CV:生天目仁美
キャラクター概要
人物像
6月11日生まれのA型。漫画版設定では高校2年生。17歳。愛称は「アーちゃん」。
フーファイターAL4の一員で、ヴァンガードファイトでのファイトスタイルから「暗殺者(アサシン)」という異名を持つ。
外見は深い青色のセミロングに水色の瞳の大人びた容貌。キャラクター紹介からも分かるように、公式で美少女(美女?)設定である。
藍色と白を基調にしたライダーワンピに丈の長いブーツを合わせた、全体的に青色を基調とした服装でいることが多い。腰に付いたピンクのリボンがトレードマーク。
ピアスやチョーカー、アンクレット、スタッズベルトなど、装身具が多いことが特徴。
雀ヶ森レンに心酔しているが、新城テツとは違い彼の過去についてはよく知らない節がある。(ただしアニメ版ではレンが櫂トシキの影を追いかけている事を矢作キョウから知らされている設定がある)
フーファイターにスカウトされ、少しでもレンに近づこうと持てる力以上の力を発揮した結果、AL4内3位の実力に伸し上がった過去を持つ。
後述の理由によりレンに忠誠と絶対服従と誓っているため、「レンを倒してフーファイターのトップに立ってみせる」と下剋上の意思を見せていたキョウがフーファイターを脱退させられた際には辛辣な言葉を浴びせかけたり、漫画版でも三和タイシに対し「櫂トシキはレン様の裏切り者」と発言するなど、レンに反発する者には容赦なく苛烈な態度を見せる様子からも、レンに対する心酔ぶりが窺える。
レンが「勝気なところは昔から変わっていない」というように、他者に対して常にどこか高圧的で余裕のある態度を見せるが、アニメでは戸倉ミサキのオラクルシンタンクの特性と自らの特技を生かしたファイトの前に敗北した際、漫画版ではフーファイターのアジトに現れた櫂トシキに敗北した折に「レン様のそばに居られなくなる」という恐怖心から涙を見せており、精神面の弱さも覗かせる。
見た目通りのお姉様キャラであり、漫画版ではフーファイターの隊員(川並ミナミ)に首輪とリードをつけて店まで案内させるというご褒美を実行したりしているが、腰に完全ミスマッチなピンクのリボンを着けていたりとなんとなく乙女チックな面も窺える。
アニメ一期では主人公の敵サイドチームにおける紅一点ということでアニメ・漫画共にミサキと対比されるポジションにあり、アニメではミサキに一度は勝利したが上述の通り返り討ちにあった。漫画版では三和ともファイト済み。
作中ほぼ唯一といっていいほどのあからさまに化粧っ気を覗かせている人物である。
(アニメ第61話の過去回想にて、唇が地の色ではなく化粧であることが判明。アイドルであるウルトラレアでさえイヤリングはあれど口紅の描写は無い)
余談ではあるが漫画版、およびそれをアニメ化した2018年版シリーズにおけるアサカはレンよりも1つ学年が上の先輩である。
レン様レン様と敬ってばかりのアサカのことを見ていれば忘れそうになるが、一応レンよりもアサカは年上であり、そのことからもアサカがどれだけレンのことを敬っているのかがわかる。
一方、旧アニメシリーズでのアサカはリンクジョーカー編時点においてレンと同じ高校2年生(アニメージュ2013年9月号P59より)であり、レンとは同級生の間柄である。
前述したシリーズごとの設定の相違については、漫画版の作者である伊藤彰先生自身が「漫画版とアニメとではキャラの学年が変わる可能性がある」 と言及している。
しかし旧アニメ版での作中にて、アサカがレンと同級生であるという具体的な描写はレギオンメイト編エピローグ(195話、196話)まで全くされてこなかった。
