概要
『少女☆歌劇レヴュースタァライト』とは、ブシロードとネルケプランニングおよびキネマシトラスのタッグによるメディアミックス作品。「ミュージカルとアニメーションが相互にリンクし展開していく新感覚ライブエンターテインメント」と銘打たれている。
略称・愛称は「スタァライト」「レヴュースタァライト」。
2017年に初演がなされたミュージカル舞台作品、2018年にテレビシリーズが放送され2021年に劇場版が公開されたキネマシトラスによるアニメーション作品の二つの軸を中心として、アプリゲーム、コミカライズ、朗読劇、ライブコンサート、コンソールゲームなどの各媒体において舞台少女たちのキラめきに満ちた物語が展開されている。
ミュージカル
スタァライトのメディアミックス展開のうち、メインストリームの一つがミュージカルスタイルの舞台上演である。
ミュージカルのメディア展開はアニメーションに先行して行われており、2017年より始まった。舞台版の物語を受けてアニメ版の物語が、アニメ版の物語を受けて舞台版の物語が紡がれていく作品制作の次元での相互影響があったり、あるいはアニメ版では描かれなかった物語が舞台版で描かれたりと、二つの媒体が相互に結びつきながら二層展開していく作品群であることが一つの特徴となっている。
メインキャスト9名はTVアニメ版でも同じキャストが演じる。公演は2部構成となっており、第1部はミュージカル、第2部は観客参加型のライブステージとなっている。
演出:児玉明子、脚本:三浦香。
2017年9月に第1弾となる『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- #1』が東京都渋谷区のAiiA 2.5 Theater Tokyo で上演された。
2018年1月には♯1の再演『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- #1 revival』が同じ劇場で上演されている。
2018年10月には、第2弾となる『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- ♯2 Transition』が東京都品川区の天王洲銀河劇場で上演された。
2019年7月には♯2の再演『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- #2 revival』が千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで上演された。
2020年12月には、♯2で登場した青嵐総合芸術院に焦点を当てた『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- 青嵐 Blue Glitter』が、青嵐初登場の地である天王洲銀河劇場で上演された。
2021年7月には、第3弾となる『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- #3 Growth』が東京都港区の品川プリンスホテルステラボールで上演された(本来は2020年7月上演の予定だったが、新型コロナウイルス感染症の蔓延を受けて延期)。
2023年2月には、第4弾にして舞台版の物語の集大成となる『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#4 Climax』が東京池袋の東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で上演された。
2022年2月と10月には、「スタリラ」を原作とするスピンオフ舞台も2作品上演されている(後述)。
TVアニメ版
2018年1月の舞台公演にて、2018年夏にTVアニメ版が放送予定であると発表された。監督は古川知宏、アニメーション制作はキネマシトラスが担当する。
2018年7月より9月まで、TBS、BS-TBS、TBSチャンネル1に加えてCBC、毎日放送、RKB毎日放送にて放送された。
2019年夏には『再演』と言うかたちで再放送がTBSで実施された。なお、本放送はアニメリコの前半枠であったが、再放送時は後半枠での放送であった。
