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ゴエモンインパクト

ごえもんいんぱくと

ゴエモンインパクトとは、『がんばれゴエモン』シリーズに登場するキャラクター(巨大ロボ)である。 こっち見んな
目次 [非表示]

CV:松本保典

概要

物知りじいさんが開発した最新型スーパーウルトラゴージャスベリーごっついからくりメカ。

呼ぶための専用の法螺貝が有り、それを吹くとものの数秒で駆けつける。


ゴエモン達より遥かに巨大なスーパーロボットであり、数珠状の腕から放たれるパンチや鼻から放たれる小判弾はおろか、移動しているだけでも大型建造物を容易に破壊してしまう。また、技術レベルの異なる未来人、宇宙人相手でも十分に戦えるうえに、身体がバラバラになっても油(燃料)が残っていれば即座に復活する等、常軌を逸したオーバーテクノロジーとも言える。


デザインの元ネタはFC『からくり道中』のTVCMに出てきたゴエモンの着ぐるみで、ローラースケートで走るのもインパクトと同じである。


作品毎の変遷

奇天烈将軍マッギネス』に登場した「ゴエモン・いんぱくと」は、大味な造りゆえに非常に燃費が悪く、その上で最終決戦においてマッギネスに奪われた末、暴走して大破してしまった。

大破後に、頭部だけは、江戸から伊賀にまで繋がった転送装置として再利用されているが、伊賀の方の転移装置であるたぬきくんは、シスター・ビスマルのからくりメカによって破壊されてしまっている。


その後に様々な問題点を解消して新造された「ゴエモンインパクト・ターボ」は、タイムワープ装置を搭載した画期的な機体だったが、高速移動装置「たーぼ・すいっち」が故障していたため、「ターボ」にもかかわらず徒歩でしか移動できない事態に陥った(そのぶん、歩くだけでは燃料を消費せず、重厚感溢れる動作で敵を蹂躙していく)。

後にその故障は改善されており、『きらきら道中』の時には普通に走れるようになっている。


第3作目『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』の未来で復活した「伝説の巨神」の正体はなんと未来世界に眠っていたゴエモンインパクトだった事が判明する。

しかもその未来のインパクトは最終的には過去の自身に破壊されるという事態になっているが、過去に物知り爺さんによってレプリカが造られていたという事実からも、未来にて「伝説の巨神」として登場したインパクトもまた未来の物知り爺さんの遺作となるレプリカであった可能性が高い。


第4作目『きらきら道中』では、からくりメカの振りをしていた地球外種族「インパクト星人」 であるという事実が唐突に明らかとなり、明確な自我をもった存在として描かれた。

インパクトの初登場である『奇天烈将軍マッギネス』では物知りじいさんが「わしが作った」と発言しているため、矛盾が生じてしまった。ネオ桃山幕府以降はからくりメカに戻っていたり、そうかと思えば、現在も自我を持ち、ダンサーとして活躍するなど完全に設定が消えたわけではないらしいが制作者曰く「その辺りは昔から行き当たりばったりだった」らしい……


元々地球に来れるくらいの性能を持っているからなのか、『ネオ桃山幕府のおどり』では地水宙汎用で重力の変化にも素早く対応するという高性能っぷりをさりげなくだが見せ付けてくれた。

作品が進むにつれ、物知りじいさんによって変形や合体といった新機能も追加される形でパワーアップしており、『でろでろ道中』では飛行形態への変形機構、『もののけ双六』では3機の戦闘メカに分離・合体機構が組み込まれている。

『宇宙海賊アコギング』では背中に飛行ユニット「サスケユニット」を装着した『ゴエモンインパクト・ゴージャス』に改造されており、続編の『ネオ桃山幕府のおどり』では、サスケユニット無しでも大気圏離脱が可能とパワーアップしている。

また、おみつをモデルにしたミス・インパクトを始め、エビス丸、サスケ、ヤエそれぞれの専用インパクトといった兄弟機も開発され、エビス丸達のインパクトはゴエモンインパクトと合体する事で、強化形態「ゴージャス・インパクト」になる。


搭乗方法、戦闘の流れ

インパクト内部への入り方は、作品によって様々である。

初出の『マッギネス』ではインパクトの手で口に放り込まれる形で搭乗する。漫画版では脚からも搭乗している。

次作『からくり卍固め』では頭部が開いてそこから入るようになったが、イベントで口から入るシーンもあるため口の搭乗口も残っている模様。

『きらきら道中』『ネオ桃山幕府』ではバキュームで吸い込まれる、光のエレベーターが出るなど接近方法に違いはあるがどちらも搭乗は口から。

『でろでろ道中』はインパクトが変形状態で来るため胸のあたりから搭乗している。


いずれの搭乗方法でも内部に入ったあとはそのまま座席シートに落下し、座席がスライド、上昇して顔のコクピットまで到達するというパターンはおおむね共通。落下時にエビス丸が座りそこねて逆さまのまま運ばれていくのが定番のネタになっている。


