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エグゼドエグゼス

えぐぜどえぐぜす

エグゼドエグゼスはカプコンが販売したアーケード縦シューティングゲーム。ファミコンにも移植された。
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概要編集

エグゼドエグゼス(EXED EXES)は1985年に発売された、カプコンの製作ゲーム第5弾となる業務用シューティングゲーム

北米ではmemetronがライセンスを取得し『Savage Bees』のタイトルで販売した。

プレイヤーは「カーネル号」を操り(2P側は「サージェント号」)、敵の超浮遊要塞「エグゼドエグゼス」を破壊するのが目的。


8方向レバー、通常攻撃ボタンとクラッシュボタンを用いる。2人同時プレイが可能。レバーにより通常攻撃の射程が異なり、上に入力していれば伸び、下に入力していれば縮まる。

「POW」と書かれた丸いアイテムを取ると自機が変形し射程が伸びるが、それの表裏逆のアイテム「WOP」を取ると10,000pts獲得と引き換えに初期状態へ戻される。


「クラッシュ」とは昨今のシューティングで言うボンバーに相当する緊急回避で、使用すれば画面内の敵弾が瞬時に一掃されるが、敵機に対する効果は無い。

自機エクステンド時に画面中央を横切る星形のアイテム(佐吉)を取る事で補充可能。

後に発売された『1943 ミッドウェイ海戦』にて敵機への攻撃能力を追加した「メガクラッシュ」が実装され、紆余曲折を経てベルトスクロールアクションの基本システムとして確立された。


エンディングはエグゼドエグゼスを倒したときではなく、1,000万点に到達した際で、唐突に「10000000PTS おめでとう」というメッセージが出て強制的にゲーム終了となる。


自機はメカでありながら、出てくる得点アイテムはほぼ全てが瑞々しい果物であったり、ネームエントリー時にひらがなを入力可能であったりと、硬派な内容でありつつもどこかコミカルで柔らかい空気を湛えた作品である。

ファミコン版編集

同年、マイクロニクスの開発、徳間書店の発売によりファミリーコンピュータに移植された。

ファミコンと業務用基板の性能差から完全移植という訳にはいかないのは当然ながら、物議を醸す出来栄えとなっていた。


まず、エグゼドエグゼスの量産型ともいうべき「エグゼス型浮遊要塞」は登場するが、タイトルにもなっている肝心のエグゼドエグゼスは出てこない・・・というよりエグゼス型浮遊要塞がエグゼドエグゼスということにされてしまっている。とはいえ巨大なキャラを出せないファミコンの性能上これは致し方ないことと言える。


問題なのは処理落ちに伴う敵キャラのちらつきであり、これにより敵キャラが突然見えなくなるという物売るっていうレベルじゃないシロモノであった。また当時、徳間書店は自社発行の『ファミリーコンピュータMagazine』において「EXES軍は画面にいっぱい現れるとフラッシュ攻撃をしてきて見えにくくなるぞ」と、さもそれが仕様であるかのように書く始末であった。

ただし業務用に比べてエクステンドしやすく、相対的なゲーム難易度は低めになっている。

ちなみに1,000万点に到達してもエンディングは存在しない。

移植編集

上記のファミコン版以外に、プレイステーションセガサターンで発売された『カプコンジェネレーション第3集』や、プレイステーション2で発売された『カプコン クラシックス コレクション』などに移植されている。もちろんアーケード版である。

プレイ動画編集

アーケード版

ファミコン版

関連タグ編集

カプコン レトロゲーム シューティングゲーム アーケードゲーム

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