物語は100年の歴史を有する演劇学校聖翔音楽学園が主な舞台となる。その第99期生として日々切磋琢磨する舞台少女たちにスポットライトを当て、地下劇場で開催される謎のオーディションを巡り展開されるレヴューの舞台をアヴァンギャルドかつシンボリックな作風で華やかに激しく幻想的に描いていく。
大胆かつ無二の物語展開と世界観、構成主義的な映像美、象徴と比喩的モチーフを多用した演出などが特徴。
作中の音楽(「レヴュー曲」)はフィルムスコアリングと呼ばれる技法で制作され、映像が先に制作された後に、その映像に合わせて楽曲が作曲されている。
2020年と2021年には、続編となる長編アニメーション映画2作品が制作・劇場公開されている(後述)。
原作 | ブシロード / ネルケプランニング / キネマシトラス |
---|---|
監督 | 古川知宏 |
副監督 | 小出卓史 |
シリーズ構成・脚本 | 樋口達人 |
キャラクターデザイン | 斎田博之 |
プロップデザイン | 高倉武史 / 谷紫織 |
グラフィックデザイン | 浜裕斗 / 山口真生 |
色彩設計 | 吉村知恵 |
美術監督 | 秋山健太郎 / 福田健二 |
3D監督 | 秋元央 |
3D舞台照明 | カミヤヒサヤス |
撮影監督 | 出水田和人 |
編集 | 黒沢雅之 |
音楽 | 藤澤慶昌 / 加藤達也 |
音響監督 | 山田陽 |
戯曲脚本・劇中歌作詞 | 中村彼方 |
アニメーション制作 | キネマシトラス |
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 舞台少女 |
第2話 | 運命の舞台 |
第3話 | トップスタァ |
第4話 | 約束タワー |
第5話 | キラめきのありか |
第6話 | ふたりの花道 |
第7話 | 大場なな |
第8話 | ひかり、さす方へ |
第9話 | 星祭りの夜に |
第10話 | されど舞台は続く - The Show Must go on |
第11話 | わたしたちは |
第12話 | レヴュースタァライト |
ゲームアプリ
スマートフォン向けゲームアプリとして『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』(略称はスタリラ)がリリースされており、2018年6月23日より事前登録を開始、同年10月21日にAndroid版、10月28日にiOS版がそれぞれ正式サービスを開始している。
全編オリジナルストーリーで展開されるロールプレイングゲームとなっており、聖翔音楽学園の9人の舞台少女のほか、ゲームオリジナルの学校・舞台少女も登場する。
ゲームの詳細ならびにゲームオリジナルのキャラクターについては、個別記事『スタリラ』を参照のこと。
スタリラ版ミュージカル
「スタリラ」に登場する演劇学校・シークフェルト音楽学院の舞台少女たちを主役とし、複数のスタリラ登場校から多彩な舞台少女が出演するスピンオフ舞台『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE エーデル- Delight』が2022年2月に東京の天王洲銀河劇場で上演されている。
また、同シークフェルト音楽学院の中等部に所属する5名の「未来の舞台少女」を主役とした舞台『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The STAGE 中等部- Regalia』が2022年10月に東京上野の飛行船シアターで上演された。
シークフェルト音楽学院中等部のミュージカルは第2弾として『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The STAGE 中等部- Rebellion』の舞台上演が2023年6月に予定されている。
漫画
ミュージカル舞台のコミカライズとなる漫画作品が複数シリーズ連載・刊行されている。
- 『舞台 少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- SHOW MUST GO ON』漫画:綾杉つばき(月刊ブシロードにて掲載。上下巻)
