CV:阿部敦
概要
高校一年生(16歳)(※漫画版)で誕生日は12月12日(射手座)、血液型はA型。
深紅の長髪が特徴の青年。飄々としており、普段はどこかぼんやりした性格だが、ファイトになった途端雰囲気が変わる。その正体は、ヴァンガード全国大会で初出場ながら優勝したチーム「FFAL4(フーファイター・エーエルフォー)」のリーダー。
「シャドウパラディン」で構成されたデッキを使用し「ブラスター・ダーク」を自らの分身と称している。
櫂トシキとは昔馴染みで、かつては同じヴァンガード同好の士だった。櫂に憧れを抱いていた節があり、彼を真似た台詞回しが多い(「THE」「ファイナルターン!」など)。
しかし櫂と新城テツのチームメイトとしてふさわしくあろう強さを求める内に、PSYクオリアを発現させたことからその能力を忌み嫌う櫂と決裂してしまう。自分のもとを去った櫂を見てレンは「捨てられた」と思い、激しい憎悪を抱くようになる。
なお中学時代に家の都合で転入して来た櫂と知り合った当初は、多少天然(電波)の気はあるが、天真爛漫であどけない少年だった。テツ、櫂とチームを組み、突拍子もない言動を見せては周りに笑いを振りまいていたという。そんな少年が・・・どうしてこうなった。
名前の由来は、恐らくかつて東京の品川にあった鈴ヶ森刑場から取ったものと思われる。
遍歴
一期
最初のOPでも顔が見えないながらも存在感を放っていた。
全国大会の予選にてチームQ4が敗北した際、櫂にもう一度チームメイトになるよう誘いかけ、「櫂にふさわしくない」とアイチを貶した。
しかしアイチがPSYクオリアを発現させたことを知ると、彼の更なる能力を引き出そうと第43話にてシャドウパラディンを渡し誘惑するも、櫂により阻止されてしまう(第50話)。その後第57話にて櫂はレンもPSYクオリアから目覚めさせようと挑むが、レンはそれを退けた(第58話)。
第65話にてアイチにファイトで敗北し、テツ、櫂との日々、そして元々のヴァンガードを純粋に楽しんでいた頃の自分を思い出したことによりPSYクオリアは解け、ヤンホモから爽やかイケメンへと変わった。敗北したとして一度切り捨てた鳴海アサカも再びAL4に引き入れ、櫂への憎悪も消えた様子。
二期
VFサーキットソウルステージにて「チームNAL4(ニュー・エーエルフォー)」の一員としてチームメイトのアサカ、テツ、そして新たに加わった櫂と共に再登場。
幼少期のような天然気味の幼い性格に戻っている上、タクトによる記憶改竄の影響かシャドウパラディンやサイクオリアについても覚えていない様子だったが、VS.Q4戦でアイチとのファイト中にタクトの干渉を受け、再びサイクオリアの能力を得る。しかし一期と違い闇堕ちはしていない。
メインの使用デッキは「ヴォーティマー」の名を持つユニットと「スペクトラル・デューク・ドラゴン」と「断罪竜クロムジェイラー・ドラゴン」を軸とした「ゴールドパラディン」。
「カッコかわいい」とお気に入りの様子である。
動きとしては自身のリアガードを退却させて効果を発動する等若干シャドウパラディン寄りなデッキであり、同じくゴールドパラディン使いになっていたアイチとは戦い方がだいぶ異なる(設定上、ゴールドパラディンには元ロイヤルパラディン、元シャドウパラディンというユニットも少なくない)。
ソウルステージ決勝の対光定戦では、公式大会の大一番、しかも相手が実力者である光定にもかかわらず、まさかの「ダークイレギュラーズ」を手にファイトに挑む。
惜しくもトリガー差で敗れたが、自分のものでない即興デッキを特殊ルールの元で易々と使いこなす姿からもレンの実力が垣間見える。
それというのも、やはりシャドウパラディンではないということに記憶が無いながらも違和感を感じるらしく、度々使用デッキを変えながらその違和感の正体を探しているようである。
夏の合宿編ではなんとG3ばかりの最強デッキを容易に使っていた。他にも先導エミのバミューダ△のデッキを使っている。
三期
福原高校ヴァンガード部の部長。ただし部長としての業務は副部長であるアサカが行っている。
制服着用時のみ髪をポニーテールに似た形に結んでいる。
飄々として掴みどころのない性格は以前と変わらないが、アサカやテツ、スイコに対してはチームメイトとして強く意識しており、
「リーダーとしてチームメイトの命を預かる決意をした。だから彼らを助けるために自分の命を懸けることも厭わない」という旨の発言をリバースファイターと化したスイコに向かってしている。
櫂がリバースファイターとなった事を福原のリバース騒動の中で察し、更なる力を得た彼とファイトすることを望む。終盤で櫂とファイトする中で「最強の力を得た櫂をこの手で倒すことが最高の自分の悦楽」と語り、互いに死力を尽くしたファイトを繰り広げるが惜しくも敗北する。
