原作漫画版については、ヴァンガード漫画版を参照。
概要
イメージせよ!勝利の道を!
カードファイト!!ヴァンガードとは、ブシロードのトレーディングカードゲーム。通称:ヴァンガード。
「ブシロード史上最大の作戦」として、2011年1月8日のテレビアニメの放送開始から現在に至るまで長期にわたって各種メディアミックスを積極的に集中展開している。
原作者には、漫画版の作者でもある伊藤彰も関わっている。
TCGのイメージキャラクターには開始当初からBREAKERZのDAIGOが起用されており、CMにメインで出演している。但し、2016年12月から2018年3月まではフューチャーカードバディファイトとのトレードで新日本プロレスのオカダ・カズチカが一時就任していた。
放送中のアニメ作品に合わせて、タイトルは『カードファイト!!ヴァンガードG』→『カードファイト!!ヴァンガード』(Vシリーズ)→『カードファイト!!ヴァンガードoverDress』と何度か変わっていったが、現在は『カードファイト!!ヴァンガード』に戻っている。
ブースターパック「騎士王降臨」の発売からわずか1年でトレーディングカード市場3位を獲得したという時期もあったが、近年ではTCG版の販売実績落ち込みや同じ自社のTCGコンテンツである『フューチャーカードバディファイト』(現在は終了)やCygamesの共同制作の『Shadowverse EVOLVE』との競合、同じくブシロードが展開する『BanG_Dream!』や『D4DJ』等の他メディアミックスコンテンツに人気を押されている傾向にある。
ただし、現在でも同社のヴァイスシュヴァルツと同じく長く続いている古参であり、不況の中で発売以来国内のTCG市場上位の位置し続けている。
2021年2月26日に10周年を迎えた。
テレビアニメとそのアニメをベースにした伊藤彰氏による漫画版を並行してメディア展開が行われていたので、勘違いされがちだが、ヴァンガードはTCGを中心とするメディアミックス作品並びにTCG販促ありきのコンテンツである。 そのため、アニメ・漫画で同じキャラクターが登場しても、世界観や設定が異なる点があったり、漫画をはじめとする紙媒体のみでアニメなどの映像媒体がないオリジナル作品も多く存在する。
タグに関して
タグとしては、単に「ヴァンガード」が使われることもあるが、他の曖昧さ回避のため、TCG・アニメ・漫画・小説・実写ドラマ・情報番組・ラジオ・イベントの各メディアを総括する。
Twitter公式ヴァンガード全般ハッシュタグは「#cfvanguard」もしくは「#ヴァンガード」、TCG専用タグは「#vgtcg」。
TCG
(詳細なルールについては公式ポータルサイト(リンク)やカードファイト!! ヴァンガード Wikiなどを参照のこと)
惑星「クレイ」に降り立った霊体であるプレイヤー(ヴァンガードファイター)は自らクレイの住人に憑依(=ライド)してヴァンガードとなり、使役(=コール)した者達と共に戦い、相手のヴァンガードに攻撃して6点のダメージを与えることが主目的となる。
今までのTCGとは特徴的なのは実際のファイトと通じて、カードのキャラクターとカードの使用者のキャラクターになりきれるイメージを重要視している。なりきりTCGとしての側面が強い。
なお、本作のカードのデザインは、(裏面のロゴは初代からそのままであるものの)新シリーズの移行時や大会のレギュレーション更新の際に刷新が行われる。ただし、旧世代も新規層も継続して大会参加できるようにするためか、旧体制から一気に新体制に移行するというわけではなく、新旧同時並行で追加を継続するという特異な展開が取られていることが多い。
現在の大会レギュレーションは以下の通りに分かれている。
- スタンダード overDressシリーズ(VG-D)のカードのみが使用可能。2021年4月より実装。
- Vスタンダード Vシリーズ(VG-V)のカードのみが使用可能。2021年3月まではこちらがスタンダードであった。
- Pスタンダード すべてのカードが使用可能。
- Gスタンダード 2018年5月から同年9月まで実装されていたレギュレーション。初代シリーズ(VG)とGシリーズ(VG-G)のカードが使用可能。10月からPスタンダードに完全移行され廃止。
主な用語
基本用語(全シリーズ共通)
ユニットカード
本ゲームで使われるカードに描かれたキャラクターの呼称、またはフィールドに出ているカード。「ノーマルユニット」と「トリガーユニット」、Gシリーズ初出の「Gユニット」の3種類が存在している。
ライド
新たなカードを上に重ねてヴァンガードを昇級させること。
原則的に一つ上(または同一)のグレードのカードでなければならない。
カードの能力によるライドはスペリオルライドと呼ぶ。
またブースターパック第5弾からは特定のユニットの上にパワーアップした特定ユニットに再ライドしパワーアップするクロスライドが新しく加わった。
更にトライアルデッキ「聖域の解放者」と「帝国の抹消者」またはブースター第10弾からは、4ダメージ以降でグレード3にライドすると強力な効果を得ることが出来るブレイクライド!が追加された。
※イラストはイメージです。
コール
ヴァンガードと共に戦うリアガード、または相手の攻撃(アタック)から彼らを守るガーディアンを呼び出すこと。特に言及がなければ前者の意味であることが多い。
どちらの場合も、ヴァンガードよりグレードが大きいカードはコールできない。
カードの能力によるコールはスペリオルコールと呼び、ヴァンガードのグレード制限を受けない。
退却
フィールド上のカード(ユニット)がドロップゾーンに移動すること。いわゆる破壊。
スタンド/レスト
そのユニットが行動可能/行動不能であることを表す状態。
クラン/国家
カードの属する組織。所属するクラン(国家)が同一であることを要求される場面は多いため、原則的に一つのクラン(国家)に絞ってデッキが組まれる。
極稀に、2つのクランを混ぜて使うデッキもある。