- 『舞台 少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- #2 Transition』漫画:綾杉つばき(月刊ブシロードにて掲載。上下巻)
- 『舞台 少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE 青嵐- BLUE GLITTER』漫画:綾杉つばき(月刊ブシロードにて掲載)
- 『よんこま すたぁらいと』漫画:巻々廻(月刊ブシロードにて掲載された四コマ漫画作品。全3巻)
- 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト オーバーチュア』漫画:轟斗ソラ、脚本:中村彼方(電撃G'sコミックにて掲載。こちらはTVアニメ版の前日談に当たる物語。全2巻)
- 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト 再会Eyes~74th』(舞台版Blu-rayの特典小説を原作とした漫画作品。コミックブシロードウェブにて掲載。単行本全1巻)
劇場版
2019年11月3日、「再生産総集編」と完全新作の劇場版の2作品が制作されることが発表された。
「再生産総集編」は、当初は2020年5月29日から公開を予定していたが新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期され、同年8月7日に公開された。
劇場版は2021年5月21日に公開される予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言の延長、および一部映画館休業に伴いこちらも延期、同年6月4日に公開された。
詳細はそれぞれの個別記事(ロンド・ロンド・ロンド、劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト)を参照。
コンソールゲーム
2024年8月8日に発売される予定のコンソールゲーム『少女☆歌劇 レヴュースタァライト 舞台奏像劇 遙かなるエルドラド』が現在開発中である。
ストーリー
『舞台少女』———。
それは未来の舞台女優を目指す、
キラめきに溢れた少女たち。
ある日彼女たちの元に1通のメールが届く。
「お持ちなさい、あなたの望んだその星を」
輝く星を掴むべく、
オーディションに集まった9人の舞台少女。
光を求める想いが、執着が、運命が———
舞台の上で交錯する。
今、レヴューの幕があがる。
(TBS番組公式サイトのストーリー紹介より引用)
登場人物
※ゲームアプリ版オリジナルの登場人物については、『スタリラ』の項目を参照のこと。
聖翔音楽学園99期生
愛城華恋(あいじょう かれん)
(キャスト:小山百代)
出席番号1番。幼い頃に観たレヴュー『スタァライト』に心を奪われ、演劇の道を志した舞台少女。
寝起きが非常に悪く早朝レッスンも苦手であったが、幼馴染のひかりが転入してきて以降、彼女とともに「トップスタァ」の座を目指して奮起することとなる。
イメージカラーはRED。使用武器は”Possibility of Puberty”(サーベル)。
神楽ひかり(かぐら ひかり)
(キャスト:三森すずこ)
出席番号29番(転入)。華恋の幼馴染で、イギリスにある「王立演劇学院」から転入してきた。
口数の少ない謎めいた舞台少女で、「オーディション」の真実を知る数少ないひとりでもある。
イメージカラーはBLUE。使用武器は”Caliculus Bright”(ワイヤー付き短剣)。
天堂真矢(てんどう まや)
(キャスト:富田麻帆)
出席番号18番。99期生の首席で、高名な舞台俳優とプリマドンナを両親に持つ演劇界のサラブレッド。
舞台女優としての天賦の才を持ちながらも、日々怠ることなく自らを磨き続けている。通称「真矢様」。
イメージカラーはWHITE。使用武器は”Odette the Mavericks”(レイピア)。
星見純那(ほしみ じゅんな)
(キャスト:佐藤日向)
出席番号25番。99期生の学級委員長を務めている、眼鏡っ娘の舞台少女。
数々の偉人の名言をはじめとする豊富な知識と、足りない才能を努力で補おうとする生真面目さを併せ持っている。
