主に格闘ゲームで特定条件を満たした場合にのみ使用可能な、高威力・高性能な技を指すことが多い。
概要
略称は『超必』など。SNK社が1992年9月にリリースした龍虎の拳で実装されたのが最初といわれている。その後、同社の同年12月リリースの餓狼伝説2でも登場し、以後は類似のものが他社のゲームにも見られるほどの人気システムとして広まっていった。
発動可能となるのは多くの場合、体力が一定量以下になったときか、専用ゲージが一定量以上溜まったとき。近年は後者の作品が多い。両方の条件を満たさないといけない場合や、別の条件を満たさないといけない場合もある。また、多くの場合、普通の必殺技よりもコマンドが複雑。
性能的には単純に高性能な攻撃技(威力が高い、連続ヒット数が多い、発生時間が短い、通常技・必殺技をキャンセルして使用可能、無敵時間が発生する等)であることが多いが、一定時間コンボ性能を強化する、特殊な防御手段が使用可能になる、敗北寸前に自動的に発動して体力を回復する、ひたすら挑発を続けるなどの変わり種もある。
最近では、超必殺技より更に使用条件が厳しく、超必殺技以上に高威力な技も実装されている。こうした上位の超必殺技は発動時にカットインやアニメーションが表示されるなど演出面においても力が入っているほか、作品によっては命中した時点で勝利が確定するものもある。
それ以前にも
漫画ゲームセンターあらしでも、超必殺技という言葉が出てくる。
こちらは単に必殺技より上位というだけで、特に発動条件の指定などはない。
グレートタイフーン(弟が生まれた!)や、炎のリング撃ち(秋だ!ゲームだ!合宿だ!!)
必殺技カルテット(ゲーム超獣サラマンダー)等。
*()内は『超必殺技』という言葉が登場した話のタイトル。
ゲームでも『アンダーカバーコップス』が『龍虎』よりも二ヶ月ほど先にこの名前を使っているが、実質的にはボンバー(メガクラッシュ)である。
名前
カプコン系(主にストリートファイターシリーズ)では94年4月のスーパーストリートファイターIIXから採用。こちらではスーパーコンボやウルトラコンボ、スーパーアーツなどの名称で呼ばれる。
その他、作品によって独自の名前(例:BASARA技(戦国BASARA)、アークドライブ(メルティブラッド)がある場合もあるが、ユーザーの間では慣例的に超必殺技(超必)と呼ばれることも多い。
その他の名称は後掲の一覧表を参照。
その他
RPGなどにもこう呼ばれる技を持つ作品はたまにある。(テイルズシリーズ・一部のFFシリーズなど)
こちらもHP一定以下や専用ゲージ一定量以上を求められる場合が多い。
中には、格闘ゲームよろしく複雑なコマンドを要求されることも。
単に凄い必殺技のことをこう呼ぶ場合もある。
超必殺技・呼称一覧
SNK関連格闘ゲー | 超必殺技・潜在能力・武器飛ばし必殺技・秘奥義 |
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ギルティギアシリーズ | 覚醒必殺技 |
ジャンプスーパースターズ | キャラごとの友・努・勝(特定以外) |
新・三国戦紀・七星転生 | 武将技 |
ストリートファイターシリーズ | スーパーコンボ・スーパーアーツ・ウルトラコンボ・クリティカルアーツ |
スマブラシリーズ | 最後の切りふだ |
戦国BASARA | BASARA技 |
テイルズシリーズ | 秘奥義 |
鉄拳7 | レイジアーツ |
デッドオアアライブシリーズ | パワーブロー(DOA5)、ブレイクブロー(DOA6) |
闘神伝シリーズ | 秘伝必殺技・闘神奥義・究極宝技 |
東方Project(黄昏フロンティア作品) | スペルカード・ラストワード・怪ラストワード |
ブレイブルーシリーズ | ディストーションドライブ |
プリンセスコネクト | ユニオンバースト |
文豪とアルケミスト | 筆殺奥義 |
ポッ拳 | バーストアタック |
メルティブラッドシリーズ | アークドライブ/ラストアーク |
モータルコンバットシリーズ | X-ray move(MK9、MKX)、FATAL BLOW(MK11) |
テンプレ
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追加の際は上の表をコピペしてお使いください。
関連タグ
龍虎乱舞:黎明期の超必殺技であり、いわゆる乱舞技の原点。
FATALITY:モータルコンバットシリーズにおけるトドメ専用技。間違いなく大技だが勝利が確定した後にしか使えないので超必殺技扱いするかどうかは意見が分かれる。
テーレッテー:格ゲー版『北斗の拳』における一撃必殺技の通称。
甲虫王者ムシキング:ムシごとに定められた技をカスタマイズすると超必殺技となり威力が増すが、出し方は必殺技と全く変わらない。ムシによってはその上に究極必殺技がある。