クランの背景色を見ることでどこかの国家(例えるとクランがロイヤルパラディンなら、国家はユナイテッド・サンクチュアリ、背景色は黄)に属しているのかが判別できる。Gシリーズ以降のカードには右側に国旗(フラッグ)がつくようになった。
2021年の『overDress』よりユニットカードの構築区分が国家体制に切り替わったが、従来のクラン体制も存続している。
デッキ構築が可能なクラン(コラボタイトル除く)は全部で24種、国家は全部で6種まで存在している。
グレード
カードの等級。原則として0から4まであり、グレードの高いカードほど強力だが、
各グレードごとに違った特殊能力と役割があり、実際のデッキ構築では基本的に高グレードほど枚数が少なくなる。
パワー
カードの戦闘力。攻撃力であり防御力でもある。
攻撃時にパワーを上げる手段はかなり多いので、素のパワーが高いカードはどちらかと言うと場に出た時の防御に強い。
ガーディアンとして使う場合はシールドという別の防御力を使うことになる。
ソウル
ヴァンガードの下に置かれたカード。能力が発動する条件やコストとして使われる。
特定の行動に加え、ライドすると自動的にそれまでのヴァンガードがソウルに加わる。
山札の上のカードをソウルに置く効果はソウルチャージ、ソウルをドロップゾーンに送るコスト効果はソウルブラストと呼ぶ。
第10弾から、特定の名称やクランのユニットのみソウルブラストのコストに使用できる(エススペシャルソウルブラスト)ユニットがいる。
ダメージゾーン
ヴァンガードが受けたダメージとして山札からカードを置く場所。枚数=ダメージ量で6枚になると負け。
ダメージゾーンのカードを裏返すコストとその発動効果をカウンターブラストと呼ぶ。
バーストデッキ、ブースターパック第10弾から特定のクランや名称でだけカウンターブラストのコストに使える(エススペシャルカウンターブラスト)ユニットが登場した。
ドロップゾーン
退却したり、捨てられたカードが置かれる場所。いわゆる墓地。
バインドゾーン
ドロップゾーンから除外された領域、干渉できない墓地。除外とは違う点はバインドゾーンのカードによって参考にするユニットがいる点である。
また裏側でバインドする「バニッシュデリート(裏でバインドする)」がありこちらも参考にするユニットがいる。
トリガー
ヴァンガードの最大の特徴とも言えるシステム。
50枚のデッキのうち16枚ちょうど(これより多くても少なくても駄目)を「トリガーユニット」にしなければならない。
トリガーユニットは全てグレード0である。カードの枠は黄色。
ヴァンガードのアタック時、またはダメージを受けた時に山札の一番上をめくり、それがトリガーユニットであればそのターンの間トリガーの効果を得られる。
(ただし、同じクランのヴァンガードorリアガードがいないと効果を得られなくなる)
ユニット1枚にパワー+5000する共通の効果に加え、与えるダメージ(クリティカル)を+1する「クリティカルトリガー(☆)」、リアガード1枚をスタンドする「スタンドトリガー(醒)」、カードを1枚引ける「ドロートリガー(引)」、相手とダメージが同じ若しくは多いとダメージを回復する「ヒールトリガー(治)」、前列すべてのユニットのパワーを上げる「フロントトリガー(前)」、パワー+1億でドライブチェックで出ると追加効果、ダメージチェックで出るとそのダメージを1度だけ無効化する「オーバートリガー(超)」の6種類が存在する。
上述した様にトリガーユニットは16枚ちょうどにしないといけないが、
その内ヒールトリガーは4枚以下、オーバートリガーは1枚だけと決められている以外は、トリガー内での組み合わせは1ユニット4枚以下という規定の範囲内で自由である。
2018年5月からは新シリーズへのリニューアルに伴いトリガーのバンプ値が+10000に変わり、ガード値が変動している。今までのトリガーと混ぜることはできるが旧トリガーには新トリガーのようにパワーが上がらない。
Gシリーズ初出の用語
Gユニット
裏側が銀色(旧版のみ)のユニットカード。「ハーモニクス・メサイア(旧版)」を除きカードの枠が赤(Gガーディアンは緑)になっている。カードの等級は全てグレード4で統一されている。
通常のデッキには入れられずGゾーンというTCG用語のエクストラデッキに置く。
Gゾーンには16枚(初期は8枚)までGユニットが入れられる。
Vスタンダードでは諸事情により、Gユニットは使用不可能となっている。
超越(ストライド)
ヴァンガードGのトライアルデッキ「覚醒の時空竜」と「明星の聖剣士」、ブースター第18弾(名義上では第1弾)「時空超越」から登場したメインステップ並びにギミック。
相手の自分のグレードが3である場合自分のライドステップ終了後手札からグレード3以上になるようにドロップゾーンに捨てGゾーン(エクストラデッキ)にあるGユニット(裏側が銀色のカード)に重ねてライドできる。Gユニットには+~の表記がされており超越されたユニット(ハーツ)はそのパワーを得ることができる。(双闘されている場合ハーツは2つになりパワーバンプは一体しか選べない)
そして強力な効果とドライブチェックが3回できる「トリプルドライブ!!!」ができるため逆転が可能。
究極超越(アルティメットストライド)
ヴァンガードGZで登場した超越能力を持つGユニットの強化版。種族が「ゼロスドラゴン」であるカードのみに存在している。
表側のGゾーンが3枚以上でヴァンガードと同じユニットをコストにすることで超越でき、双闘している場合レギオンメイトがグレード2でも一枚で超越できる。
表記される国家とクランが当てはまれば(例えるとメガラニカの究極超越ユニットならばバミューダ△やグランブルー、アクアフォースのユニットが当てはまる)使えることができ、下手すれば一ユニットで使用可能なクランが5つ以上あるという汎用性の高さと、強力過ぎる効果が魅力的であるが、その代わり自らの未来であるGゾーンのカードがターン終了後、Gアシストのデメリット同様に全部表側で除外されるというデメリットも孕んでいる。
更に「ネオンギーゼ」のスキルでバインドゾーンに「ゼロスドラゴン」が5種類以上あると・・・?