イメージカラーはLIGHT BLUE。使用武器は”翡翠弓”(洋弓)。
露崎まひる(つゆざき まひる)
(キャスト:岩田陽葵)
出席番号17番。華恋のルームメイトで、大人しくて引っ込み思案な舞台少女。
北海道の農家の出身で、6人兄弟の長子。実家暮らしの際に培われた世話焼きな性格をもって、ルームメイトの華恋とひかりの面倒を見ている。
イメージカラーはLIGHT GREEN。使用武器は”Love judgement”(メイス)。
大場なな(だいば なな)
(キャスト:小泉萌香)
出席番号15番。お菓子作りが得意な、99期生のお母さん的存在。ニックネームは「ばなな」。
恵まれた体躯に演劇や歌唱の優れた才能を併せ持ち、役者のみならず舞台製作の裏方仕事にも興味を見せている。
イメージカラーはYELLOW。使用武器は”輪舞”(二刀流)。
西條クロディーヌ(さいじょう くろでぃーぬ)
(キャスト:相羽あいな)
出席番号11番。99期生の次席で、日本人の父とフランス人の母を持つハーフ。
首席の真矢をライバル視しており、彼女を超えることを目標に日々の舞台稽古に励んでいる。
イメージカラーはORANGE。使用武器は”Etincelle de Fierte”(ロングソード)。
石動双葉(いするぎ ふたば)
(キャスト:生田輝)
出席番号2番。香子の幼馴染で、毎日彼女を乗せてバイクで登下校している。
口調は男勝りでぶっきらぼうだが、根は優しい性格の持ち主。殺陣(たて)が得意。
イメージカラーはPURPLE。使用武器は”Determinater”(ハルバード)。
花柳香子(はなやぎ かおるこ)
(キャスト:伊藤彩沙)
出席番号22番。京都府にある由緒ある日本舞踊の家元の跡取り娘。
はんなりとした京都弁を操る生粋のお嬢様で、日常生活のほとんどを幼馴染の双葉に頼りきっている。
イメージカラーはPINK。使用武器は”水仙花”(薙刀)。
呼称表
注:作内で呼称が変化する場合は前後で「→」にて区分表記
一人称 | 華 恋 | ひかり | 真 矢 | 純 那 | まひる | な な | クロディーヌ | 双 葉 | 香 子 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
華 恋 | 私 | ひかりちゃん | 天堂さん | 星見さん→じゅんじゅん | まひるちゃん | ばなな | クロちゃん | 双葉ちゃん | 香子ちゃん |
ひかり | 華恋 | 私 | 天堂さん | 星見さん | まひる | 大場さんorなな | 西條さん | 石動さん | 花柳さん |
真 矢 | 愛城さん | 神楽さん | 私 | 星見さん | 露崎さん | 大場さん | 西條さん | 石動さん | 花柳さん |
純 那 | 愛城さん→華恋 | 神楽さん | 天堂さん | 私 | 露崎さん | なな | 西條さん | 石動さん | 花柳さん |
まひる | 華恋ちゃん | 神楽さん→ひかりちゃん | 天堂さん | 純那ちゃん | 私 | ばななちゃん | クロちゃん | 双葉ちゃん | 香子ちゃん |
な な | 華恋ちゃん | ひかりちゃん | 真矢ちゃん | 純那ちゃん | まひるちゃん | 私 | クロちゃん | 双葉ちゃん | 香子ちゃん |
クロディーヌ | 華恋 | ひかり | 天堂真矢 | 純那 | まひる | なな | 私 | 双葉 | 香子 |
双 葉 | 華恋 | 神楽 | 天堂 | 星見 | まひる | ばなな | クロ子 | アタシ | 香子 |
香 子 | 華恋はん | 神楽はん | 天堂はん | 星見はん | まひるはん | ばななはん | クロはん | 双葉はん | ウチ |
その他の登場人物
櫻木麗(さくらぎ れい)
(キャスト:名塚佳織)
聖翔音楽学園2年A組の担任教師。
雨宮詩音(あめみや しおん)
(キャスト:広瀬さや)
聖翔音楽学園2年B組に所属。舞台創造科の99期生で、脚本を担当している。
眞井霧子(まさい きりこ)
(キャスト:篠宮あすか)
聖翔音楽学園2年B組に所属。舞台創造科の99期生で、演出を担当している。
(キャスト:津田健次郎)
人語を解するキリン。聖翔音楽学園の地下劇場で「オーディション」を主催し、進行を管理する謎の存在。
