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甲虫王者ムシキング

こうちゅうおうじゃむしきんぐ

「甲虫王者ムシキング」とはセガによるトレーディングカードアーケードゲーム。またはそれをアニメ化やコミック化したもの。
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概要

『甲虫王者ムシキング』とは、セガによるトレーディングカードアーケードゲーム。通称「ムシキング」。
2001年に開発を開始、2003年にアミューズメント施設に登場した。
内容は外来種(ヘラクレスオオカブトの様に外国からやって来た種類。昆虫以外ではアライグマブラックバスなども該当)と在来種(古くからそこに生息していた種類)のカブトムシクワガタムシが戦うというものだが、単純なように見えてシナリオは非常に奥深い。
バトルはどれもこれも現実の甲虫では絶対に出来そうにないような必殺技のオンパレードであり、後のアーケードゲームを大きく変化させた。
ジャンケンをモチーフにした単純なルール小学生男子を中心にバカウケし、ゲーム化、アニメ化、劇場映画化、漫画化とあらゆるメディアミックスに成功した、アーケードゲーム界の異端児。
実は仮面ライダーカブトは本作のブームの影響を受けて誕生したという説もある。

昆虫王者ムシキングは間違い。

そして、長い時を経て新甲虫王者ムシキングとして復活することが発表された。

他作品とのコラボ

漫画ハヤテのごとく!』では、作者のコネで珍しく伏字なしで登場し、ヒロイン三千院ナギがプレイしていた。

また、アニメ涼宮ハルヒの憂鬱』で古泉一樹長門有希巨大カマドウマと対決した際には、本作のパロディとしてカナブンが登場しカマドウマのをいやすシーンがわざわざテロップ付きで流された。

ブームの弊害

ムシキングのブームを受けて、海外のカブトムシやクワガタムシが多数輸入されて、デパートなどで販売されたが、ヘラクレスオオカブトを始めとして海外の昆虫は非常に気性が荒く力も強い為、一般家庭ではしっかりとした設備がなければ飼うのが非常に難しい。
その為野山に棄てられたり、逃げ出した個体が野生化し外来種となって、在来種を駆逐したり、一部の種類では交雑によって遺伝子を汚染したりして、日本の生態系を脅かしている。
見つけたら保健所や市の環境課に通報するか、その場で踏み潰すなり毒殺するなり(昆虫標本のキットを買えば大抵それ用の毒薬がついてくる)して殺処分、などが望ましい。

(昆虫に限らないが)ペットは責任を持って飼いましょう。本来その地域にいない生き物は逃がしたりしてはいけません。
ムシたちとの約束だ!

登場人物

ゲーム本編

ポポ


本作の主人公。心優しい性格で正義感が強い森の妖精少年
ある日住んでいた森がアダーの改造甲虫に襲撃され、アダーの野望を阻止すべく彼の仲間のムシ(プレイヤーがスキャンしたムシ)と共に戦う。
2006ファースト(アダーの計画編)以降、アニメとほぼ同じ姿に成長した。

ムシキング


王者カブトムシで、ポポの親友
森で一番強いためポポから「ムシキング」と呼ばれているが、彼はその名を謙遜している。しかし「アダー登場編」終盤では森を守るという自覚が芽生えた為か、自ら「ムシキング」と名乗っている。
必殺技は「(スーパー)キングトルネードスロー」。他のカブトムシとは違い、体はやや大きく、体色は赤茶色である。
ネタバレになるが、実は森を追放される前のアダーに最初に改造されたのが彼である。

アダー


老人の姿をした妖精で、本作の黒幕
ある理由でを追放されたことを恨み、森を支配しようと自ら改造した赤い目の外国甲虫を操り攻撃を仕掛けてくる。
ムシを戦う道具扱いしたりの時点から改造を重ねる、自分のものにならないなら森に火を放つなど極悪な性格。何かの理由で人間達を憎んでいる。
アダー登場編のラストでムシキングに攻め込まれた為か、復活の森編以降は顔に傷が入っている。

ムシキング研究所

ネブ博士

ムシキング研究所の所長で、別名「小型甲虫のエキスパート」。好きなものは、スパゲッティプロレス
トマトが死ぬほど苦手(あれ?ナポリタンとかは大丈夫なの?とか突っ込んではいけない。)。好きな甲虫はグラントシロカブト
元はムシキングチームのディレクター・根布谷朋範氏。

ムシキング・ジョニー

ネブ博士の親友。全国を旅しながら、各地でムシキング大会を応援している、さすらいのムシバトラー。面倒見の良い、よき兄貴分。
DSソフト「甲虫王者ムシキング 〜グレイテストチャンピオンへの道2〜」(以下、GC2)でネブ博士がピンチの際には必ず現れるらしい。
中型甲虫が好きで、特に好きなのはネプチューンオオカブト
元はムシキングチームのリサーチ・西山太郎氏で、ムシキングチームにスカウトされるまではゲームセンター店長だった。
GBAソフト「グレイテストチャンピオンへの道(GC)」においても、それをモデルに「ニシヤマ店長」として登場している。