そのため多くの視聴者が、196話でアサカがレンと同年度に高校を卒業したことを「アサカはレンと同級生になるために留年した」と解釈したようである。
キャラクター設定
漫画版とアニメ版では一部キャラクター設定が異なる。おもな相違点は下記の通り。
【漫画版】
初登場は8話。なお5~7話の作中や扉絵でも、後ろ姿ではあるが登場している。
櫂トシキの所在を求めてカードキャピタルを訪れ、三和タイシや戸倉ミサキとファイトを行った。ミサキのことはその言葉遣いから「下品な女」と評している。
なお初期設定のイメージボードから、レンの身の回りの世話はアサカが行っている模様。
レンからは「アーちゃん」、川並ミナミからは「アサカ様」と呼ばれており、ファンからの愛称もこの二つでほぼ占められる。
【アニメ版】
初登場は27話。夏のヴァンガードチャンピオンシップ全国大会会場へテツ、キョウとともに現れる。
61話の回想にて、フーファイター入隊の経緯が明らかとなった。
レンのスカウトによりフーファイターに入隊した当時は大した実力を持っておらず、キョウに負けて涙を見せていた。
自分と使用デッキのポテンシャルを評価し「期待している」との言葉を与えてくれたレンに認めてもらう為にフーファイター内での競争に勝ち抜き、レン、テツに次ぐ序列3位としてAL4入りを果たす。
ちなみにスカウトされてからAL4昇格直後までは肩に巻いた上着とシャツにスカート、黒タイツというシンプルな服装で、チョーカー、イヤリング、口紅などの装身具を付けていない幼さを残した外見である。
フーファイター入隊の経緯によりレンに心酔、自らを「レン様だけのファイター」と称し絶対服従を誓っている。「レン様に自分を見て欲しい、自分だけを見ていて欲しい」という願望を持ち、強くなり勝ち続けることでそれを叶えようとする。
その為、レンが愛憎の執着を見せる櫂トシキには複雑な感情を向けているようである。
ミサキに敗退後、ルールに従いレンから「AL4からの除名」を宣言されているが大将戦後、再びチームメイトとして迎え入れられる。
【アニメ第二期 アジアサーキット編】
VFサーキットソウルステージに電撃参戦した「チームNAL4」の一員として再登場。
「銀の茨の竜使いルキエ」にライドしミサキに完勝。
またファイト描写は省略されているが、決勝戦ではチームカエサルの臼井ユリに勝利している。
リゾートアイランドにもチームNAL4の一員として訪れ、アニメ作中では初となる私服や水着姿を惜しげもなく披露したり「だからレン様はすごいのよね」という名セリフを生み出したりと新たな一面を覗かせた。
ちなみに上記のセリフはアイチの「やっぱり櫂くんはすごい!(YKS)」になぞらえて「DRS」と称されることが多い。
肝試しでは怖がりであることが判明したが、事前にレンに対して「気合い入れて全力で怖がります!」と宣言しているため、それが素なのかどうかは不明。
レンの性格が穏やかになった影響か、デッキ構築に頭を悩ますミサキに対して「そのデッキで決まり?」と声を掛けたり、レンと和やかに談笑するなど一期の彼女からは想像できない穏やかさを見せる(というか、OPの特に28秒~32秒あたりのアサカは幸せそう。レンやテツと違って、ぶっちゃけ櫂のことはガン無視してるし)。
ただし自分を負けさせてから進歩がないミサキに対して失望の言葉を投げつけるなど、勝ち気で高圧的な性格はなくしていない様子。
【アニメ第三期 リンクジョーカー編】
フーファイター本部ビルに隣接する、フーファイター傘下の学校法人によって経営されるエリート校「福原高校」2年生に在籍している。