口癖は「わかります」。
(アニメ版キャスト:斎藤楓子、朗読劇・コンソールゲーム版キャスト:飛龍つかさ)
ロンドンの王立演劇学院に通っている圧倒的実力を持つ舞台少女。
本編のターニングポイントの一つともなる重要人物だが、出番自体は少なくモブ同然の扱いとなっている。
舞台版オリジナルの登場人物
- 走駝紗羽(そうだ さわ)
(キャスト:椎名へきる)
聖翔音楽学園99期の学年主任。キリンと繋がっており、オーディションの責任者。聖翔の74期卒業生である。
特典小説・漫画『再会Eyes~74th』では主人公を務める。
- 烏丸ウラ羅(からすま うらら)
(キャスト:真田怜臣)
B組の担任教師。#1で登場。
- 綿里鶴子(わたざと つるこ)
(キャスト:小林風花)
A組の担任教師。新人教師。#1で登場。
- 柳さくら(やなぎ さくら)
(キャスト:髙橋果鈴)
聖翔音楽学園101期生、舞台創造科。舞台美術デザイナーを志している。
青嵐総合芸術院舞台学科ステージ専攻、柳小春の妹。白跳レイラ、進藤波江とは同級生。Blue Glitter、#3で登場。
- 白跳レイラ(しらはね れいら)
(キャスト:日向未来)
聖翔音楽学園101期生、舞台創造科。柳さくら、進藤波江とは同級生。
ダンスが得意だが敬語は苦手。#3で登場。
- 進藤波江(しんどう なみえ)
(キャスト:末永みゆ)
聖翔音楽学園101期生、舞台創造科。照明担当を目指している。
柳さくら、白跳レイラとは同級生。暴走しがちな二人に比べると落ち着いているが、言葉遣いが独特。#3で登場。
青嵐総合芸術院
♯2にて、聖翔音楽学園との交流プログラムとして学園に訪れた学校。
同校に焦点を当てたスピンオフ公演、Blue Glitterが上演されている。
小春、涼、氷雨の三人は、2020年12月にスタリラに実装された。
八雲響子(やくも きょうこ)
(キャスト:小林由佳)
青嵐総合芸術院の教師。青嵐でスタァライトを上演するべく、「いいもの」を盗む名目で交流プログラムを執り行う。聖翔音楽学園の第76期卒業生。
柳小春(やなぎ こはる)
(キャスト:七木奏音)
寡黙で淡々とした口調で話す、青嵐の代表生徒三人のリーダー格。三人の生徒の中でも実力のある生徒。
使用武器は”Rosso Primavera”(ランタンシールドに近い形のもの)。
南風涼(みなせ すず)
(キャスト:佃井皆美)
明朗快活で、背の高い、代表生徒三人の一人。まひるの中学の同級生で、中学ではチアリーディング部のエースとして活躍していた。まひるとの、とある事件が二人の確執となっている。
使用武器は”Verde Vento”(バスターソード)。
穂波氷雨(ほなみ ひさめ)
(キャスト:門山葉子)
礼儀正しく、小柄な、代表生徒三人の一人。ななの中学の同級生で、中学では合唱部に所属していた。涼同様、ななとの関係に確執が生じる事件が起きている。
使用武器は”Giallo Ghiaccio”(戦鎚)。
舞鳥女子高等学校
羽成八津樹(はなれ やつき)
(キャスト:永利優妃)
99期生の2つ下の学年。京都に新設された舞鳥女子高等学校の一年生で演劇部部長。
香子に憧れ、慕っている。ダンスの実力は高いが、敬語が苦手で生粋の方向音痴。
使用武器は”BANG.A.S.A”(仕込み傘)。
唄島農業高等学校
松栄美湖(まつえ みこ)
(キャスト:田中志奈)
学年は不明だが、99期生と同じか、1~2学年下。南の島にある唄島農業高等学校の演劇部部長。
唄島農業高校は全生徒が演劇部に所属している。天真爛漫な性格。
使用武器は”harpoooon”(銛)。
用語解説
アタシ再生産(あたしさいせいさん)
愛城華恋の変身バンクの冒頭に挿入されているキーワード。英訳は”I AM REBORN”。
変身バンクそれ自体も、舞台少女のキラめきを燃料に変えて武器と衣装を作り上げるものとなっており、その一連の流れを抽象的に表したキーワードであると言える。
なお、ロゴがリボン型になっているのは、英訳の"REBORN"(リボーン)と掛けた洒落によるものである。
王立演劇学院(おうりつえんげきがくいん)
「世界最高峰」の評判を誇る、イギリスの名門演劇学校。所在地はロンドン。
世界各国から舞台に関わる仕事を目指す生徒たちが集まり、舞台俳優や演出、脚本等に関するハイレベルかつ実践的な教育を受けている。
