「我が未来を喰らい顕現せよ、ゼロスドラゴン! アルティメットストライド!」
概要
ゼロスドラゴンとはカードファイト!!ヴァンガードブースターパック第13弾『究極超越(アルティメットストライド )』から登場した種族である。
惑星クレイに生まれた「歪み」の化身たる破壊神・ギーゼ」が、創世神「メサイア」との戦いにおいて生み出した恐るべき兵器。ギーゼが自身の一部である楔「破壊の竜骨」を精霊の力の集積点に打ち込み、打ち込まれたそれらが周囲のエレメンタルの力を根こそぎ喰らい受肉することで顕現した。
クレイ六国家それぞれに対応した姿を持ち、それぞれメサイア側からは「極天」「獄炎」「死苑」「終焉」「星葬」「絶海」のコードネームで識別され、ギーゼからは「ウルティマ」「ドラクマ」「ゾーア」「ダスト」「スターク」「メギド」の名で識別される。
このうち「終焉のゼロスドラゴン ダスト」だけは、例外的にギーゼの負の念を色濃く受け継いでいるため、限りなく希薄ながら固有の自我を備えている。
「ドラゴン」の名を持ち、実際に竜の姿をしてはいるが、その実態はクレイエレメンタルと似て非なる無形の存在であり、疑似的な「超越生存体」である。
つまり生命体ではなく、ドラゴンの姿をしているだけの破壊兵器であり、自我は持たない。
本質はギーゼによる破壊と滅亡を代行するための存在にすぎず、弐神戦争ではその破壊力にものを言わせて多くの光の戦士を屠ったが、最終的にはメサイア陣営の猛攻に抗しきれず、ギーゼ封印により無力化された。
しかし中核である「破壊の竜骨」はギーゼの怨念=クレイの現状を否定し変革しようとする「虚無」の塊であるため、メサイアを以てしても破壊はできず、さりとて放置すればギーゼを呼び戻してしまう。
だが星の奥に封じようにも疲弊しきったクレイでは耐えられないという事態に陥ったため、やむなく「隣り合う世界」である惑星「E」、すなわち地球に封じられることになった。
この時、ゼロスドラゴンたちは聖剣フィデスの使い手によって地球に持ち込まれたが、その過程でヴァンガードのユニットカードに変質、誰にも知られないまま封印されていた。
最終的にディフライドによって降り立った使徒たちに全て確保・解放されたが、第二次弐神戦争においてギーゼが消滅したことで活動を停止、クレイエレメンタルに還元される形でもろとも消え去って行った。
カード名は「《○○》のゼロスドラゴン ●●」と、○○にメサイア側からの呼称である二つ名、●●にギーゼ側が認識する個体名の組み合わせで統一されている。
全てのゼロスドラゴンには創造主であるギーゼの紋章が描かれている。
アニメでは
ヴァレオス「ヴァンガードと同じカードをコストに、ゼロスドラゴンはファイトによって降臨する。だがそれには、全てを懸けなければならない!」
「この状態でファイトに敗北すれば、私のジェネレーションゾーンの全てのカードは消失、二度と戻らない。それはファイターとユニットが共に紡ぐ未来の可能性が、全て失われることを意味する!」
カードファイト!!ヴァンガードGZでは、敵勢力であるギーゼの信奉者がディフライドしたファイター集団「使徒」が切り札として使用。
能力などは実物と全く同じだが、使用に伴うリスクはファイト面以上に大きく、究極超越した上で敗北した場合、Gゾーンのゼロスドラゴン以外のカードが全て焼失し、以後Gユニットの使用自体が永久に不可能になるというとんでもない反動がのしかかる。
リスクを受けた上で勝利した場合どうなるのかは謎だが、アニメのファイターとユニットの関係を考えるとゼロスドラゴンで決め切れなかった(=未来の可能性を失った)時点で敗北が確定すると思われる。
アニメのファイトにおいては、Gゾーンを失うということはすなわち、クレイのユニットとファイターを繋ぐ運命の絆が断ち切られ、ヴァンガードに関する全ての未来を失ったことを意味する。
つまり使徒=ディフライダーがそうなった場合、地球に留まるために縁としている先導者との運命の繋がりを失い、ディフライドが強制解除されてしまうのである。