ブラック博士

ネブ博士のライバル。ネブ博士を倒そうとするがいつも返り討ちに遭う。その一方、「GC2」ではワルキング団の陰謀に押され、ネブ博士を誘拐した。
ネブ博士とは対称的に大型甲虫が好物で、特に好きな甲虫はアクティオンゾウカブト。元はムシキングの真の生みの親、植村比呂志氏。

ムシキング・テリー

ムシキング研究所とプロレスリングノアのコラボにより生まれたプロレスラー
ゲームに登場するムシのわざをモチーフにした攻撃技を得意とし、ミストクラッシュ、アクシズスピン、ストライクバックの3つの得意技を持つ。
好きな虫はキプルツヤクワガタプラティオドンネブトクワガタ

ジャッジマスター

ムシキング大会を盛り上げるレフリーで、実況にはいつも欠かせない存在。フクチー(元はリサーチ担当の福間創)とディグの2人がいる。
ちなみにフクチーはアルキデスオオヒラタクワガタが、ディグはコーカサスオオカブトがお気に入りである。

ムシ王

カブトムシをモチーフとしたロボット。お調子者だがどこか憎めない。

クワ王

ノコギリクワガタをモチーフとしたロボット。ムシ王と比べるとしっかり者

ハニー

ミツバチ女の子をモチーフとしたロボット。好きな甲虫はヒメカブト

参戦している昆虫

甲虫王者ムシキングに参戦する昆虫一覧を参照。

ストーリー


アダー登場編(2003年~2005ファースト)

昔々、ムシたちの棲む緑豊かな森があり、森の妖精の少年・ポポとともに、平和な日々を過ごしていた。
そんなある日、遠い国から人間が連れてきたムシたちが現れ、森が荒らされてしまう。そこに現れたのは、森を追放されたばかりの妖精・アダーだった。
アダーは森を支配しようと、強いムシを操っていたのだ。アダーによって改造された外国甲虫は、赤い目となってポポの前に幾度となく襲いかかってくる。
ポポは何度も戦っていく中で、何とかアダーのアジトに辿り着くが…。

復活の森編(2005セカンド)

ポポと仲間たちに攻め込まれたアダーが起こした山火事は、によって消し止められ、いつしか黒い森となった。その間にも、赤い目の甲虫は未だに暴れていた。
闘いの中で、ポポは黒い森の中でアダーが新たなアジトを建てていたことを突き止める。
最大のピンチに、ムシキングが復活。仲間のムシたちの加勢もあり、森は平和を取り戻した…。

アダーの計画編(2006ファースト)

成長したポポは、仲間のムシたちと戦いながら、平和な日々を過ごしていた。
そこへまたしても赤い目の甲虫を連れてアダーが登場、さらにポポは驚きの光景を目のあたりにする。
アダーは、人間が捨てたゴミを利用し、改造甲虫の工場を建てていたというのだ。アダーの息の根を止めるべく、ポポとムシキングは仲間とともに立ち向かっていく・・・。

アダー完結編

長い闘いの中で、アダーの悲しい過去を知ることになったポポはある遺跡にたどり着く。そこでの決闘の中で、ポポはまた1つ本当の強さを手にするのだった。そして戦いはクライマックスへ。アダーが迎え撃つのは、底知れぬほどに強いヘルクレスエクアトリアヌスブルーだった・・・・・。


用語

カード関連

  • ムシカード

ムシを呼び出すためのカード。ムシの属性、名前、イラスト、パラメータに加えて性格、体長、原産国、学術名、簡単な図鑑説明文が掲載されていた。
グー(ダゲキわざ、カブト・クワガタの一部)・チョキ(ハサミわざ、大半のクワガタ)・パー(ナゲわざ、大半のカブトムシ)の3つの属性と100~200まで20刻みの6段階の「つよさ」が概ね体長に合わせて設定され、つよさ160以上はキラカード。
性格はだいたいは現実の昆虫に合わせて「(スーパー)アタック」「(スーパー)ディフェンス」「バランス」の中からひとつ設定されパラメータの割り振り方の目安となった(※例えばパラワンオオヒラタクワガタコーカサスオオカブトなどといった気性の荒い、又は非常に荒い虫はアタックタイプorスーパーアタックタイプになり、グランディスオオクワガタなどといった大人しい性格の虫はディフェンスタイプ、どちらかと言えば気性の荒い方だったり、どちらでもない場合はバランスになっていた。但し説明文と矛盾するものや、そもそも説明文からして正確でなかったものもある)。

  • わざカード
ムシに技を覚えさせるためのカード。各手1枚、軽枚までスキャンできる。
テクニックの数値が定められており、ムシのテクニックが足りていないと十分な威力を発揮できない。カード下部の「相性早見表」で確認できる。(☆>)◎>〇>△の順に相性がいい。
2008年以降の「アダー完結編」では廃止された。

わざカードの一種。
昆虫を呼び出し、相手の攻撃力を下げたり、あいこになった際に自分のダメージを無効化したりと様々な効果がある。
「アダー完結編」では「昆虫カード」と改称された。

