概要
CV:加瀬康之
宮地学園の生徒で、部員3名の超能力研究会の会長。
腕や頭を包帯で巻き、その下に隠したマジックのペイントを「エルの眼」や「神の右腕『ゴッドハンド』」と言い張る、真性の中二病患者。
使用デッキは当然(?)ダークイレギュラーズ。
リンクジョーカー編では学年不明だったが、後に三和タイシから先輩と呼ばれている他、レギオンメイト編最終回でのカードキャピタルでのショップ大会に私服で参加しているため、初登場時は高校三年生であったと思われる。
活躍
リンクジョーカー編
21話「風の強い日」で初登場。
生徒会の「カードファイト部を倒せば安住の地(物理室)を与える」という取り引きに応じてカードファイト部に「天空の門(屋上)で待つ」という果たし状を送るが、その日偶然にも宮地学園に来ていた蒼龍レオンがそれを見てやって来たため、彼とヴァンガードファイトする事になる。
一時はレオンを追い詰めるほど健闘するものの、レオンの「他人の過去話に見せかけた自分の体験談」を聞かされつつ敗北し、「浄化」された。
その際レオンの色んな意味での桁違い振りに、「あいつ、本物だったな…」という感想を残している。
この回は、前述通りの中二病全開なエル達と、それを全く疑わないジリアン・シャーリーン。そして言わずもがなのレオンという、ツッコミ不在のカオス回であった。
(結局カードファイト部の面々は、その日屋上で行われたファイトの事を最後まで知らなかった)。
35話で再登場し、カードファイト部と一緒にVF甲子園の決勝(レンVSレオン)をテレビ観戦している。
45話では宮地高校を占拠したリバースファイターの一人として登場し、石田ナオキにまとめて倒された。
劇場版でも1カットだけ登場し、3DSゲーム「ロックオンビクトリー」では声付きで対戦可能と、地味に愛されている事が窺える。
ヴァンガードG ギアースクライシス編
14話でまさかの再登場。
カードキャピタル1号店のショップ大会に参加したクロノと1回戦で対戦した。
背広姿になっており、少し大人しくなった?と思わせて、ファイト中にテンションが上がるといつもの言動と(水性マジックによる)ペイントをし出す、変わらなさっぷりを見せた。
なお、就活中だが、(恐らく中二病が未完治ゆえに)うまくいっていないようだ。
ちなみに、ヴァンガードGの第1期には、彼がそのまま中年になったようなキャラ(ブラド三世こと山田一郎さん)が登場している。
2019年版
レギュラーキャラに昇格。
カードファイト部の存続を賭けた対抗戦に敗北し生徒会役員三人と共に入部、アイチ達の新たな仲間となった。
ファイターとしては一度は小茂井シンゴを倒すほどの実力者。
デッキはリメイク版の「五大元素の支配者」を軸とした「ダークイレギュラーズ」で「プロテクト2」で防御を固め全ユニットを展開後、規定枚数溜まっていたソウルをすべて使いヴァンガードユニットをスタンドさせ攻撃を行う。
スキルによる怒涛の連続攻撃を決め手とする攻撃的な構築が特徴。
カードファイト部の存続が決まった直後の場面では、その邪気眼的感性によって、事態の真相を言い当てるという地味に凄いことをやってのけたのだが、その場にいた全員からスルーされてしまった。
制作側のお遊びなのか、他作品のパロディ(何故か宮野真守氏が主人公の担当声優であるものが多い)や、蒼龍レオンとの対面時に「風の強い日」を意識した発言をする等、作中での言動は過去作以上にはっちゃけたものになっている。
旧シリーズでは戸倉ミサキ、三和タイシと同じ大学に現役合格できる水準の学力の秀才キャラだったが、こちらでは大学受験に失敗し、本命校の試験を受け損ねた内藤タテワキとともに浪人生になってしまっている。
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第10話のメインキャラとして登場。
ジャマーによって存在を歪められてしまい「フードファイト部部長兼超能力研究会会長」となっている他、「エルの眼」、「ゴッドハンド」が本物の異能と化している。
ただし、「ゴッドハンド」が左腕になっている。
リンクジョーカー編及び2019年版の記憶を保持しており、自身を「3度目のエル」と称した。
身に覚えのない記憶に悩まされていたところをジャマーのターゲットにされ、現在の状態となった模様。
先導エミとシュカを彼女たちの頼みでジャマーの存在する異空間に「ゴッドハンド」の力で飛ばし、ジャマー討伐に貢献した。
偶然なのか意図したものかは不明だが、登場回の放送日は彼と縁のある蒼龍レオンの誕生日だった。
終盤にて再登場し、「自分達がやってきた事が正しかったのか」について悩むエミに対して、「彼女たちが修正した歴史自体が消える事はない」という事実を告げ、エミが立ち直る切っ掛けを作った。