概要
メガクラッシュとは、ゲーム作品における緊急回避攻撃の通称。
「メガクラ」と略されることもある。
大本となっているのは1985年に発売されたカプコンのシューティングゲーム『エグゼドエグゼス』の「クラッシュ」で、敵機に効果はないが画面内の敵弾を消滅させる回避行動だった。
後に同社が1987年に発売した『1943 ミッドウェイ海戦』にて「クラッシュ」に敵機攻撃能力を追加した「メガクラッシュ」が実装され、これが発祥とされる。
他社製品ではコナミが1989年に発売した『グラディウスIII』にて「メガクラッシュ」という名称の回避攻撃を取り入れている。
この手の回避攻撃は「ボム」「ボンバー」という通称で定着していく。
同年にアーケードで稼働したカプコンのベルトスクロールアクション『ファイナルファイト』の必殺技を指してメガクラッシュと呼ばれるようになるが、公式の表記はあくまで「必殺技」であり、いつごろからメガクラッシュと呼ばれるようになったかは不明。
カプコン製のベルトスクロールアクションで公式に「メガクラッシュ」の表記が用いられたのは1992年に稼働した『ナイツ オブ ザ ラウンド』が初で、1991年の『キャプテンコマンドー』の時点ではまだ「必殺技」表記であった。
いつのまにかベルトスクロールアクションに必須の回避攻撃の通称として「メガクラッシュ」が定着していくことになる。