新導クロノも一時「終焉のゼロスドラゴン ダスト」を使用して敗北したためにこの状態に陥ったが、ギーゼを倒すために直接クレイを訪れ、クロノ・ドランとの対話を経て繋がりを取り戻している。
使徒たちがゼロスドラゴンを使用するのは敵を倒すためである他に、ギーゼ復活のためのパワーを集めるためという別の目的がある。
究極超越を経て勝利することにより「世界よ、沈黙せよ!」というギーゼへの祈りの言葉を唱えることで実体としてのゼロスドラゴンが顕現し、その衝撃で周辺一帯を破壊する。これを以てカードに変えられたゼロスドラゴンが覚醒し、ギーゼの振るう破滅の力の化身として機能するようになるのである。
特徴
属する6枚全てがGユニットかつ『究極超越』でヴァンガードに登場。対応する国家に属するクランなら使えるが、Gゾーンに戻る際に残っているGゾーンのカードごと除外される究極超越の仕様上、ストライドしたターンに勝利しないと事実上Gユニットが使用不可能に陥るデメリットを有している。
その分ゼロスドラゴンの効果は様々なクランの特徴を合わせた様な強力な物になっており、基本パワーも通常のGユニットの15000よりも高い25000に設定されている。
ゼロスドラゴン一覧
- 極天のゼロスドラゴン ウルティマ
『極天 eventual pole』
ユナイテッド・サンクチュアリのゼロスドラゴン。
光のエレメンタルを吸収したため、白い体躯に鳥の翼、青い刀身の剣を携えた騎士のような佇まいをしている。
その神聖な外見から、顕現当初は国家の守護竜と誤認されたが、他のゼロスドラゴンと同じく本質は破壊兵器であり、その姿を崇めひれ伏す人々を無慈悲に薙ぎ払い虐殺したとされる。
第一次弐神戦争では多くの守護竜を屠る暴威を見せたが、最後には一人の勇者の命と引き換えに討伐されている。
ちなみにカードイラスト・「G Z」のオープニング・アニメ本編の全てにおいて足の形が違うという珍妙な特徴がある。
ゲーム環境においては他の面々同様プレミアムスタンダードでのみ使用可能なカードだが、ゼロスドラゴンの中で唯一の一種選抜制限(このカテゴリに入るカードから1種類のみ採用可能)をかけられている。
プレミアムスタンダードはこれまで登場したカードが最新のものまで含めて全て使用可能なのだが、こいつの場合固有能力である「山札から4枚選び、2枚は山札の上に置いて2枚はコール、このターンヴァンガードが得るトリガー効果とパワーの増加を全ユニットに拡大する」という自動能力が、Dシリーズで登場したオーバートリガー(トリガーするとユニット1体にパワー+1億)と凄まじいシナジーを形成していたのが原因とされる。
特にケテルサンクチュアリ=ユナイテッドサンクチュアリのデッキに投入できるオーバートリガーには「栄典の光竜神 アマルティノア」があり、こいつの固有効果「リアガードのアタック時にもドライブする」と合わさると、仕込むトリガーをこれとクリティカルトリガーにすれば、
- ウルティマ自身を含む全ユニットにパワー+1億以上、クリティカル+1
- リアガードのドライブで出たトリガーをウルティマに振ればその効果も全ユニットに拡大
- Vシリーズのゴールドパラディンを使えば追加のリアガードサークルを得られるので、その数だけドライブチェックも増加
と、ほぼゲームエンド級の破壊力を確定で作り出せる。併用が禁止されたのは当然の成り行きだろう。
『獄炎 Inferno』
ドラゴンエンパイアのゼロスドラゴン。6枚の翼を持ったフレイムドラゴンの姿をしている。
ゼロスドラゴンの中でも最大のパワーを持っていたが、それゆえに創造主であるギーゼですら完全な制御は困難であり、ギーゼがクレイ全土を制圧した時期には大陸の半分がコイツによって破壊されていたという有様。
第一次弐神戦争においてこの個体を討伐した戦士が持っていた双剣は「黙示録の剣」と呼ばれ、後にドラゴニック・オーバーロードの手に渡ることになる。