登場ステージは強制スクロール式の前哨戦と主観視点STG型のボス戦という二段階の形になる事が多く、前哨戦で敵機や建造物などを破壊すると油(HPに相当)や各武装の残弾数が増加し、後のボス戦が有利になる。ただ、『きらきら道中』のように直接戦闘を行わずミニゲームで対決したり、『でろでろ道中』のように前哨戦無しでボス戦を行うなど例外もある。


しかし『東海道中大江戸天狗り返しの巻』では、とうとう乗らなくなってしまった。

代わりにリモコンでの遠隔操作になっている。

設定の矛盾と補完

コミックボンボンの連載では後付設定によって生じた前作との矛盾が丁寧に補完されており、惑星インパクトで製造されたからくりロボットと言う設定になっている。(地球外で作られたので「宇宙人」と言えなくもない)

元来は惑星インパクトの戦争兵器だったが、終戦後に「戦争の痛みを忘れないように」と一体だけ破棄されずに残されたのが現在のインパクトである。

そして人工知能を搭載され「地球という星に興味を持ち旅立った」ということで地球へと旅立つ事になるが、着地時のショックで記憶が混乱し、「子供のころの修学旅行で置いてけぼりを喰らってしまった」と思い込むようになった。

そして海岸で埋まっていたところを物知りじいさんが発見・修理し、自分が造ったことにした…という経緯になっている。


この設定と照らし合わせて解釈するならば『からくり卍固め』『きらきら道中』におけるインパクトがオリジナルとなる0号機であり、『マッギネス』で登場した1号機はオリジナルをベースに物知りじいさんが作ったレプリカという事になる。

また、この漫画版での設定を反映してか、『ネオ桃山幕府』と『でろでろ道中』の説明書のキャラ解説では「いろんな意味で悲しい過去を背負ったからくりメカ」と紹介されている。


主な武器

パンチ

数珠状の両腕から放たれるパンチ。

左パンチは出が速いジャブで、敵の飛び道具迎撃に向く。牽制にも使用できるが威力不足で敵の体当たり攻撃などは阻止しきれない。

一方、右パンチは隙が大きいが高威力のストレートで、敵を吹き飛ばしたりダウンさせることが可能。体当たりのような強力な攻撃も跳ね返せる。作品によっては時間経過で上昇するパンチゲージが存在しており、最大まで溜まると右パンチがパワーアップしたり、百烈パンチなどの必殺技使用が解禁される。

その為、普段は出の早い左パンチ主体で戦い、敵の攻撃に対するカウンターで右パンチや必殺技を叩き込むのが基本となる。


鼻から小判

文字通り鼻孔から小判を発射する飛び道具。

作品によって小判ビームだったり小判ミサイルだったりするが、とにかく小判を飛ばして攻撃する。

一発の威力は低いが連射性は高いので、離れている相手への牽制手段や飛び道具に対する対空機銃として役立つ。

残弾は敵の飛び道具をパンチで破壊すれば補充されるのでうまくやれば弾切れの心配はほぼ不要。

ただし敵の特定の攻撃は小判を跳ね返してきたりするので過信は禁物。

作品によってはボタン長押しで小判ゲージを溜め、高威力のチャージショットを発射する事も可能。


百烈パンチ

ゴエモンインパクトを代表する必殺技。

その名の通り、超高速のパンチラッシュを敵に浴びせる

アニメ版などの一部作品では、片手でこの技を使用する事もある。

作品によっては、ヒット中にコマンド入力をするとトドメの一撃として「百烈天空キック」で敵を蹴り飛ばす。

ちなみに、ミス・インパクトが使用した場合は「百烈ビンタ」という名称になる。


激烈アッパー

パンチゲージ満タン時に使用可能な必殺技。

右腕で強烈なアッパーを繰り出して敵を殴り飛ばす。威力は百烈パンチと同等。

イベントシーンでは悪だくみを話し合う獅子重禄兵衛ビスマルをビスマルポッドごと吹っ飛ばすシーンもある。


ぼよよんキック

右脚で敵を蹴り上げる必殺技。

当たるとぼよよんと鳴るのが名前の由来。


キセル

ゴエモンが使うものと同様、格闘戦用に長い柄を持つ巨大キセル。

主に前哨戦で使用され、棍棒のように振り回して建造物や敵の小型兵器を粉砕する。

ボス戦ではパンチ攻撃が主体となるが、後述の武器を使用する事も可能。


キセルバリア

キセルで前方を薙ぎ払ってスクリーン状のバリアを展開する。

ミサイル等の飛び道具はもちろん、左パンチでは阻止できない体当たり攻撃も防ぐ事が可能。


キセルボム

超必殺技に相当する武器。

武器のキセルの火皿から敵を爆心地へ引き寄せる強力な爆弾を射出し、確実に大ダメージを与える。威力はもちろん、一度発動したら相手がどこに居てどんな攻撃をしてようと強制キャンセルしてダメージを与えてくれるのが強み。使用可能弾数は強制スクロールステージで特定の敵撃破数に応じて増加する。