使用クランは、封印が解かれたことで再び手にした一期と同じ「シャドウパラディン」。「撃退者(リベンジャー)」の名称を持つユニットをメインにしてデッキを組んでいる。
四期
櫂がアイチの手がかりを求め福原高校を訪ねた際には、アイチの事を知らないそぶりを見せる。実際はアイチの記憶を保持しており、ある約束のために櫂達とカトルナイツ達、両者の側に着かない中立の立場となることを選ぶ。
再び手がかりを求めてやってきた櫂はファイトでレンに勝てたなら知ってることを全て話せと一方的にファイトを挑んできた。
中立であるために櫂からの追求にとぼけながらも当然のように高い実力で櫂をあと一歩まで追い込むレン。
しかし、それまで一人で自分の道を決めていた櫂が「自分だけではなくメイト(仲間)と一緒に共に歩む」という意志を見せた事により、約束があるために自分の口から詳しくは話せないと言いつつも、手掛かりとなるある場所についての情報を彼に与えた(なお、この時の最後の手札は櫂の攻撃を十分防げるものであり、意図的に負けたフリをしている)。
後に、かつてアイチ本人にレオンと共にカトルナイツ(自分の眠りを護るファイター)となって欲しいと頼まれていたが、レン曰く「櫂を裏切る行為」になる為に断っていた事が明かされる。その際に同じくその頼みを断っていたレオンと話し合い「お互いこのことにはかかわらない中立の立場で居る」ことを約束していた。
使用クランは三期同様「シャドウパラディン」の「撃退者(リベンジャー)」をメインとしたデッキを続けて使っている。
五期
直接的に出てきてはいないが第16話でひょっこり顔を出している。
クロノたちが作ったドラゴンエンパイヤ焼きの列に並んだりしていることから20歳になっても相変わらずである。
そして最終話、支部長不在のユナサン支部に名乗らなかった人が白羽の矢を立てていた・・・。
六期
とうとう彼はユナサン支部の支部長に抜擢される(が、やはり雑務がアサカやテツ任せのようである)。
Gクエストのトリオファイトでは大将として登場し、トライスリー相手に圧倒的な力を見せつけた。
使用デッキはブラスター・ダーク“Diablo”を中心とした超越デッキで、最終的には三人目のクロノに敗れてしまうものの、なんとたった一人でトコハとシオンを交代させるという凄まじい実力は健在のようである。
ちなみに、この時の彼の敗因についてアサカは共に三人で組んでいたキョウが必要以上に手札を消費したからだと語っている(トリオファイトは手札と盤面を後続に引き継ぐため、無駄遣いせずに後続に託すことも重要)。
余談ではあるが、イメージとしてレンがブラスター・ダークの甲冑に身をつつむという展開は一期の頃からあったものだが、トリオファイトということでこのファイトではレンのファイト中でもアサカのリアガードが盤面に残っていた。ブラスター・ダーク姿のレンというヴァンガード(先導者)の横でナイトメアドール達が跪き、付き従うその姿はまるでレンとアサカの関係を描いているようにも見える。
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漫画版
外見などはアニメ版と一緒だが、性格や言動はアニメ版よりもキツ目。
また自身が率いる組織、フーファイター(FF)もアニメ版はヴァンガードファイトを用いて謎の研究を行なっている組織である事に対し、コミック版のFFはカードの強奪など犯罪行為に手を染めている。
興味を持った相手には好意を持って接し、逆に興味が無い相手には素っ気ない態度を示す点はアニメ版と殆ど変わらないが、テツを「テッちゃん」、アサカを「アーちゃん」、ミサキを「ミサQ」と呼んだり、三和の名前を「びわ」と(わざと?)間違える等、どこか子供じみた話し方をすることが多いのが大きな特徴。
幼少時から「常に完璧でなくてはならない」という持論を持つ父親に度々殴られており、逃げるように通っていたテツの父親が経営するカードショップに、「完璧な強さ」を見せる櫂が現れたことで、彼と交友関係を持つようになる。
そして櫂から与えられた「強い自分をイメージしろ」という言葉がきっかけでサイクオリアを発現させ、謎の女性(アニメに登場するウルトラレアのスイコに酷似)によってその能力を完全に目覚めさせる。
FFのアジトであるマンションにて櫂及びアイチとファイトをし、櫂に勝利するもアイチに敗北した。
櫂をある意味で神格化していた様子が見られ、自身が櫂に勝利した際、櫂がアイチに負けたことやアイチが櫂のことを「ヴァンガードの楽しさを教えてくれた人」だと発言するのを聞くやいなや、「櫂の負けを穢すな!」とアイチに対して怒りを露わにする場面もあった。
ヴァンガード外伝イフ-if-
詳細はマスク・ザ・ダークを参照。
注意
たまに雀「々」森や、雀「ケ」森などの誤字が見受けられるが
正しくは雀「ヶ」森表記なのでタグ登録の際はご注意を。