『星葬 destroy star』
スターゲートのゼロスドラゴン。機械で作られたようなコスモドラゴンの姿をしている。
スターゲートはその特性上クレイエレメンタルが少なく、打ち込まれた「破壊の竜骨」が受肉するだけの必要量がなかった。このためギーゼは現在で言う「時空超越」に近い技術を用いて未来のクレイから精霊を召喚、無理矢理受肉させることでこのゼロスドラゴンを顕現させた。
恐るべき攻撃力を誇ったが、未来の可能性から無理矢理精霊を呼び出して顕現した都合上現在クレイに存在するエレメンタルをエネルギーに出来ないという致命的な弱点があり、最終的にはエネルギー切れに追い込まれて自滅した。
しかし、その死に際に放った最後の砲撃はクレイの衛星を一つ、跡形もなく消滅させるというすさまじさであり、ゼロスドラゴンの恐ろしさをまざまざと見せつけている。
- 終焉のゼロスドラゴン ダスト
『終焉 End of the World』
ダークゾーンのゼロスドラゴン。魔王やデーモンのような特徴を持ったアビスドラゴンに近い姿をしている。
自我を持たない破壊兵器であるゼロスドラゴンの中で唯一、ギーゼの負の念を色濃く受け継いだ影響で希薄ながら自我を持っている。
闇に満たされた空間を好み、降り立った大陸では闇属性以外のエレメンタルを根こそぎ駆逐してしまったとされる。
討伐された骸は無数の魔王に変じたという噂があるが、真偽のほどは不明。
アニメでは本来の担い手であるガスティールが敗北した後、回収した伊吹から新導クロノに渡されている。その後カズマにディフライドしたギーゼとの戦いでクロノが使用したが、敗北したことでクロノの未来全てが消滅する事態に陥っている。
ちなみにゼロスドラゴンの中で唯一フィニッシャーになり損ねている。元々の担い手であるガスティールが作中1回しかファイトをしていない上に負けており、その後所有したクロノも使用したファイトで敗北、ギーゼの手に渡ってからはリアガードとしてしか運用されていないためである。
ゲームにおいてはカウンターブラストを支払うことで、相手のユニット全てのパワーとグレードを1に変更した上で能力を消去、相手のダメージが4以下なら1点のエクストラダメージを与える自動能力を持つ。
アタック性能は非常に高く、Gガーディアンも封じるため、守護者さえ乗り切ればほぼ勝利が確定する。
ガード封じを得意とするダークイレギュラーズ、バトル中のスペリオルコールを連発するスパイクブラザーズやペイルムーンと、いずれのクランでもフィニッシャーとして申し分ない性能を誇るが、もっとも相性が良いのはこれら全てを行えるギアクロニクルだろう。
ちなみにエクストラダメージの効果は元々相手のダメージに関係なく適用できていたが、何と情報公開からわずか3日でエラッタされたというある意味奇跡的な記録を持つ。
公式曰く「ユニットのアタックとは関係なくバトルフェイズ中以外のダメージによってゲームを決着させる能力が、ランダム性が低いGゾーンのカードで、かつ複数のクランが使用できることが非常に不快であり、当初の配慮が不足していた」とのこと。
『絶海 Distant Sea』
メガラニカのゼロスドラゴン。手足を持たない海竜そのものの姿をしている。
メガラニカのクランの中でも、特にアクアフォースの影響を強く受けており、無数のビット兵器を帯同させ、これらからレーザーを放って攻撃する。
元々デカいゼロスドラゴンの中でも輪をかけてデカく、誕生時にメガラニカの外周を囲んでいた山脈を薙ぎ払った結果、流れ込んだ海水で領土のほとんどが水没したという伝説がある。
討伐時の記録が一切残っておらず、どのような形で倒されたのかは不明。そのせいなのかどうなのか、後世ではバミューダ△の影響を受けた可能性と思しきマーメイドの姿が確認されている。
- 死苑のゼロスドラゴン ゾーア
『死苑 death garden』
ズーのゼロスドラゴン。インセクトやバイオロイドの特徴を持ったフォレストドラゴンに近い姿をしている。