Gガーディアン
カードの枠が緑色のGユニットが持つ能力。互いのグレードが3以上の時ガードフェイズでヒールトリガーを捨ててGゾーンからガーディアンとして登場する。
表側のGガーディアンが4枚あると使えないが一回の攻撃で何回でも出せる。
新シリーズ初出の用語
イマジナリーギフト
2018年から導入されたシステム。グレード3以上(一部除く)にライドした祝福を込めてつけられた惑星クレイの加護。逆三角形の紋章が目印。
クランによって3つのタイプが分かれており、新たな前列リアガードを作る即効性の「アクセル」、ヴァンガードとリアガードにパワーを上げまくるバランス型の「フォース」、ギフト獲得時手札に加わり『手札一枚捨てることで、ヒットされない』の効果を持つガーディアンユニットになる防御型の「プロテクト」が存在している。
オーダーカード
2020年3月より新たに導入された、シリーズ初の魔法やアイテム等を表すカード。同名のカードは4枚までメインデッキに含めることが可能。自分のターンのメインフェイズ中に使用できる「ノーマルオーダー」と「トリガーオーダー」、相手の攻撃をガードする時に使える「ブリッツオーダー」、メインフェイズ中に手札からプレイし、使用処理が実行される「セットオーダー」の4種類が存在する。
チケットカード
新型のFVにライドした時、相手のヴァンガードがグレード1以上であればデッキ外から「クイックシールド・チケット」を1枚手札に加えることができ、「オーダーカード」の代用とする。使用後は「トークン・ユニット」や「プロテクト・マーカー」と同様に消滅する。
overDress初出の用語
ペルソナライド
「overDress」より新たに導入された特殊アイコン。上述のイマジナリーギフトのようにグレード3のカードが有する能力である。
ペルソナライドアイコンを持つヴァンガードと同じカード名のヴァンガードにライドした時、その能力が発動し、1枚ドローした後、そのターン中に前列にいるユニット全てのパワーが+10000となる。
そのほかの能力
ペルソナブラスト
ブースター第5弾から新しく入った能力。
「同カードをドロップゾーンに置く」という厳しめのコストを持つが、その分強力な効果を使うことができる。
リミットブレイク!!
トライアルデッキ「銀狼の爪撃」と「雷竜の鳴動」、ブースターでは第6弾から新しく入った能力。
ダメージゾーンのカードが特定の数になると効果を発動させることが出来る。
またリミットブレイクを無視できるカードがある。
呪縛(ロック)/デリート
トライアルデッキでは「侵略の星輝兵」、ブースターでは第12弾から新しく入った、リアガード妨害能力(デリートは「凶星の根絶者」及び「ネオンメサイア」から初出)。基本的にリンクジョーカーに所属するユニット(及び「Я」の文字が入ったユニット)が有する能力である。
この状態になった裏返しのリアガードのユニットは移動やリアガードの張替えができず、効果の対象もしくはユニットの効果の発動もできなくなる。
呪縛(ロック)されたユニットの持ち主のターン終了時、もしくは特定の効果を使った場合スタンド状態で元に戻る。これを解呪(アンロック)という。
ヴァンガード妨害版のデリートも存在するが、こちらは、パワー0・テキスト効果なしの扱いにさせるという違いが有り、デリートされた状態でもヴァンガードの行動はできる。
双闘(レギオン)
トライアルデッキ「希望の探索者」と「友情の喧嘩屋」、ブースターからは「竜剣双闘」から出たギミック。
互いのグレードが3以上の時ドロップゾーンのユニットを4枚戻しデッキからヴァンガードの双闘対象となるユニット(通称:メイト)を一枚選びヴァンガードの隣につなげる。
ヴァンガードとメイトのパワーを加算できるため高パワーの攻撃が可能であり、しかも双闘起動時ドロップゾーンのトリガーを戻すことができるため長期戦にも耐えるメリットがある。
テレビアニメ
カードファイト!!ヴァンガード(2011年版・第1期)
記念すべき最初のアニメ作品。2011年1月8日から2012年3月31日までテレビ愛知制作・テレビ東京系で毎週土曜日8:00(各都道府県のローカル局では時差ネット)にて放送された。全65話。
海外では英語吹き替え版がシンガポール、韓国、台湾で放映。
また、日本国内でもBSジャパン(現:BSテレ東)で2012年1月より毎週朝11:00にて英語吹き替え版の放送が行われていた。
アジアサーキット編(2011年版・第2期)
その名の通り、国際ヴァンガード大会「アジアサーキット」に出場するアイチたちの活躍を描く。
2012年4月8日から2013年1月2日まで引き続きテレビ東京系6局に加え、BSジャパンでも同時放映。制作局は1期のテレビ愛知からテレビ東京に変更され、「G Z」までのヴァンガードシリーズはテレビ東京製作かつ、日曜朝10時枠での放送となっている。全39話。