同校ヴァンガード部の副部長を務め、部長としての仕事を放棄することが多いレンに代わって雑務を嬉々として(ほぼ全部)行なっている模様。
レンに対する心酔ぶりと面倒見の良さは相変わらずで、テツには「レンを甘やかすな」などと窘められている。
そのためかスイコが(悪ふざけとして)レンの世話を率先して行っては、アサカが悔しそうにするというコメディチックな場面もあった。その際、レンはスイコに「相変わらず」と言っていることから割と頻繁に行っていると想像できる。
学生服は白を基調にしたセーラー服で、トレードマークとも言えるピアスと首元のチョーカーにくわえ、足首にもチョーカーと同じ素材のアクセサリーを着けているのが特徴。
制服時のみ、ピアスは揺れる部分のないシンプルなものへと変えられている。
また、一時リバースファイターとなり、レンの前に立ちはだかり、心酔振りが暴走した。
なお、最終回間際の櫂のみと思われがちである「ファイトで負けることで、ではなくファイト中であるにもかかわらず他人の呼び声でリバース化が解消される」を実はアサカが先に行っていたりもする。
【アニメ第六期 ギアースクライシス編】
Gクエストでトコハと対戦。次のレンに繋げる為、カードを温存しトコハに敗れた。
なお自分の出番の前に矢作キョウがトコハをぶちのめそうとしたとき自重しないキョウを睨みつけている。戦略上でやったのかレンが好きすぎていたのか……。
その後はギアースクライシスを管制室からサポートした。
【みにヴぁん】
遊園地で猛獣ショーのアルバイトをしている様子。
ちなみにゴールデン・ビーストテイマーの衣装にポニーテールというなかなかレアな出で立ちである。
アニメ二期で描かれた、「オバケが苦手(怖がり)」という面が強く強調されているのが特徴。
現実・二次創作での扱い
アニメに登場した当初は、一部で髪や目の色などから、アイチの生き別れの姉説が流れていたが、全然そんなことはなかった。
また、漫画版設定の高校2年生という年齢で化粧をしていることや、高圧的な態度なせいか、BBA扱いされることがしばしばある。
不愉快に思う人もいるので、勝手なイメージを押しつけない様注意が必要である。
pixiv上では因縁の相手であるミサキと2人セットで描かれているイラストが多い。
カードファイトに関して
今夜も我が妖艶なるペイルムーンサーカス団の幕を開きましょう
優麗にして無慈悲なる技の数々、心ゆくまでご堪能ください
※昼の全国大会の台詞です
使用クランはペイルムーン。
異名「暗殺者(アサシン)」はこのクラン特有のソウルのユニットを駆使する戦術に由来しており、またこの戦術は「デッドリーシャドービースト」と呼称される。
相手の手の先を読むことを得意とし、自らそれを“アサシンの生きる術”としている。
特に異形の獣達を従える「ビーストテイマー」系ユニットにライドし、鞭を振る姿や「やっておしまい」といったユニットへの指示の仕方は、彼女のドSイメージを更に加速させる。
片手の指先でカードを回す謎の技術を見せたり、「これにて我がサーカス団の第一幕、終了と相成ります」といった、自分のターン毎にショーの幕引きを告げるなど、ミサキ曰く派手なパフォーマンスも特徴。
試合中の「この勝利の一撃を我がサーカス団が敬愛する唯一無二のお客様、レン様に捧げます。」といった台詞からも、如何にレンへ心酔しているかが窺える。
夏の全国大会では、「あなたは私に勝てない。そんなデッキではね」と勝利を予告し、ミサキに勝利している。
さらに試合後、手の先読みとデッキの組み方の甘さを指摘し、所詮私の敵じゃないとまで言いのけている。
テツによれば、試合中初めて相手をあれ程煽り、ファイトにもいつも程余裕が無かった様だが……?