『マッギネス』本編にてマッギネスに乗っ取られた際には爆発の爆風で自キャラを宙に巻き上げるという効果になっている。この攻撃はマーブル5人衆の投げてくる爆弾を跳ね返して口に当てることで、ダメージを与えつつキャンセルできる。


アニメ版にも登場したが、こちらはキセル型の爆弾を直接投げつけるというものに変更されており、ゲーム版ほどの威力や攻撃範囲は無い。


チェーンキセル

ゴエモンが使うものと同様、キセルの先端を射出する武器。

敵に引っ掛けると専用ゲージが現れ、満タンにすると鎖で敵を引き寄せることが出来る。


んが砲

こちらも超必殺技に相当する武器。

敵を攻撃すると溜まっていく「んがゲージ」が満タンになると使える技で、口から高出力のレーザービームを放つ。

作品によっては、特殊な条件を満たすと強化版の「メガんが砲」が使える。


レーザー

「んが砲」という名前が出る前の作品にあった技。

小判ゲージが満タン状態のままコマンド入力して発射する。

(このコマンド、ボタンを押すか離すかの違いだけで、んが砲のコマンドとほぼ同一である)


スーパーボムラッシュ

油(HP)が一定以下でキセルボムを一発以上持っている状態のみ使用可能な隠し技。

とあるコマンドを入力するとキセルから大量のキセルボムを発射して敵に大ダメージを与える。

使用可能作品は『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』のみ。


インパクトバズーカ

アニメ版にのみ登場した必殺技。

武器のキセルをバズーカ砲に変形させ、強力な砲撃を浴びせる。

状況によって連射もできる。


インパクトローラープレス

アニメ版にのみ登場した必殺技。

倒れている相手を足のローラースケートで踏み潰すというエグイ技。

その威力は『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』でインパクトが通過した後の「ごーすとたうん」を見れば一目瞭然である。


ゴエモン新世代襲名

「ご組」に伝わる伝説の巨大ロボットとして登場。

ご組の天才メカニックであるエビスが大幅な改良を施した事で、原形を殆ど留めないまでに外見が変わっているが、基本的な攻撃方法や技に大幅な変化は無い。

また、飛行形態の変形機能も持ち、『でろでろ道中』の時よりも、変形プロセスはしっかりとしている。


アニメ版

ゲーム原作とは設定が若干異なる。


普段は片手に収まる程の小型サイズになってゴエモンの懐に収められているが、戦闘になると懐から投げ飛ばされ、法螺貝を吹く事で巨大化する。

しかし、戦闘による疲弊やおみつ特製のおはぎを食べていない状態で法螺貝を吹くとパワー不足によっておかしな音になり、インパクトを巨大化させられなくなるという設定が追加されている。

ストーリー終盤でドクタームダナシ達との戦いで大破してしまうが物知りじいさんに修復及び強化してもらった事で「スーパーインパクト」となった。


口調は原作準拠の敬語口調で、一人称は「僕」。攻撃時やダメージを受けると歯を食いしばるなど、原作よりも表情が豊かになっている。


漫画版

『からくり卍固め』からインパクトの表情が変化するなどロボットというよりは生物のように描かれているが、これはゴエモンの心理状態を反映したものでインパクトの感情が現れているわけではない。

『きらきら道中』からゴエモンたちと絆を深め、かけがえのない友達となった。オリジナルストーリーとして有名ダンサーとなったインパクトにゴエモンとエビス丸が会いに行くというのがある。すっかり有名人になったインパクトの周りは大勢のファンが集まっており、ゴエモンとエビス丸が声を掛けても無視してしまった。このことにゴエモンたちは怒ったが、大勢の前で二人に声を掛けたら迷惑がかかるだろうと考えてのことだった。その証左として、アフロヘアーを元の髪型に戻し、二人を頭部に入れて大江戸まで送って行っている。曰く「こんな髪型より友達の方が大事」。

最終話では春風弾神たちが操る『愛と勇気のフェアリー ド・エトワール』の前に一方的に打ちのめされ敗北寸前まで追い詰められる。しかし日本にいるゴエモンの仲間たちの声援が届いたことで奮い立たされ、友情パワーを込めたパンチによってド・エトワールを撃破。見事逆転勝利を果たした。


主題歌

『ネオ桃山幕府』から主題歌「おれはインパクト」が登場した。歌手は水木一郎


『でろでろ道中』では歌詞がアレンジされた「ダブル・インパクト」になっている。


余談だが漫画版『マッギネス編』1巻にて「Gインパクトの歌」なるものが既に登場していた。作曲はコナミ、作詞は帯ひろ志。


関連イラスト

ゴエモンインパクト[pixivimage:6593414‬‬‬]


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ゴエモンコンパクト同社作品繋がり兼パロディ

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