かつて神楽ひかりも生徒として入学しており、定期公演の準主役に抜擢されるなどの実績を上げていた。
オーディション(おーでぃしょん)
選ばれた舞台少女だけが参加することのできる試験。隔日ごとに実施される「レヴュー」で魅せたキラめきの多さにより、「トップスタァ」の座を獲得することができる。
オーディション実施の際には、各人のスマートフォンに専用の画面と着信メロディによる通知が届く。
オーディションの順位はあくまで勝ち負けの数ではなく期間終了時のキラめきの総合数で順位が決まるため、レヴューに負けてもその後の戦いでそれ以上の成果を出せれば誰にでも逆転のチャンスがある(要は某代理戦争と同じ)。この複雑なルールに関しては純那にすら誤解されていた。ただし、指定された日にオーディション参加を棄権した場合順位を落とされるペナルティはある模様。
キラめき(きらめき)
舞台少女たちが舞台上で魅せる、輝く姿の表現。
オーディションの結果により「トップスタァ」が誕生する際、燃料としてすべての敗者のキラめきが奪われることとなる。
スタァライト(すたぁらいと)
作中に登場する戯曲(ミュージカル)。原題は『THE STARLIGHT GATHERER』。
これまでに世界中で何度も上演され続けてきた、歴史と人気のある名作である。
運命で結ばれたふたりの少女、クレールとフローラの再会とその後の旅路による、悲劇と別れの物語が綴られている。
聖翔音楽学園(せいしょうおんがくがくえん)
物語の舞台となる演劇学校。創立100年の歴史を誇る、由緒正しき女学園でもある。
舞台女優を輩出するための「俳優育成科」と演出・舞台芸術等を学ぶ「舞台創造科」のふたつのコースに分かれており、年に一度の「聖翔祭」において両コースの生徒たちの合同制作による公演が披露される。
華恋たちの代は「第99期生」に数えられている。
ちなみに、「舞台創造科」は、「少女☆歌劇レヴュースタァライト」のファンに対する呼称としても用いられる。
トップスタァ(とっぷすたぁ)
「レヴュー」を通してオーディションを勝ち抜き、栄冠を手にした舞台少女に贈られる無上の称号。
作中では「無限のキラめきを放ち、すべての才能を開花させ、時を超えて輝き続ける永遠の主役」とも紹介されている。
舞台少女(ぶたいしょうじょ)
舞台に魅了され、舞台に生かされている少女たちの総称。
舞台に立つたびにキラめきを燃やして新たな自分に生まれ変わり、「トップスタァ」の座を目指して「レヴュー」に挑み続ける。
ポジションゼロ(ぽじしょんぜろ)
舞台の最前列中央にマークされたセンターポジション。転じて、主役だけに立つことを許されたスポットライトの中心を意味する。
「レヴュー」の勝者、すなわち主役となった舞台少女は、このマークの直上で高らかに己が勝利を宣言する。
レヴュー(れゔゅー)
選ばれた舞台少女たちが「トップスタァ」の座をかけて挑む1対1の演目(勝負)のこと。
相手の舞台衣装の上掛けを落とすと勝者になる。また、舞台上で魅せるキラめきが強ければ強いほど戦いの腕前も比例して鋭くなる。
作品間の時系列について
ミュージカルシリーズとアニメシリーズの間ではいくつかの設定や物語上の違いが存在するものの、聖翔音楽学園第99期生の物語としては概ねひとつながりの時系列が存在している。なお、舞台#1についてはテレビアニメ制作に先立って上演されたこともあり、テレビアニメ版第1話から第3話までの脚本を元にして制作された作品となっている。
⚠️ネタバレ注意⚠️
作品 | 時期 | 内容 |
---|---|---|
舞台#1 | 第99期生が2年生に上がった頃 | 第99期生のクラスに神楽ひかりが転校してきたことで、トワイライトシアターの幕が上がる |
テレビアニメ・再生産総集編 | 第99期生の2年生の5月を中心として、第100回聖翔祭(2年生3月)までの時期 | 愛城華恋と神楽ひかりの約束と運命、そして第99回聖翔祭の『スタァライト』を巡る物語 |
舞台#2 Transition | テレビアニメ最終回(第100回聖翔祭)の後から始まり、2年生の春休みにかけての時期 | 聖翔第99期生と青嵐総合芸術院の交流プログラムを描く |