顕現時にもっとも多くの精霊を喰らった個体であり、その特性上顕現してからも常にエネルギーを補給せねばならず、大気を介して魔力を奪い続けた「精霊喰い(エレメンタルイーター)」として知られている。
この結果、討伐されるまでにあわや大陸の精霊が全滅するという危機が発生しており、天輪聖紀に至ってもズーの住民たちの怒りは根深く、ゾーアの姿を象った木像を作り、祝祭においてこれを燃やすという風習が残っている。
ゲームにおける性能としては、基本は他のゼロスドラゴンと同じで、登場時にカウンターブラストを払うことで1枚ドローし、手札から1枚スペリオルコールする能力を持つ。
そして、これによってスペリオルコールしたユニットはそのターンの間のみ「カードの効果で選ばれず、パワーが99999で固定される」永続能力と、「このユニットがヴァンガードにダメージを与えた時、相手は敗北する」という永続能力を付与される。
100000以上ものガード値は並大抵では実現できず、相手は基本的に守護者を強要される。そのためこの効果による特殊勝利はあくまで守護者を消費させる牽制&ゾーア自身のアタックを通しやすくする露払いとして扱うのがベター。もっともダークフェイス・アルキデスなど、ガーディアンのコールを制限する能力と併用すればフィニッシュも視野に入る。
相手の守護者の枚数は常に確認しておき、4枚全てが出切ったところで究極超越すればほぼ勝利は確定する。
ただし相手もズーのデッキである場合、後述のメガローマが出た次のターンでは絶対に究極超越してはならない。
原初竜
プレミアムクランコレクション2019で一斉に収録された、ゼロスドラゴンと似た特徴を持つGユニット。それぞれが国家に対応しているのは同じ。
ゼロスドラゴンと違い通常の超越スキルで登場し、基本パワーも15000とあくまで通常のGユニットの一つである。
また、究極超越ではないためGゾーンには普通に戻る。
さらに、デメリットとしてカード能力で表にできない代わりに、Gゾーンで表になっていれば、それ以降はコストなしで超越できるという破格のメリットを持っている。
自身の登場により後続のGユニットを排除するゼロスドラゴンに対し、こちらは自身の登場により後続のGユニットを呼びやすくする正反対の特徴を持っている。
単体でのパワーはゼロスドラゴンには及ばないものの、その分特徴的な能力が多く、フィニッシャー性能に特化したあちらに比べて防御力や生存能力、アドバンテージの確保などに長けている。
背景設定においてはクレイ最初の神格「始祖創世竜」の眷属である「最初のドラゴン」だと語られている。
現在存在するドラゴンやその特性を持つ種族は、全てこれら原初竜を起源とする同族に当たる。
- 至純の原初竜 アグノス
草創の地に降り立て。正道を行く使徒たちよ。
ユナイテッドサンクチュアリの原初竜。6枚の翼を広げた白いコスモドラゴン。
登場時にコストを払うことで、手札から可能な限りのユニットをスペリオルコールし、その後3枚ドローする自動能力を持つ。
戦線を回復しつつ手札を交換できる強力なスキルであるが、コール後のドローは強制であることに注意。また、Pスタンダードにおいてアクセルマーカーを得ているゴールドパラディンから超越した場合、6枚以上コールしなければならないこともある。
- 炎雷の原初竜 ギルガル
雷の咆哮が一切を砕き、炎の息吹に血気が燃え立つ。
ドラゴンエンパイアの原初竜。炎を背負い、雷を纏い、皮膜の張った翼を広げた、山よりも巨大なフレイムドラゴン。
コストを払うことで、そのターンのアタックで相手の全てのユニットにアタックし、さらにパワーを10000上げたうえで、ヒットしたアタック1回につきカウンターチャージを1回行う能力を得る。
かげろうやなるかみと相性がよく、それらのユニットの持つ「相手のリアガードが退却した時」の自動能力を誘発できるほか、弱点となる「相手の能力で選ばれない」リアガードを潰すのにも役立つ。
