概要
レギオンメイト編に登場する謎のヴァンガードファイター集団。
メンバー
リンクジョーカーの「シード」を宿してしまった先導アイチがスカウトした4人のファイターの総称。
シードは宿主がファイトに負けた場合、勝者の体に乗り移り、それを繰り返すことで最終的に最強のファイターを乗っ取り「虚無」が復活するという布石であり、アイチはこれを阻止するために自分もろとも封印することを決断。
シードの力を利用して月面に「月の宮」という空間を作り出し、その中心部の聖域でシードを宿した自分を永遠に眠らせることを選んだ。
それを確実なものとするため、アイチは世界を回った末に4人のファイターをスカウト。
これに先んじて偶然からアイチのもとに導かれた立凪コーリンの指示のもと、それぞれの分身のカードを媒体として封印を構築した。
これにより、分身のカードから生じたアクセサリーがそれぞれの手に渡り、これを媒介として様々な能力を与えられている。
ファイトの際に展開する結界「プリズン」と、その中で行われたファイトの敗者に与えられる「ジャッジメント」が特徴。
プリズン内でのファイトが決着した際、敗者はそのファイトで発生した全てのダメージを肉体に受けることになる(ダメージそのものよりもそれを受ける苦痛の方がメインのようで、深刻な事態にはならない)。これがジャッジメントである。
ただし、カトルナイツが下すわけではなくあくまで「勝者が敗者に下す」ものであるため、カトルナイツが負ければ当然彼らの方がジャッジメントを受けることになる。
その一方、勝者側が宣言しなければジャッジメントは行われないが、その場合は敗者が自ら宣言すればジャッジメントを受けることが可能。実例としてリバース状態のアイチに敗北したネーヴは、アイチ側が宣言しなかったにもかかわらず、自ら宣言してジャッジメントを食らっている。
これに加えて、月の宮ではより強力な「メモリージャッジメント」という力が使用可能。
条件などはジャッジメントと同様だが、こちらは肉体的ダメージの代わりに、敗者からアイチとカトルナイツに関する全ての記憶を奪うものであり、これを受けた者は月の宮から地球に強制送還される。
これを用いて「レギオンメイト編」以前に、全ての人間からアイチに関連する記憶の一切合切を奪い去ったが、櫂トシキだけはブラスター・ブレードが夢を通じて接触したことでこれを免れている。
ただしアクセサリーを破壊されると、自らがメモリージャッジメントを受けてカトルナイツの資格を失ってしまう。
また、このアクセサリーはアイチを眠らせる封印のシステムのカギであり、カトルナイツがファイトに負けると対応する封印が外れる。
構成メンバーは上記の4人だが、アイチはそれ以前に雀ヶ森レンや蒼龍レオンにスカウトをかけて断られている。
また、アイチは櫂たちが月の宮まで乗り込んできた上に自分が目覚めている現状から、櫂との決戦に自分が勝利すれば、メンバーを総入れ替えすることを考えていた。
最終的にはセラの離反によりメンバーは3人となり、その後ブラスター・ブレードによって分割された「シード」を、「寛容と覚悟を持ったファイター」として受け入れたことで存在意義を喪失。
メンバーそれぞれが元の日常に戻ったことで、自然消滅した。