青嵐舞台 BLUE GLITTER | 2年生の春休み、舞台#2の後の時期 | 交流プログラムを終えたのちの青嵐、来たる「全国高校演劇選手権」へ向けそれぞれの苦悩を抱えた舞台少女が青い嵐を巻き起こす |
スタリラ舞台 (エーデル Delight) | 第99期生の3年生と同じ時期 | 「全国高校演劇選手権」の準備を巡り、シークフェルトの雪代晶に振り回される各校の舞台少女の物語 |
舞台#3 Growth | 第99期生が3年生に上がった4月から、未来にかけての時期 | 卒業を控えた第99期生の、各々の進路と未来を巡る物語 |
劇場版スタァライト | 3年生の5月 | 𝑤𝑖(𝑙)𝑑-𝑠𝑐𝑟𝑒𝑒𝑛 𝗯𝗮𝗿𝗼𝗾𝘂𝗲 🍅 |
舞台奏像劇 遙かなるエルドラド | 3年生の夏 | 聖翔音楽学園 最後の夏――大海洋ロマン《遙かなるエルドラド》に挑む99期生 |
舞台#4 Climax | 第99期生の卒業間近の時期 | それぞれの進路へと進み行く第99期生たち、卒業の日を前に不安と希望を同じだけ抱える中、史上最高のレヴューが幕を開ける |
主題歌
TV版オープニングテーマ
「星のダイアローグ」
作詞:中村彼方 / 作曲:本田友紀 / 歌:スタァライト九九組
TV版エンディングテーマ
作詞:中村彼方 / 作曲:尋木ヒロ / 編曲:尋木ヒロ・小高光太郎
話数 | 歌 |
---|---|
第3話 | 神楽ひかり(三森すずこ) |
第4話 | 愛城華恋(小山百代)/ 神楽ひかり(三森すずこ) |
第5話 | 露崎まひる(岩田陽葵) |
第6話 | 石動双葉(生田輝)/ 花柳香子(伊藤彩沙) |
第7話 | 歌なし(Instrumental) |
第8話 | 愛城華恋(小山百代) |
第9話 | 星見純那(佐藤日向)/ 大場なな(小泉萌香) |
第10話 | 天堂真矢(富田麻帆)/ 西條クロディーヌ(相羽あいな) |
第11話 | 天堂真矢(富田麻帆)/ 星見純那(佐藤日向) / 露崎まひる(岩田陽葵) / 大場なな(小泉萌香)/ 西條クロディーヌ(相羽あいな)/ 石動双葉(生田輝) / 花柳香子(伊藤彩沙) |
再生産総集編主題歌
「再生讃美曲」
作詞:中村彼方 / 作曲・編曲:佐藤純一(fhána)
劇場版主題歌
「私たちはもう舞台の上」
作詞:中村彼方 / 前奏作曲:本多友紀(Arte Refact) / 作曲・編曲:佐藤純一(fhána)
関連イラスト
関連動画
TVアニメ版トレーラー映像 第1弾(2017年4月)
TVアニメ版特報映像 30秒版(2018年1月)
TVアニメ版オープニング映像(2018年7月)
舞台♯2 rivival PV(2019年7月)
舞台#3 ハイライト映像(2021年7~8月)
青嵐舞台 BLUE GLITTER ハイライト映像(2020年12月)
スタリラ舞台 Delight ハイライト映像(2022年2月)
『アフレぐ!〜Aufregendes leben〜』アニメーションPV
(シークフェルト音楽学院中等部 ユニットテーマソング)
別名・表記ゆれ
pixivのタグ付けにおいてはこのほか少女歌劇レヴュースタァライト、レヴュースタァライトなども含めて複数表記が混在した状況となっている。
関連タグ
総合 | ブシロード 2.5次元 メディアミックス スタァライト九九組 スタリラ |
---|---|
総合(TVアニメ版) | アニメ 2018年夏アニメ キネマシトラス |
ジャンル | ミュージカル 歌劇 演劇 活劇(殺陣) 劇中劇 神話 SF |
評価タグ | 少女☆歌劇レヴュースタァライト100users入り 少女☆歌劇レヴュースタァライト500users入り 少女☆歌劇レヴュースタァライト1000users入り |
カップリングタグ | 少女☆歌劇レヴュースタァライトのカップリングタグ一覧を参照。 |
スタリラ校・舞台登場校関連
劇場版関連
劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト アヴァンギャルド SF ワイドスクリーンバロック D.H.ロレンス(『自己憐憫』) 砂漠 列車 トマト
ピクシブ百科事典によくある“関連項目の例のアレ”
少女革命ウテナ:一部設定・演出等で共通点を指摘されることが多い。一方、両作品の安易な結び付けを嫌う者も一定数居るため言及の際には注意を要する。