  • 超必殺わざ
そのムシが最も得意としている必殺技。ムシカードに記載されている。

  • 究極必殺わざ
「超必殺わざ」を超える威力を持つ必殺技。「スーパー(元のわざ名)」という形になることから別名「スーパーわざ」とも。小型甲虫(強さ100~120)限定だったが、2006セカンドからは(140~160)も使用可能になった。

  • ライセンスカード
大会優勝賞品や応募キャンペーン、ゲームソフトの付録などで入手できる特別なカード。ムシにエフェクトがついたり、肩書きが特別なものに変わったりする。

  • アダーコレクション
本作の宿敵「アダー」が操る赤目甲虫を呼び出せるムシカード。通常のムシカードとは登場シーンが異なる。
該当するムシは強さ100~140だが、2005セカンド以降は強さ160~200の一部のムシが加わることがある。
しかし「つよさ」の高いムシのアダーコレクション登場は多くのケースでもうすぐ排出を終了することを暗示してもいた。

バトル関連

  • タッグマッチ

一部のステージではムシを2匹スキャンして戦うことになる。じゃんけんの手決定後もう1度ボタンを押すと控えのムシと合体技を発動後タッチ(交代)する。控えにいる間は体力が少しずつ回復する。
初期は交代時じゃんけんに負けると控えが「きぜつ」してしばらく交代できなくなっていたが後に廃止された。

  • タッグ相性
ムシとわざ同様ムシ同士にも相性があり、「ムシのつよさの合計300以下」「同属」の条件を満たせば相性のいいタッグとなり合体技が強力なものになった。◎>〇>△の順に相性がいい。

  • 合体わざ、合体必殺わざ
必殺わざで勝つと合体必殺わざ、それ以外の手で勝つと合体わざが発動する。特定の組み合わせだとタッグ名のついた「タッグチーム」となり固有の合体わざおよび合体超必殺わざが発動する。
アダー完結編では特定のムシ(タッグチームのあるものはその相方)のチップで勝つと発動するほか、第3弾および第4弾で使用できる組み合わせの2匹分のバーコードがついた「合体わざカード」が排出。元通常合体わざ・合体必殺わざにも名前が与えられた……がどう見てもタッグ相性と合わない組み合わせになっているものが多い。

  • スペシャルステージ
2006セカンドから追加されたステージ。
遊び終えた後、1級を取得すると自動的に移行する。
相手が1ターン目とそれ以降ときどき行う動き「見たこともない動き」出す手が完全ランダムなため、難易度は非常に高い。

  • 裏モード
ステージを遊び終えた後、表示されるコマンドを覚えた後、次回ステージを選ぶ際、コマンド通りボタンを押しながら選択すると遊べるモード。
最初の戦いから上記の「見たこともない動き」をしてくるため、クリアする&スペシャルステージに行くのはかなり運要素がからむ。
相手のムシの技カスタマイズは全体的に甘い(相性「△」がほとんど)が、出す手の複雑さがそれをカバーしている。

アダー完結編

2008年~2009年に稼働。わざカードがムシカードに統合され、「ムシが初めから必殺技をひとつ覚えている」状態になり、バトルシステムも「ムシに別のムシカードをスキャンしてパワーアップさせ、戦闘中にスキャンしたムシが乱入して必殺技を発動させる」というものになった。またムシごとにキャラ付けがなされ、固有の台詞を話した。

  • チップ
画面上に表示されるじゃんけんボタンが六角形になり、各辺に1枚スキャンしたカードに対応する「チップ」が含まれるようになった。各辺はルーレットのように順番に光り、「チップ」のある辺が光るタイミングでじゃんけんに勝つと仲間のムシが乱入した。

  • ガンガンあいこ
このゲームではじゃんけんに勝つと技を発動でき、あいこになると双方が少しずつダメージを受けるが、アダー完結編では「同じタイミングでボタンを押しあいこになった状態」で「ガンガンあいこ」が発動する。ボタン連打でゲージを伸ばすことで技をゴリ押しできるというもの。
グランディスオオクワガタの超必殺わざとは特に関係ない。

  • きせきのふっかつ
ストーリーモードのみ、戦闘不能になったとき一度だけ連打で体力を回復させることができた。

  • ファイナル必殺
主にバトル3以降にランダムで発生する、ボタン連打でゲージを溜めて放つ必殺わざ。カスタマイズや連打次第で1000ダメージ以上を叩き出すこともある。
チップを積極的に消費しながら戦うと発生しやすくなるらしい。

関連タグ

公式ムシキング 森の民の伝説 ポポ チビキング パム アダー ネブ博士 ブラック博士 カブトムシ クワガタムシ
関連項目プロレス
タイアップムシキング・テリー ムシキング・ジョーカー:プロレスリング・ノアとのタイアップ企画。テリーがベビーフェイス、ジョーカーがヒール。


「だいたいネブ博士(ムシキングのナビゲーターの一人、正体は今作ゲームデザイナー)と三沢光晴のせい」で決まったらしい。

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