秋の全国大会決勝中堅戦でミサキと再戦。
ライド・コール・スキル発動時のセリフは主なものとして、
- 「封印の鎖を解き放ち、呪われし技を示せ!」(バーキング・マンティコア)
- 「暗闇に潜む暗殺者よ、姿を現せ…!」(ミッドナイト・バニー/スキル発動時)
- 「聞くがいい!暴風を巻き起こす、女王様の鞭の音を!」(ミストレス・ハリケーン)
- 「私の前にはすべての獣が跪く!」(ゴールデン・ビーストテイマー)
- 「茨の鞭が鳴り響く時、竜でさえも跪く!」(銀の茨の竜使い ルキエ)
- 「竜を従え空高く、ルキエよ羽ばたけ!リミットブレイク!」
- 「袖幕に控える役者たちよ、今一度舞台の上へ!シルバーウィップ・リベレーション!」
(ルキエ/リミットブレイク発動時)
- 「「五線譜が奏でる物語で魅了されなさい!」(星空の旋律使いファラ)
- 「堕落と背徳の舞踏を、貴方に!」(ミラクルポップ・エヴァ)
- 「足掻いてももがいても醒めぬ夢。永久に踊り続ける死のダンス。血の涙と朽ち果てるがいい」
(ちぇるしー/ブレイクライド時)
- 「仮面の下の素顔を知るのは破滅の時。見るがいい、ラスト・イリュージョン!」
(ちぇるしー/ペルソナブラスト発動時)
- 「茨の鞭を振るう時、全ての竜は恐れひれ伏す!女王の名のもとに!」(銀の茨の竜女帝ルキエ “Я”/クロスライド時)
などがある。
対戦成績(アニメ版)
話数 | 対戦チーム | 対戦相手 | 対戦クラン | 結果 |
---|---|---|---|---|
RIDE31 | チームQ4 | 戸倉ミサキ | オラクルシンクタンク | ○ |
RIDE53 | チームFFBS | 美南ハルミ | かげろう | ○ |
RIDE61 | (チームAL4) | 矢作キョウ | スパイクブラザーズ | ● |
RIDE61 | チームQ4 | 戸倉ミサキ | オラクルシンクタンク | ● |
RIDE79 | チームムービースター | 不明 | 不明 | ○ |
RIDE80 | チームQ4 | 戸倉ミサキ | オラクルシンクタンク | ○ |
RIDE82 | チームカエサル | 臼井ユリ | ディメンジョンポリス | ○ |
RIDE101 | チームドレッドノート | ジリアン・チェン | アクアフォース | - |
RIDE116 | (チームドレッドノート) | 蒼龍レオン | アクアフォース | ● |
RIDE123 | 宮地学園カードファイト部 | 立凪コーリン | ロイヤルパラディン | ○ |
RIDE131 | (福原高校) | 雀ヶ森レン | シャドウパラディン | ● |
対戦成績(漫画版)
作中で明確に描写があるファイトのみを記載。
なおアニメ61話の対キョウ戦は回想である。
また、アニメ101話での対ドレッドノート戦はレンと組んでのタッグファイト形式。
決着が付く前に櫂トシキの敗北により地球へと送還されたため、勝敗は不明。
イメージライド
アサカの使用する「ペイルムーン」デッキには女性型のユニットが多いためか、ヴァンガードライド時にイメージライド映像が入る演出が他のキャラクターに比べて格段に多いことが特徴である。
ミストレス・ハリケーンやミッドナイト・バニーなど、獣人系のキャラへのイメージライドも多い。ケモナーホイホイである。
なお漫画版では男性ユニットとおぼしきカードにもイメージライドしている。
【漫画版】(カッコ内は初出話数)
- スターティング・プレゼンター(#009)
- ジャンピング・ジル(#009)
- ゴールデン・ビーストテイマー(#009)
- マジカルボックス・トリマー(#010)
- アーティラリーマン(#011)
- バーキング・ドラゴン・テイマー(#011)
【アニメ版】
- ミッドナイト・バニー(RIDE 31)
- クリムゾン・ビーストテイマー(RIDE 31)
- ミストレス・ハリケーン(RIDE 61)
- 夜空の舞姫(RIDE 80)
- 銀の茨の竜使い ルキエ(RIDE81)
主な使用カード
■グレード3
- 『ナイトメアドールありす』
- 『ミストレス・ハリケーン』
- 『ゴールデン・ビーストテイマー』
- 『バーキング・マンティコア』
- 『銀の茨の竜使いルキエ』
- 『ミッドナイト・インベーター』
- 『星空の旋律使いファラ』
- 『ナイトメアドール ちぇるしー』
- 『ミラクルポップ・エヴァ』
- 『銀の茨の竜女帝ルキエ“Я”』
■グレード2
■グレード1
■グレード0
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