概要
ブーツの一種で、大腿まで覆う長さを持つものであるが、中には股間まで達する物も有る。
漫画やアニメ、イラスト等で主に女騎士や魔法少女、悪魔っ娘といったキャラクターが履いており、他の履物と比べ妖艶かつかっこよさを演出する。
尚、日本では”ニーハイ”(Knee High)が「膝丈」ではなく「膝上丈」と誤訳され、ニーハイブーツがサイハイブーツと混同されている例が多い。
ヴィクトリア朝時代のイギリスで流行した編み上げブーツのうち、膝上丈のものが売春婦に――より正確には売春婦を買いにくる男性に――好まれたことで成立したとされる。
1960年代にはビニールやラテックスなど艶がある素材を使い、踵がピンヒールになっているタイプのもの(キンキーブーツ)が登場、SMの女王様が身に着けるアイテムの一つとして定着した。
それまで性的なシンボルとして扱われることの多かったサイハイブーツが一般的なファッションとして受け入れられたのは1990年公開の映画『プリティ・ウーマン』によるところが大きい。もっとも、ジュリア・ロバーツが演じたこの作品のヒロインはコールガールなのだが…。
日本では、サイハイブーツを店頭で見かける事はほぼ無く、専ら通販で手に入れる事となる。
特殊なデザイン
ブーツと衣類が一体となった特殊な物もある。