概要
CV:興津和幸
謎のヴァンガードファイター集団「カトルナイツ」のメンバーの1人。
先導アイチの存在と記憶の消滅に関わる集団である。モレス・ペニーワースを執事として従えている。
様々なクランを使いこなすだけの高い実力を持っており、三和タイシにファイトで勝利している(ファイトシーンそのものはカットされた)。
実はヴァンガードサーキット南米のチャンピオン。
空港で葛木カムイにファイトを挑み勝利。ファイト後、ジャッジメントを受けてなお戦意を失わないカムイに何を思ったのか、何一つ教えなかった他の3人と異なり、「先導アイチに会いたければカトルナイツを倒すことです」と告げ、再戦を望むような言葉を残し去って行った。
その後、ガイヤールが閉鎖した「月の宮」の聖域への入り口とは別の出入り口をモレスが用意したが、それを使っているところ、蒼龍の島での特訓合宿を終え日本に戻った櫂トシキ達が目撃(当然それを説明されたときにモレスを叱責している)。
聖域に乗り込んできた櫂達に対し、この聖域で自分たちカトルナイツに勝てばアイチの封印は解けるが櫂達が負ければ再びアイチの事を忘れるという事実を告げ、メイト側の一番手であるナオキを迎え撃った。
そんな彼は、元々南米で名を知らぬ者はいないというファミリーの子息であり、度々起こる抗争(カードファイトで決着をつけ敗者は全てを失う)に勝ち続けた。
そして、リンクジョーカー事件でも南米での対リバースファイターの中心に立っていた様で、事件後に訪れたというアイチはその事を知りセラをカトルナイツに誘ったという。
石田ナオキを相手に優位にファイトを運ぶかに見えたが、敗北して自分のジャッジメントを受けた。だが櫂一行が立ち去った後、傷を受けながらも立ち上がり、自身もまたどこかに歩き去った。
彼のファイト時に展開する結界は氷に囲まれた空間を作り出す「ミレニアムブリザードプリズン」。ジャッジメントの内容は敗者に強烈な吹雪が襲い掛かるというもの。
使用デッキはネオネクタールの「銃士」を中心にしたデッキとグランブルーの2種類。
他のメンバー同様双闘使い。ネオネクタールの切り札は「牡丹の銃士マルティナ」と「牡丹の銃士トゥーレ」。グランブルーの切り札は「海賊貴公子ビノ・ノワール」と「海賊麗人ビノ・ブラン」。
関連イラスト
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カードファイト!!ヴァンガード レギオンメイト編 カトルナイツ
先導アイチ オリビエ・ガイヤール フィリップ・ネーヴ ラティ・カーティ
ネタバレ
セラの真の目的は、自分たちが封印した先導アイチを解放し、リンクジョーカーの「シード」を手に入れるというカトルナイツの存在理由を全否定するものであった。
モレス曰く、今までの事態はセラの描いたシナリオだったらしく、本来表舞台に出る必要のなかったカトルナイツが櫂達の前に現れたのは、他のメンバーに櫂達への警告のファイトを仕掛ける提案をセラがしたためであり、それによって櫂達に自分達の存在=アイチの真相を知る者がいるという事実を気付かせ、彼らとカトルナイツとの対立状態を作り上げるのが目的だった。
つまり、2011年版アニメの実質的なラスボスである。
その後、モレスを使い偶然を装って櫂達を聖域へとおびき寄せ、「櫂トシキ達に聖域に入り込まれ、それを迎え撃つためのファイトの末に自分と他のカトルナイツの誰か1人が敗北し、アイチの封印を半分解除される」という事態を作り出し、封印が半分になって弱まった結界を自力でこじ開けた(3つ以上の封印はセラだけでこじ開けるのは不可能だったため)。
そして彼の真の目的は、封印が解けたアイチをファイトで倒し、彼の中に宿るリンクジョーカーの力を自分のものとすることであった。そのため、封印が解け禍々しいオーラに包まれたアイチを「仮初めの王」と呼んでいる。
ネーヴを唆してアイチと戦わせた後、自らの手でラティを退けるが、メイトの絆の力を知ったガイヤールに敗北し、ジャッジメントを受ける。
それでもプリズンの力で氷の壁を作り出し、しぶとく「シード」を手に入れようとするが、立ち直ったネーヴとラティが駆け付けたことで、彼らの力により氷の壁を破壊されてしまう。
直後、ジャッジメントの衝撃によってアイチから授かっていたカトルナイツの証が破壊されてしまい、記憶を消されて地球へと強制送還された。
デッキはオメガ呪縛(ロック)を発動するリンクジョーカーのデッキ。エースカードは「星輝兵 ダークゾディアック」と「星輝兵 アストロリーパー」。ガイヤール戦ではさらに「星輝兵 ヴェノムダンサー」と「星輝兵 ソードヴァイパー」を用い、2種類の双闘を披露した。
カードファイト!!ヴァンガードGには登場していないが、実は明神リューズの協力者であり、拠点を北米に移していることが判明した。先導アイチと戦う展開も用意されていたようだが、様々な事情で本編に登場できなかったらしい。(恐らく新規が置いてきぼりになるからだと思われる。)
ただセラの思想と過大な自己評価からしてリューズの「完全なる未来」に賛同したとは考えにくく、恐らく実体化したユニットを奪うのが目的だったと思われる。