リンクジョーカー編(2011年版・第3期)
高校に進学したアイチと新たな仲間たちの活躍を描く。またタイトルにある勢力「リンクジョーカー」が初登場。
2013年1月13日から2014年3月2日までテレビ東京系列・BSジャパンにて放送された。全59話。
レギオンメイト編(2011年版・第4期)
時間軸としては第3期の後日談にあたり、櫂トシキを中心とした物語が展開される。2011年版の(事実上の)完結編。
2014年3月9日から同年10月19日までテレビ東京系列・BSジャパンにて放送された。全33話。
ネオンメサイア(劇場版)
2014年9月13日公開。作中世界の時間軸としては第4期終了後となる。
(いくつかテレビシリーズとは繋がらない描写も存在するが)
カードファイト!!ヴァンガードGシリーズ
「カードファイト!!ヴァンガード』の数年後としたシリーズ。
主人公はこれまでの先導アイチから新導クロノに交代する。
詳細はカードファイト!!ヴァンガードGを参照。
2018年版シリーズ
2018年5月からスタートした、原作漫画版のストーリーをベースとしたシリーズ。
詳細はヴァンガード漫画版を参照。
外伝 イフ-if-
スピンオフ作品。シリーズ上では、2018年版の一部に含まれている。
詳細はカードファイト!!ヴァンガード外伝イフ-if-を参照。
カードファイト!!ヴァンガード overDress
2021年4月より開始した完全新作アニメシリーズ。同シリーズ10周年記念作品であり、従来のシリーズから登場キャラクターや世界観を刷新した新シリーズ。
詳細はカードファイト!!ヴァンガードoverDressを参照。
なお、以上の本編シリーズ以外では、2019年1月から同年3月まで放送されたスピンオフアニメ『バミューダトライアングル〜カラフル・パストラーレ〜』も同シリーズ作品の1つとしてもカウントされている。
スタッフ(アニメ第1期)
製作総指揮・原案 | 木谷高明 |
---|---|
原作 | ブシロード・伊藤彰 |
監督 | 辻初樹 |
シリーズ構成 | 浦畑達彦 |
カードファイト構成 | 中村聡(遊宝洞) |
キャラクターデザイン | とみながまり |
美術監督 | 明石聖子 |
色彩設計 | 磯貝深雪 |
撮影監督 | 白尾仁志(RIDE 1 - RIDE 15) → 蒲原有子(RIDE 16 - ) |
編集 | 大竹弥生 |
音響監督 | 高寺たけし |
アニメーション制作 | トムス・エンタテインメント・スタジオさきまくら(RIDE 34 - ) |
制作 | テレビ愛知・創通・電通 |
アニメ主題歌(アニメ第1期)
オープニングテーマ
- 「Vanguard」 (第1話~第33話)
- 「Believe in my existence」(第34話~第65話)
エンディングテーマ
- 「ダイヤモンドスター☆」 (第1話~第15話)
- 「Smash Up!!」(第16話~第25話)
- 「DREAM SHOOTER」(第26話~第38話)
- 「Starting Again」(第39話~第52話)
- 「泣き虫TREASURES」(第53話~第65話)
ストーリー
※2011年版第1期のみ記載。
今より少し未来の話――世界のカードゲーム人口は数億人を超え、生活の一部としてあたり前のものになっていた。
この物語の主人公「先導アイチ」はちょっと気弱でクラスでも目立たない中学三年生の男の子。
常に後ろ向きで目立たないように毎日を送っていたアイチだったが、一つだけ心の支えがあった。
それは子供の頃にもらったあるカードゲームのカード、「ブラスター・ブレード」。
そのカードがきっかけでカードファイトを始めた彼の日常は大きく変わり始める。
カードゲームの名前は「ヴァンガード」。
「惑星クレイ」と呼ばれる異世界を舞台としたヴァンガードは、
斬新なゲームシステムによって世界中で空前の大ブームを巻き起こしていた。
ヴァンガードの面白さに魅せられたアイチは、ヴァンガードファイト(対戦)を通して
「戸倉ミサキ」や「葛木カムイ」といった仲間たちや、沢山の好敵手(ライバル)たちと出会う。
彼らと切磋琢磨する中で、アイチは充実した日々を過ごし、成長していく。
そんなアイチには、心に決めた一つの目標がある。
それは「櫂トシキ」というヴァンガードファイターと再び闘うこと。
櫂トシキ…孤高で冷淡な性格の持ち主で、ヴァンガードにおいて圧倒的な強さを誇る高校生。
アイチがヴァンガードと出会うきっかけを作った人物でもある。
アイチにとって、櫂は自分を救ってくれ、ヴァンガードへと導いてくれた先導者(ヴァンガード)なのだ。
アイチはヴァンガードの腕を磨くため、今日も全力で走り続ける。
憧れの存在である櫂と闘い、認められるその時を夢見て―――!
