概要
ジャンルはベルトアクション。
ゲームの完成度は高く、アジア圏で好評を博し、後に日本や海外にも発売されることになる。
使用システムボードはPGM(Poly Game Master)。一時期は日本語版ブラウザゲームと家庭用の展開もあったが、現在は中国語圏のスマホゲーム版を運営するのみ…だったが、スイッチ用のコレクションゲームIGS Classic Arcade Collectionにて1と2のマイナーチェンジ版が収録された(ただし日本語未対応なので奇妙な翻訳などが見られない)。
「三国戦記」「三國戰紀」「三国战纪」等の表記ゆれがあるが、ここで扱うことにする。
登場キャラクター
2シリーズまでのデフォルトキャラクターは蜀の五虎将全員で、一部の他国ボスは隠しキャラクターとして使用可能。
基本には蜀側がメインだが、別ゲーではPCだった魏延は無印版援軍令キャラにして中ボス、劉備は七星転生で敵として初登場(後の3でプレイヤー化)。
プレイヤーキャラ
関羽(1 SH 2 七 3 4) | 張飛(1 SH 2 七 3 4) | 趙雲(1 SH 2 七 3 4) |
---|---|---|
黄忠(1 SH 2) | 馬超(1 SH 2 3 4) | 諸葛亮(1 SH 2 七 3 4) |
貂蝉(1 SH 2 七 3 4) | 龐統(2) | 孫権(2) |
張遼(1 SH) | 陸遜(SH) | 許褚(SH 4) |
呂雙雙(七) | 呂布(七 3) | 周瑜(3) |
黄芸(3 4) | 劉備(3) | [[]] |
シリーズ紹介
- 三国戦紀・1999年
第1作目。
後に隠しキャラが最初から使える(三国戦紀PLUS) が発売される。
蜀軍の魏延はなんと7面の道中ボスキャラとして登場し、
戦闘開始前の謀叛した理由での会話はZガンダムのレコア・ロンドを髣髴とさせる。
なお、魏延は現時点ではこの作品にしか登場していない。
ラスボスは曹操。
- 三国戦紀PLUS・1999年
SHのプロトタイプに当たるバージョン。中国語圏サブタイトルは正宗PLUS。HPゲージは緑色で、魔法張飛と白黄忠いるが陸遜と許緒は未プレイアブルのまま、コンボシステムとOPも無印のまま。
実機の認知度はSHより低いが、前述のIGS Classic Arcade Collectionで収録されている。
- 三国戦紀SH・1999年
1作目の改訂版。SHの部分は「スーパーヒーローズ」と読む
(ちなみに中国版タイトルは「三国戦紀風雲再起」)
「コンボを繋いでいき加算スコアが増加」と言うシステムが追加された。
前作とは違い、単発ではスコアが加算されないことに注意(4ヒットから加算される。(一部キャラ))
ステージの攻略はもとよりキャラごとの稼ぎコンボを覚えるのも重要なゲームである。
また、ステージボスを条件を満たして倒すと仲間にできる援軍令システムも採用。面構成も違うようだ。
- 乱世梟雄・不明(少なくとも3の前)
著作権表示無しの非正規モノっぽい中国大陸メインのバージョン、一応は中国大陸側会社開発したのライセンス品とIGSから解答されている(明らかに別会社キャラが登場したガチな海賊版もいるが)。
2+以降のモードセレクト、全員分の裏キャラ、新しい援軍令ボス、2仕様曹操など様々な新要素がある。制作の経緯もあっで、SHと2+のように公式移植できるかどうかは怪しい。
- 三国戦紀2・2000年
2作目、グラフィックのクオリティが上がった。
このゲームで重要なのは「イベント」である。
(2面開幕のボタン連打での火付けや3面の農民救出など)
イベントを5面終了までに6つ以上成功させていなければ6面にいけず簡易エンディングになってしまう。6面以降は対呉戦だが、キョチョは6面以降で登場
5面ボスは曹操(外見は1シリーズと異なる)、真ラスボスは孫権。孫権は隠しキャラクターとして使用可能。
