概要
ドリームキャストのアーキテクチャーを流用しており(CPUやビデオチップがNAOMI/DCと同じ)、ソフトはROMカセット供給式、ネットワーク標準対応(※)が主な特徴。
日本国内での開発タイトルはメタルスラッグ6で最後となった。また、2017年3月31日に修理のサポートは終了している。
(※)同基板を用いたゲーム用ネットワークサービスである「AW-NET」専用として使われるのみで、ソフトウェアのアップデート等には非対応。
なお、同じアーキテクチャーの基板であるNAOMIと比較すると、サウンド用RAMやVRAMは同容量だがメインメモリはDCと同容量(NAOMIは32MB、DCとATOMISWAVEは16MB)とスペックは落ちている。そのためか2D表示機能も若干劣る。
ROMカートリッジを基板から外すとその時点でのゲームのバックアップデータ(稼働時間やクレジット投入数などの各種記録データ)が全て初期化されるという仕様のため、取り扱いに難儀する基板でもある。
発売タイトル
- ドルフィンブルー(2003年、サミー)
- デモリッシュフィスト(2003年、ディンプス)
- ギルティギアイスカ(2003年、アークシステムワークス)
- 新・三国戦紀 七星転生(2003年、IGS)
- THE KING OF FIGHTERS NEOWAVE(2004年、SNK)
- ネットセレクトサラリーマン金太郎(2004年、サミー)
- ザ・ランブルフィッシュ(2004年、ディンプス)
- サムライスピリッツ天下一剣客伝(2005年、SNK/悠紀エンタープライズ)
- AC北斗の拳(2005年、アークシステムワークス)
- ネットセレクト競馬ビクトリーハロン(2005年、サミー)
- ザ・ランブルフィッシュ2(2005年、ディンプス)
- ネオジオバトルコロシアム(2005年、SNK)
- THE KING OF FIGHTERS XI(2005年、SNK)
- メタルスラッグ6(2006年、SNK)
裏技
- サービススイッチが無くても?
実はアトミスウェイブはサービススイッチが無くても1P側のスタートボタン1つでテストモードを操作する事が可能(出来ないタイトルもある?)。
1Pスタートを短く押して項目選択、長押しで項目の決定(サービススイッチの機能)。