(公式HP(リンク)より引用)
登場人物
無印シリーズのキャラのみ。
他は個別リンクへ参照。
チームQ4
先導アイチたちが率いるカードキャピタル代表チームの主要メンバー。
先導アイチ | 代永翼 | 本作の主人公。後江中学校に通う中学3年生(後に宮地学園高等部に進学)。櫂との再戦を夢見てファイトを重ね、日々成長していく。 |
---|---|---|
櫂トシキ | 佐藤拓也 | 本作のイメージの先導者で、もう一人の主人公とも言える人物。YKS。 |
葛木カムイ | 石川静 | クソガキ…もとい、エミ=女神な小学生→中学生。 |
戸倉ミサキ | 橘田いずみ | ヒロイン。カードキャピタルの女子高生店員。類稀な記憶力の持ち主 。 |
カードキャピタル常連
森川カツミ | 杉山紀彰 | 先導アイチのクラスメイト。マケミ。 |
---|---|---|
三和タイシ | 森久保祥太郎 | 櫂の同級生。 |
井崎ユウタ | 山口隆行 | 森川と同じく、アイチのクラスメイト 。 |
右野レイジ | 下屋則子 | 葛木カムイの舎弟(の眼鏡)。 |
左賀エイジ | 比嘉久美子 | 同様。 |
親族
先導エミ | 榎本温子 | アイチの妹。しっかり者。 |
---|---|---|
先導シズカ | 篠原恵美 | アイチ・エミの母親。 |
新田シン | 森嶋秀太 | ミサキの叔父で、ショップ・カードキャピタルの店長。本名は「新田新右衛門」。 |
店長代理(ちゃお) | 橘田いずみ | 同店の店長代理のネコ。 |
チームAL4(→チームNAL4)
雀ヶ森レンが率いる「フーファイター」のトップメンバー。
雀ヶ森レン | 阿部敦 | フー・ファイターのリーダー。櫂トシキと因縁があり、アイチと同じPSYクオリアの持ち主。 |
---|---|---|
新城テツ | 稲田徹 | フーファイターNo.2の「将軍(ジェネラル)」 。 |
鳴海アサカ | 生天目仁美 | フーファイターNo.3の「暗殺者(アサシン)」でチームの紅一点。レンの事慕っている。 |
矢作キョウ | 渡辺明乃 | フーファイターNo.4の「壊し屋(クラッシャー)」。しかし、あるきっかけで、フーファイターから除名される。 |
チームFFBS
雀ヶ森レン率いる「フーファイター」の中でFFAL4の次に強いチーム。
美童キリヤ | 水島大宙 | ピエロ。 |
---|---|---|
美好ヒロミ | 岡本寛志 | ナルシスト。 |
美南ハルミ | 川田紳司 | オネエ言葉。 |
美浜アユム | 比嘉久美子 | クレジットでは「アユム」のみ。 |
チーム男前(2018年版では「Nagisa with Others」)
カードショップ「男前」代表チームで全国大会出場経験もある強豪。
2018年版では、「ヴォヤージュ」代表チームとして登場している(ただし、ゴウキとナギサ以外はメンバーの構成が異なる)。
大文字ゴウキ | 伊藤健太郎 | 男前のリーダー。カムイがヴァンガードを始めるきっかけとなった人物でもある。シスコン。 |
---|---|---|
大文字ナギサ | 広橋涼 | ゴウキの妹。カムイに想いを寄せている。 |
中津川ヒロシ | 鷹嘴翼 | アシンメトリー。 |
小松原カオル | 風間勇刀 | 「ジャパーン」 |
チームカエサル
光定ケンジが率いる「ディメンジョンポリス」のカードで構成されたデッキを使用するチーム。
光定ケンジ | 赤羽根健治 | カエサルのリーダー。目立つことが苦手で頼りではないが、ファイトはレンよりも上。愛称は「皇帝」で歴史好き。 |
---|---|---|
臼井ユリ | 牧口真幸 | ガイの実姉。世話焼きな性格。 |
臼井ガイ | 佐藤せつじ | ユリの実弟。常に敬語。 |
チーム・アヴェンジャーズ
フーファイターを除名されたキョウが、枇杷島と栄生らを用いて結成した新たなチーム。漫画版及び2018年版では未登場。
枇杷島ジョー | 鈴木恭輔 | ゴーグル付けてる紫髪。 |
---|---|---|