- 三国戦紀2+武将争覇・2001年
三国戦紀2の改訂版。ゲーム開始時に4種類のゲームモードを選ぶことが出来る。
練習モード(Eモード)はちょっとした暇つぶしに、
新登場のボスチャレンジ(Cモード)は戦紀2をまだやっていない人やコンボ練習にお勧め。
例によって面構成が変化され、エンディング分岐要素も無くなり、Eモードじゃないなら個別エンディングを見られる。
ラスボスは曹操&孫権だが、条件を満たすとある武将の強化版が相手となる。
- 新、三国戦紀、七星転生・2003年
PGM版にあったアイテム使用システムがなく、コマンドもボタンを押す順番で出すと言うシンプルなゲームになっている。
連続技の特定の位置でタイミングよくボタンを押すことで各キャラ固有の必殺技が出せる「七星連珠」、さらに2人プレイ時では合体技として全体に大ダメージを与える召喚獣を呼ぶこともできる。
グラフィック面ではキャラクターは前作の2のデザイン同様の2Dで描かれているが、ステージ背景は3Dで描かれているのが特徴的。
サブタイトル通り、物語と世界観は別物で、三国君主はまさかの全員敵役化。この作品の曹操、孫権と呂布はイメチェンされた。
通常のラスボスは呂布だが、ある条件を満たす(または隠しキャラ版の呂布を使う)と黒幕と戦える。黒幕戦では超必殺技、七星転生、召喚獣システムを使用できない。
- 三国戦紀2 乱世英雄・2008年
三国戦紀2+をさらにバージョンアップさせたもの。システムボードはPGM2。
(三国戦紀2 横掃千軍)というタイトル名もある。
日本ではロケテスト段階まではいったようではあるが残念なことに日本では発売されなかったようだ。
- 三国戦紀3・2011年
8年ぶりの新作。専用カードを使うことにより、キャラのステータスなどを保存できるようになった。
ボスチャレンジモードではボス選択がダライアスのステージ選択のような形式になり、ボス戦ごとに異なるハンディキャップを背負って倒さなければいけない。
劉備と呂布が使用可能(専用カード必要)になった他、董卓などこれまで登場しなかった敵役もボスとして参戦。援軍令はボス操作ではなく援護攻撃程度に弱体化。
2012年にはバージョンアップ版の『三国戦紀3・高清』が発売。
まだ、バージョンが中国語のみしか出てないのが残念。
- 三国戦紀 KNIGHTS OF VALOUR・2015年
PS4専用の基本無料ゲームとして配信。当初は日本語ボイスも用意されたが、結局日本版はアナウンス無しで後述の日本語版「三国戦紀WEB」と同じ運命にたどり着き、中国語版は2015年末で中国側の会社から運営された(日本語ボイスと字幕も無し)。製品版初期キャラは関羽のみ、他のキャラはアンロックする必要がある。
本作で初参戦となるプレイヤーキャラはイメチェンされた夏侯惇、女体化された左慈、小喬、孫堅、孫尚香、王異、黄蓋。
残念なことに2019年6月17日にサービスが終了することとなってしまった。
- 三国戦紀WEB・2015年
ジャンルはブラウザアクションRPG
日本では2015年7月にサービス開始したのだが、
残念なことに9月30日にサービスが終了することとなってしまった。
用語集
- 裏キャラクター(2+)
- 姿は同じだが性能がまったく違うキャラクターの事。
- 画面端(2、2+)
- フィールド端の事、または壁が存在するもの(敵が画面外に吹っ飛ばない)も指す。
- ジャブハメ(1)
- Aをタイミング良く押して1段目を雑魚に当て続けるテクニックの事。
- リバーサル(2、2+)
- ボスの起き上がり攻撃の事。
関連サイト
三国戦紀シリーズの攻略ページ
三国戦紀SHの攻略が詳しく載っています。
三国戦紀2+を隅から隅まで(?)攻略
SHのキャラ強さランキングあり
SHの1人プレイと協力プレイの相違を解説
七星転生の攻略ページ