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概要編集

コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が1986年に制作したアーケードゲーム作品『Mr.五右衛門』を源流とする看板タイトルの1つ。

安土・桃山時代に活躍した盗賊・石川五右衛門を初代とする義賊のゴエモンが、江戸時代を舞台に仲間達と共に旅をして悪人達を成敗していく痛快な冒険活劇のアクションゲームであり、ファミリーコンピュータ時代から連綿と続く同社のロングランシリーズ『グラディウス』『悪魔城ドラキュラ』と肩を並べる代表作品筆頭としてその名を連ねている。

他社の開発した同ジャンルの作品でも、任天堂マリオシリーズカプコンロックマンシリーズに並ぶ人気シリーズであった。


シリーズ初期は、江戸時代を忠実にした背景や純粋な時代劇要素の強い作品であったが、ゴエモンの相棒となるエビス丸の登場したファミコン版の『2』以降は、コミカルなギャグ要素も増えていき、更に巨大メカやジャンボジェットゲームセンター遊園地UFO宇宙人、巨大ロボット、巨大戦艦等、シリーズが進むにつれて現代的要素やSF要素等も加わっていった結果、『SF時代劇コメディ』という独特の物語のスタイルを確立させていった。


ニンテンドーDSでのシリーズ発売後、開発チームが解散してしまったため新作の見込みは薄く、現在の動きもコナミの別作品にゴエモンかエビス丸がゲスト出演するかBGMを採用されるのみに留まりKONAMIの公式サイトもバーチャルコンソールや音楽CDの紹介を除き消滅しており、2024年現在においてもめぼしい活躍は大乱闘スマッシュブラザーズMiiファイターのコスチュームだったり『実況パワフルプロ野球』(パワプロアプリ)の選手の1人としてゴエモンが、麻雀格闘倶楽部Spのコラボでゴエモンとメイン数名が登場する程度である。

しかし、それでも「がんばれゴエモン」のシリーズを愛するファンは現在も多く、新作の開発を望む声も多い。後に解散した開発チームが設立したゲーム会社がこの「がんばれゴエモン」の流れを汲んだゲーム作品のリリースが決定した。


シリーズ一覧編集

詳細は外部リンク先を参照のこと。


元祖編集

  • Mr.五右衛門

正伝シリーズ編集


外伝シリーズ編集


派生作品編集


映像作品編集


登場人物編集

1.シリーズを網羅すると登場人物が非常に多くなるため、当記事上での記載対象は登場作品が5つ以上のキャラクターに限る。

2.詳細を記した記事が存在するキャラクターについては、各リンク先を参照のこと。


メインキャラクター編集


サブキャラクター編集

はぐれ町の茶店で働く看板娘。かわいらしい容姿と気さくで明るい人柄からはぐれ町のアイドルと呼ばれて親しまれている。ゴエモンの想い人であり、『マッギネス』以降、シリーズのヒロインとして度々敵にさらわれる。シリーズで初めてさらわれたのは『きえた黄金キセル』。


サスケやゴエモンインパクトを筆頭に、驚異的な科学力で様々なからくりメカを生み出す天才科学者。アニメ版での本名は「百地物知介」(ももち ものしりのすけ)。


ゴエモンたちの知恵袋として活躍する一方、根っからのスケベじじいで、発明品の大半は無類のギャル好きから来る不純な動機によって作り出されており、それによって無用な騒動を引き起こすトラブルメーカーでもある。


はぐれ町に総本山を構える「ほろほろ寺」のつるりん和尚は実兄であり、兄弟揃って並外れた長命を誇る(物知りじいさんの年齢が98歳であるため)。


  • クロベエ

コバンネコを頭領とし、四国を拠点に活動を展開する隠密組織「忍者猫」に所属する化け猫。表向きはゆき姫のペットを隠れ蓑として身辺警護を務め、必要とあれば変化の術で女幽霊に姿を変えて城外行動にも当たる。


  • 殿様

大江戸城の殿様。ゴエモンが関わる事件の大半で城ぐるみの災難に見舞われるが、事が過ぎてしまえばあまり気にしない大らかな性格の持ち主。


  • ゆき姫

殿様の愛娘。数々の騒動にまつわる災難を殿様と共に経験している。


「がんばれゴエモン外伝2〜天下の財宝〜」。プレイヤーキャラクター。


敵キャラクター編集

京都の山奥を縄張りに窃盗行為を働いていた盗賊。本名は「つづら助六」だが、『ゆき姫救出絵巻』にてゴエモンに敗北を喫して以来、ゴエモンを倒すことに血道をあげる復讐の鬼と化した。マッギネスの部下マーブル5人衆の手によってサイボーグとなっており、再登場する度に体の強化を施して立ちはだかる。


シリーズによって敵と味方それぞれの立場で登場し、素性から目的に至るまで謎の多い中年男性。三角頭巾足袋、越中一丁という出で立ちで「プラズマぁー!!」と叫びながら登場する。


魅惑のマーメイド」の名を冠する半魚人型巨大からくりメカ。


映像作品について編集

ゲーム作品以外にアニメも製作されており、OVAとTVアニメーションの2種類が製作された。


TVアニメ編集

トランス・アーツの手によってテレビアニメ化されたことがある。

詳細はアニメがんばれゴエモンを参照。


OVA作品編集

『ゆき姫救出絵巻』の購入者に抽選で配布されたOVA作品で、シリーズ初のアニメ化作品である(テレビアニメ版放映以前の作品)また、『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』発売時にも抽選配布された。


その内容は大まかに説明すれば、突如現れた次元城の主の怪物に花嫁としてさらわれたおみつをゴエモンとエビス丸が救出に向かうというもの。


……なのだが、途中からいきなり宇宙規模の戦争に巻き込まれたり吸血鬼にさらわれた姫を助けに行ったり球状の戦闘機に乗ってハイスコアを出す羽目になったりと、他のコナミゲームのパロディが満載された色々とカオスな内容となっている。


  • 地球救出大作戦

子供向けの教育映画として制作され各地の公民館で公開された。内容はテレビアニメ版のパラレル的な内容になっているが、両作品との明確な繋がりは不明。またレギュラー陣の声優がエビス丸以外異なり、後に『ネオ桃山幕府』以降のゲーム作品で一貫してヤエ役を担当している笠原留美氏が登板したのはこの作品からである。

登場キャラはモブを除けばアニメ版と全く同じメンバーである。(違いがあるとしたらセップク丸がパーカーを脱いでいたり辻斬り四人組が薄情な性格ではない所である)せめてゆき姫くらいは出してやれよ・・・。



声優はいずれも後のメンバーと異なる。どの作品も現在、DVD化などは一切なされておらず、動画サイトなどでしか視聴することはできない。


関連イラスト編集

ゴエモンはしばらくおやすみ。GO!ゴエモン一派暴れん坊カルテットゴエモン!


関連タグ編集

コナミ ゴエモン エビス丸 コミックボンボン 帯ひろ志

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