栄生アキラ | 佐々木啓夫 | サングラスかけてる金+茶髪。 |
立凪財閥とウルトラレア
スイコ | 寺川愛美(愛美) | ウルトラレアの長女。BBA。 |
---|---|---|
コーリン | 三森すずこ | ウルトラレアの次女、ツンデレ。 |
レッカ | 南條愛乃 | ウルトラレアの三女。 |
立凪タクト | 高垣彩陽 | 立凪財閥の総帥で、神秘的な雰囲気を纏った少年。その目的とは…。 |
チームSITジニアス
『アジアサーキット編』から登場。クリストファー・ロウが率いるグレートネイチャー使いのチーム。メンバー全員がシンガポール工科大学の現役大学生。
クリストファー・ロウ | 矢作紗友里 | SITジニアスのリーダー。カエル耳パーカーの少年。 |
---|---|---|
リー・シェンロン | 下田麻美 | グラスコードメガネ。 |
ファジル・アリ | 根本圭子 | 毛先黄色の赤髪。 |
チームドレッドノート
『アジアサーキット編』から登場。蒼龍レオンが率いるアクアフォース使いのチーム。
蒼龍レオン | 神原大地 | ドレッドノートのリーダー。アクアフォースの使い手である「蒼龍の民」一族の末裔。 |
---|---|---|
ジリアン・チェン | 植田佳奈 | チェン姉妹の双子の姉、ツリ目。 |
シャーリーン・チェン | 後藤沙緒里 | チェン姉妹の双子の妹、たれ目。 |
宮地学園の関係者
石田ナオキ | 奈良徹 | カードファイト部のメンバー。ブレイクタイム不良。 |
---|---|---|
小茂井シンゴ | 吉野裕行 | カードファイト部のメンバー。カリアゲメガネ。 |
四会アカリ | 矢作紗友里 | ミサキの友人。 |
内藤タテワキ | 千葉進歩 | 宮地学園生徒会長。 |
諏訪部イツキ | 間島淳司 | 宮地学園副生徒会長。 |
長代マキ | 上田麗奈 | 宮地学園生徒会書記。 |
那嘉神エル | 加瀬康之 | 超能力同好会部長、中二病。 |
飛田マイ | 大久保瑠美 | エミの友達。 |
カトルナイツ
『レギオンメイト編』から登場。オリビエ・ガイヤールが率いる謎のヴァンガードファイター集団。
オリビエ・ガイヤール | 濱健人 | カルトナイツのリーダー。通称「青き炎のガイヤール」。 |
---|---|---|
フィリップ・ネーヴ | 村上裕哉 | 通称「鋼のネーヴ」。スティールウォールプリズン。 |
ラティ・カーティ | 佐藤利奈 | 無冠の魔女、ぱんにゃららーが口癖。 |
ラウル・セラ | 興津和幸 | 南米のチャンピオン。 |
大会スタッフ
MCミヤ | 酒巻光宏 | 司会。 |
---|---|---|
ドクター・オー | Theマッシュ | 解説。 |
その他
マーク・ホワイティング | 阿部敦 | 日本の歴史が好きな後江中学校の外国人社会教師。通称「ロイド安藤」枠でござる。 |
---|---|---|
岸田オサム | 小西克幸 | 「攻撃ィー↑」 |
六月ジュン | 野島健児 | 裏ファイトのキング。 |
モレス・ペニーワース | 高橋英則 | セラの執事。 |
川並ミナミ | 勝杏里 | フーファイターの尖兵。元々漫画版のみのキャラクターだったが、後に2018年版アニメで登場。 |
浜音ヒロ | なし | メガネの少年。小説版のみ登場。 |
伊吹コウジ | 宮野真守 | 劇場版「ネオンメサイア」で登場。かつて小学時代の櫂と三和にヴァンガードを教えた先導者だったが…。 |
小説
角川つばさ文庫レーベルにて 2012年05月11日から2013年03月13日までに全3巻が発売された。
ストーリー
ヴァンガードが好きな少年・先導アイチは、ふとしたきっかけからカードショップ「カードキャピタル」のお手伝いをすることに。
そこで出会った謎の少年・浜音ヒロにヴァンガードを教えようとするアイチだったが――。
櫂トシキや戸倉ミサキなど人気な人物も総登場する、「カードファイト!! ヴァンガード」の新たなエピソードがここに開幕!
