概要
丹下桜(アニメ版、綾繁一家の黒い影)
仲西環(大江戸大回転)
ゴエモンの住む「はぐれ町」のアイドルであり、シリーズの実質的なヒロイン。茶屋のウェイトレスとして働いている。『からくり道中』でボーナスキャラクターの町娘おみつとして初登場し、『きえた黄金キセル』からゴエモンと同じ長屋に住んでいるという設定が付与されて現在に至る。両親は健在で、父親は何度か出ているが母親は『消えた黄金キセル』のみ登場している。
ヒロインという立場にあるため、何かと敵にさらわれることが多い一方で、九州まで徒歩で団子の出前に向かったり、『もののけ道中』にて最終ボスを一蹴したりするなど、ヒロインらしからぬ非常識な行動を平然と取ることも多い(そのため、『おみつ最強説』が囁やかされてたり)。また、ヤエ同様に酒乱の気がある。色男に弱い。
何気に声優がよく代わるヒロイン。
帯ひろ志版では当初はヒロインとして登場。気が強くワガママなじゃじゃ馬で、金遣いが荒くイケメンとギャンブルが好きだが、ゴエモンに惚れた弱みからか強く言われると逆らえない。ワガママぶりを反省することもあるなど素直な部分もあるキャラクターだった。
ヤエちゃんが登場してからは差別化のためか俺様に振り切ったキャラクターとなり、ギャンブル(競馬)で一発当てて大金をゲットし、ゴエモンとエビス丸を従わせて尻に敷くという姉御肌な面を見せた。
『ゆき姫救出絵巻』の頃はゴエモンたちの旅に同行していたため毎回出番があり、戦闘要員ではないためヒロインとして敵にさらわれるということも何度かあった。後にこのポジションはヤエちゃんにとって代わられることに。
独自要素として髪を解くと黒髪ロングの美女になる。
この頃は、ゴエモンがおみつとヤエちゃんの間でデレデレしており、嫉妬に駆られたおみつがゴエモンに襲い掛かることもあった。
しかし立場が逆転し、おみつの方が段々と下品なギャグキャラになって行った他、自分の美しさに酔ったり、獅子重禄兵衛に見初められてときめいたりなどゴエモン以外の男に惚れる描写もあった(ただし重禄兵衛に関しては原作でも惚れている)。しかしゴエモンへの好意は一貫しており最終的には獅子重禄兵衛に反旗を翻している。
オリジナルストーリー『地獄編』2巻では長刀を振り回して地獄から侵略して来た悪魔軍を次々と倒し、『からくり卍固め』3巻ではゴエモンを殺されたと思った怒りと悲しみから獅子重禄兵衛をボコボコにしてしまった。
この尋常ではない強さは原作にもしっかりと逆輸入され、ネオ桃山幕府では江戸から九州まで団子を片手に無傷で配達していた(ゴエモン曰く自分たちよりタフなのかもしれない)。
好きな男性のタイプは「背が高くて高学歴高収入で最高にハンサム」とのこと(つまりゴエモンとは逆のタイプ)。ちなみにヤエちゃんの好きな男性のタイプは「収入はほどほどでも、ちゃんと夢を持って生きている人」。これを聞いたおみつは、自分が引き立て役になってることを焦るくらいには引き立て役になっていた。
はっきり言ってヤエちゃん以上に原作とは掛け離れた性格のキャラクターである。