- 天蓋の原初竜 オリゴレーム
全ては無から生まれ、やがて無へと還る。
スターゲートの原初竜。異形と化した4枚の翼を纏い、ヒト型に近いスタイルを持った黒いスペースドラゴン。
アタック時にコストを払うことで、相手のユニット全てのパワーをそのターンのみ0にする自動能力を持つ。
相手に要求するシールド値を大幅に引き上げ、ガーディアンを浪費させることが狙えるが、このユニット自体がアタックする必要があるため、リアガードから先にアタックする戦術の場合は有効に機能しない(ダメージチェックで得たトリガーによるパワー増加を帳消しにする用途では使える)。
- 幽暗の原初竜 フォルミード
刈り取られる。なす術もなく。
ダークゾーンの原初竜。極彩色の翼とたてがみを持った、もっともドラゴンらしいフォルムのアビスドラゴン。
登場時にコストを払うことで、相手のリアガードを自分の空いているリアガードサークルの数だけ退却させ、3枚以上の退却に成功したら5枚のソウルチャージと1枚のドローを行う自動能力を持つ。
リアガードが少ないほどに真価を発揮するため、スパイクブラザーズやペイルムーンなどと相性が良いが、山札が高速で減るためライブラリアウトに注意が必要。こちらを気にするのであればダークイレギュラーズを用い、山札を回復する手段を用意しておきたい。
- 溟海の原初竜 バランエレナ
波が陸地を侵蝕し、世界は姿を変えていく。
メガラニカの原初竜。青い体躯と金色の刃のようなヒレを持った、クジラのような姿のティアードラゴン。
相手がガーディアンサークルにガーディアンをコールした場合、手札のグレード1以下のカードを捨てることでそれらを退却させる自動能力を持つ。守護者によるヒット回避や、ガーディアンサークルに登場した時の自動能力は防げないが、シールド値の加算による防御は完全に封殺できる。そのためクインテットウォールやGガーディアンに対してめっぽう強い。
アクアフォースやバミューダ△はアタック回数の増加に長けているため、それらのアタックが通しやすくなる。
ちなみにアニメだとわかりづらいが、ルール上ガーディアンは1枚ずつコールするので、バランエレナの能力を使う場合、コールされた数だけコストを払う必要があるのに注意。
- 降誕の原初竜 メガローマ
その命こそが希望の結晶。神の寵愛にて包み込まん。
ズーの原初竜。大樹そのもののような体と四本の巨大な尾を持ったフォレストドラゴン。
登場時に手札2枚をドロップすることで、次の相手のターンに自分が敗北処理を行う場合、その代わりに手札とダメージゾーンのカードを山札に戻し、シャッフル後に上から5枚のカードを表でダメージゾーンに移動し、そのターンを強制終了する自動能力を持つ。
敗北を1度だけ回避し、ターンを終わらせるという、ヴァンガードどころかTCG全体でも極めて珍しい能力の持ち主だが、適用後は手札が次のターンでドローする1枚になるため、切り返しの手段はあらかじめ考えておく必要がある。ネオネクタールであれば「銃士」やプラント・トークンを用いることで頭数を揃えることは可能であり、またこのカード自体の能力でコストなしに超越可能であるため、そちらで巻き返したい。
また、敗北時にそれをかき消してエンドフェイズに移行するため、「ヒットした時」「バトル終了時」の能力はタイミングがなくなって発動されないという利点もある。
ただしルール上必要な処理や、発動済みの自動能力の解決はそのまま行うため、ダメージ5でクリティカル2以上のアタックがヒットした場合、ヒールトリガーがない限り普通に敗北となることに注意。(1点目のダメージを受けた時点で自動能力が適用されエンドフェイズに移行するが、残り1点のダメージ処理が残っているため、そちらの処理によってダメージ6となりやっぱり敗北する)。
関連タグ
ファイブ・オリジン・ドラゴン:強大な力を有する太古のドラゴン繋がり。ただしこちらは善良な存在かつ、最大・最悪・最凶の合成龍として利用されている。