(公式HP(リンク)よりストーリー部分を引用、ふりがな消去)
テレビアニメ以外の関連番組
実写ドラマ「STAND UP! ヴァンガード!」
テレビ東京系6局にて2012年5月3日の08:30~10:00に放送された。
ストーリー
ハーバーダ大学の卒業とともに日本に帰国した自称天才・ダイゴは、これから日本を元気にしようと勝手に意気込んでいたところ、公園でいじめられている小学生・ヒロキを発見。心を閉ざしているヒロキが自分を求めていると勝手に確信したダイゴは、ヒロキ達が通う小学校の特命教師に勝手に就任、ヒロキを追いかけ勝手に自宅にまで上がり込む。
と、ヒロキの部屋の前に落ちていた1枚のカードゲーム―「カードファイト!! ヴァンガード」。いじめられっこのヒロキの唯一の誇りであり心の支えであるもの、それはヴァンガードなら誰にも負けないという自信だった。
「ヴァンガードは敵からどんな攻撃を受けても決して挫けず、心を奮い立たせて戦うんだ」
ダイゴはこのヒロキの言葉を聞き、ヒロキも心の中に勇気を持っている事を確信する。
そしてヒロキも、カードファイトでどんなにボロ負けになっても諦めないダイゴの姿を見て心を動かし始める。
ある日、ヒロキ達の住む来礼町でヴァンガードの大会が開催される事となった。
大会のポスターを眺めるヒロキに、出場するのかを問ういじめっ子・テル。
いじめっ子との対決、母への思い、父親への葛藤――全てを背負い、ヒロキはダイゴとともにカードファイトへと挑む!「STAND UP!ヴァンガード!」
登場人物
名前 | キャスト | 説明 |
---|---|---|
ダイゴ | DAIGO | ハーバーダ大学出身の超エリート。特命教師に勝手に就任 |
三浦ヒロキ | 相馬眞太 | 小学校5年生。無口、無気力のネクラでいじめられている |
南原テル | 内山遥城 | ヒロキのクラスの同級生。ヒロキをいじめている |
水原スミレ | 永野芽郁 | ヒロキのクラスの同級生で学級委員長。しっかり者 |
加賀美マリア | 三森すずこ | ヒロキの担任教師。教育熱心 |
三浦久美子 | 長澤奈央 | ヒロキの母親。二年前に病死。 |
里見英治 | 波岡一喜 | テルの家庭教師。勝利至上主義 |
三浦滋彦 | 金山一彦 | ヒロキの父親。仕事仕事の毎日 |
スタッフ
監督:元木隆史
エグゼクティブプロデューサー:木谷高明
原作:ブシロード・伊藤彰
監督:元木隆史
脚本:黒木久勝
カードファイト構成:中島大渡(ホロスエンタテインメント)
制作協力:楽映舎
制作:創通・電通・エースクルーエンタテインメント
製作・著作:ブシロード
音楽
メインテーマ
- 「脳内Survivor」
挿入曲
- 「CLIMBER×CLIMBER」
情報番組
商品紹介などの最新情報、出演者のヴァンガードファイトなどを放送・配信。ゲストが来ることもある。
ヴァンガードTV
放送先:BSジャパン(毎週日曜日10:00~)
放送期間:2011年1月9日 - 9月25日
配信先:ニコニコ動画(TOPリンク)の武士道通信 ブシロードチャンネル(リンク)(不定期・生放送配信)
MC:橘田いずみ・森嶋秀太・ドクター・オー
出演:セイン・カミュ・寺川愛美・貴島康成・城田サクラ・大邑颯斗など
ヴァンガ道
放送先:TXN系6局&BSジャパン(第2期のみ)
放送時間:毎週日曜日10:00~(第1期)→毎週土曜日8:00〜
放送期間:2011年10月2日 - 2012年3月25日(第1期)/2013年4月6日 - 12月28日(第2期)
MC:橘田いずみ・DAIGO(BREAKERZ)・岡田圭右・セイン・カミュ(第1期のみ)・三森すずこなど
2011年9月までBSジャパンで放映されていた、ヴァンガードTVの後続番組。第1期と第2期に分かれて放送された。
ヴァンガードTV2
放送先:BSジャパン(毎週土曜日10:30~)
放送期間:2012年4月7日 - 2013年3月30日
「ヴァンガードTV」が帰ってきた形になる。
ヴァンガードTV TRY
放送先:TXN系6局&BSジャパン
放送時間:毎週月曜日17:30〜(地上波)/毎週土曜日10:30~(BS)
放送期間:2014年1月6日 - 10月18日
TXN系6局では、3月31日(第13回)に終了。それ以降はBSのみで継続。
ヴァンガードスタジアム
放送先:BSジャパン(毎週土曜日10:30~)
放送期間:2014年10月25日 - 2015年3月28日
サタデーヴァンガード1030
放送先:BSジャパン(毎週土曜日10:30~)
放送期間:2015年10月3日 - 2016年3月26日
MC:石井マーク・愛美・工藤晴香
ヴァンラジ
詳細はヴァンラジを参照。
アニメシリーズの世界観
全シリーズ通して作中に登場するカードはTCG版のものがそのまま使用されているが、前述したようにヴァンガードシリーズは、TCGの販促ありきのコンテンツであり、必ずしも世界観を共有しているわけではない。シリーズ間の具体的な違いは以下の通り。
2011年版・ヴァンガードG・2018年版
新右衛門編→無印ヴァンガード(第1期〜ネオンメサイア/中学生編〜外伝)→ヴァンガードG
先導兄妹(アイチとエミ)/櫂トシキ(異説あり)/新導クロノ/新田新右衛門を主人公とする世界。先導アイチを主人公とする時代の作品には過去と未来が存在するが、『新右衛門編』(過去)とヴァンガードGシリーズ(未来)はそれらの出来事をアニメオリジナルとして製作された作品となっている。ただし、各シリーズごとに矛盾が多く見られる影響で物語が直接繋がっているわけではないことに留意しておきたい(Gシリーズは2011年版の続編、『新右衛門編』は2018年版の前日譚という見解が強い。ただし『新右衛門編』の終盤ではGシリーズに該当する時間軸で中学生になった新導クロノが登場しており、G1期の第1話が始まっていく予兆を示すと思わせる描写がある)。一部の登場人物の性格なども各シリーズで異なっている。
