶対お兄ちゃんのこと守るから」と涙ながらに誓っている。
桃矢視点
(さくら以外)誰が見てもわかるほど、妹をとても大切に思っている。
作中では「こいつで遊んでいいのはおれだけだ」とまで言っており、雪兎に「シスターコンプレックスって知ってる?」とツッコまれてしまった(それに対する否定はしていない)。
それ故にさくらに近づく輩が気に入らないようで、彼女に好意を寄せる小狼とは出くわすたびに火花を散らし合っている。
常に見守っているため、さくらに関しては細かいことまでよく気づく。体調が悪い・落ち込んでいるなどの異常をいち早く察知している他、さくらがクロウカードに関わっていることも「大体は知ってる」らしい。
自身に危険が及んでもさくらの安全を第一に考えており、劇場版第2作『封印されたカード』では「無」の力で消される寸前、傍にいた月に「さくらを(頼む)!」と叫んだ。