2018年版のベース元である漫画版とヴァンガードGの繋がりについては具体的な公式の発表はなく、漫画版の正式な続編である『ターナバウト』か『ストライドジェネレーション』に繋がる可能性もある。
このシリーズの世界では「世界のカードゲーム人口が数億人を突破している」という点で、現実世界よりもカードゲーム(ヴァンガード)が大きく普及しており、現実では架空の世界である惑星クレイが「実在している」ことが言及されている世界となる。
作品ごとに異なるが、この世界の地球では、
- 3クランが次のストーリーでいきなり消滅する
- 虚無の化身の力によってファイター達が次々と闇堕ちする
- ある人物による暗躍でヴァンガードユニットが現出する
- 歴史の歪める存在によって特定の人物が偽物にすり替えられる
因みにカードゲーム中の架空世界である惑星クレイにおいては、ユニット設定や小説「惑星クレイ物語」等のクレイに纏わる事柄(背景ストーリー)にテレビアニメの出来事を意識したと思われる描写も見られるが、詳細は不明。
overDressシリーズ
overDress→will+Dress
カードファイト!!ヴァンガードoverDressを歴史の始まりに据えた世界で、過去作とは一切関わりのない世界。
2011年版〜2018年版との決定的な違いは、「設定的に特定のキャラクターしか所持していなかったカードが一般的に普及している」、「現実のTCGでは必須とされるカードスリーブを使用する描写がなされている」等、現実世界に限りなく近い世界観となっており、過去作のようにユニットが地球へ出現するといった事件は殆ど起こらない(過去作の要素が完全に排除されたわけではないが、PSYクオリアを介してファイトする人物は少なくとも存在しない)。
他作品とのコラボ
同じブシロードが展開しているヴァイスシュヴァルツはコラボタイトルが積極的にリリースされている一方でこちらはやや冷遇気味だった。
そんな中、「G」シリーズ放映中の2015年7月に『刀剣乱舞』の独自のコラボクランが登場(元々は2015年のエイプリルフール企画としてのコラボとされていた)。おそらくは女性層の掘り起こしとしてリリースされた模様である。余談だが、ブシロードはかつては女性向けTCG「アリスクロス」を発売していた。
しかし、同社製のTCGにおいて版権作品系の殆どはヴァイスシュヴァルツやReバース等に優先していることが多いのか、ヴァンガードにおいては参戦作品の追加頻度はあまり高くない。
『BanG_Dream!』については、(タイトルとしては)劇場版「FILM LIVE」をカード化しているが、これは同社製のTCGの中で既にコラボしたことのあるヴァイス版(アニメ版及びガルパをカード化)やバディファイト版(ガルパ☆ピコをカード化)との競合を避けるためだとされる。
「女神再臨」収録の「ホロライブ」や「龍樹侵攻」収録の「すとぷり」のように「タイトル」を冠しない、又は「タイトル」としての参戦予定のないコラボカードが、通常のブースターパック商品で単発収録されるケースもある。
なお、刀剣乱舞以前にもエトランジェと呼ばれるコラボカード(ただしデッキ構築はできない)が、雑誌の付録やイベント等で散発的に配布されており、他作品とのコラボが全くなかったというわけではない。
参戦作品 | 備考 |
---|---|
刀剣乱舞 | 「G」期と「overDress」期に2度コラボ |
BanG_Dream! | 劇場版「FILM LIVE」をカード化。後に「仮面竜奏」にて無所属のカードとして特別収録 |
モンスターストライク | |
SHAMAN_KING | 2021年版アニメがベース |
終末のワルキューレ |
関連タグ
- 刀剣乱舞 -2015年のエイプリルフールネタとしてコラボ…と思われたのだが、まさかの現実化。前例のエトランジェではないヴァンガードでの他作品コラボはその作品のタイトルブースターとしては史上初となる。
- BanG_Dream! - 同じブシロードが展開するメディアミックス作品の一つ。刀剣乱舞と同様、こちらも2020年7月に本作のタイトルブースターが発売された他、一部のバンドユニットはアニメシリーズの主題歌も担当している。
- Occultic;Nine - 2016年秋アニメとして放送されたライトノベル作品。第3話にて名称が登場し、その後にもカードが登場する場面が存在する。こちらに関してはブシロード公認。
- DAIGO - TCG版のテレビCMでのイメージキャラクター。また、初期とG期ではテレビアニメにおいても本人役としてゲスト出演していた。
- リルリルフェアリル - 2018年に途中からテレビ東京→TOKYOMX(地上波の場合)へ移動した作品繋がり。ただしこちらは、テレビ東京系列に復帰することなくシリーズが終了している。
外部リンク
公式
「カードファイト!! ヴァンガード」 公式ポータルサイト
カードファイト!! ヴァンガード|テレビ愛知
テレビ東京・あにてれ カードファイト!! ヴァンガード
テレビ東京・あにてれ カードファイト!! ヴァンガードG
TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」公式サイト
TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガードwill+Dress」公式サイト
月刊ブシロード公式サイト
カードファイト!! ヴァンガード - ニコニコチャンネル
非公式
カードファイト!! ヴァンガード Wiki
カードファイト!! ヴァンガードとは (カードファイトヴァンガードとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
カードファイト!! ヴァンガード - Wikipedia
カードファイト!! ヴァンガードとは - はてなキーワード
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