仮面ライダー龍騎:こちらも設定等で共通点を指摘されることがある。また、とあるキャラと龍騎の黒幕にも色々共通点がある。
エヴァンゲリオン:アニメ版の古川知宏監督は庵野秀明フォロワーであると公言している。再生産総集編における演出などで影響を指摘されることがある。
北野武監督映画:演出面での参考として古川監督に言及されている。
ワールドダイスター:バンダイナムコフィルムワークスが手掛ける演劇をテーマとしたメディアミックスプロジェクト。ミュージカル『-The STAGE 中等部-』の脚本を手掛けた江嵜大兄はこちらではアニメ版の戯曲脚本・演劇監修と一部エピソードの脚本を担当する。
コラボタグ
コラボ作品歴
Reバース:ブシロードで展開されているTCGでスタリラが参戦している。スタリラの舞台少女の内、一部の中の人が『りばあす』に出演し、後に華恋が特別出演した。
プロジェクト東京ドールズ:2020年にスタリラとの連動キャンペーンを実施し、後に2021年2月にコラボイベントを行い華恋がプレイアブル参戦を果たした。更にスタリラを含めた舞台少女の内、一部の中の人が舞台に出演している。
トリプルモンスターズ - 2018年7月にコラボイベントが開催され、メインキャラクター9名が登場した。
刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火 - 2019年5月にコラボイベントが開催。メインキャラクター9名とキリンが登場した他、コラボ衣装を纏った刀使ノ巫女のキャラクターと、華恋、真矢、まひる、双葉、香子、クロディーヌのカードが入手可能だった。
オンゲキ SUMMER -2019年8月にコラボイベントが開催され、イベントチャプターで、華恋、ひかりのカードが入手可能だった。
サクラ大戦- アニメ・ゲーム版と舞台版の間で主要キャストが同一で、更に「歌劇」と「バトル」を併せ持つ作風という共通項もある。また、スタァライト九九組が2018年8月に「Animelo Summer Live 2018 "OK!"(2日目)」へ出演した際、サクラ大戦シリーズのユニット・帝国華撃団の代表曲「檄!帝国華撃団」をカバーしたことがある。後に2021年9月にスタリラでコラボイベント「咲き逢いし乙女たち」が行われさくら、エリカ、ジェミニが共演してプレイアブルとして実装された。
銀河鉄道999:スタァライト九九組が2019年8月に出演した「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」で、劇場版『銀河鉄道999』の主題歌「THE GALAXY EXPRESS 999」をカバーした。(特に劇場版スタァライトに関して言えば)「列車」、「星」、「永遠」、「未来」、「若き青春の日々」といったテーマ面での共通項もある。
ゾンビランドサガ:スタァライト九九組が「ANIMAX MUSIX 2019 YOKOHAMA」へ出演した際、同アニメのOP「徒花ネクロマンシー」 のカバーを披露した。
カードキャプターさくら クリアカード編:2019年6月にスタリラとコラボし、限定メモワールが登場した。
東武動物公園:2019年9月にスタリラとコラボし、描き下ろしイラストや24人の舞台少女たちが動物のコスチュームを着用したちびキャライラストが登場し園内ではオリジナルグッズやコラボフードの販売を実施した。
初音ミク:2020年5月にスタリラでコラボイベント「ピュグマリオンの友達」が開催され、実際に共演した。
あらいぐまラスカル:2020年9月に様々なコラボ商品が展開された。
steins;gate:2021年3月にスタリラでコラボイベント「奇異共演のリプロダクション」が開催され、鳳凰院凶真(岡部倫太郎)と共演した。
カードファイト!!ヴァンガードoverDress:カードファイト!!ヴァンガードシリーズの一つ。共にアニメ版の制作会社がキネマシトラスでキャラクターデザイン・総作画監督が斎田博之であることも共通しておる。また実際にファイトで使用可能なレヴュー服の華恋とペアルックの近導ユウユのカード「ヴァンガード overDress×レヴュースタァライト」が存在する。
パ・リーグ:2021年6月にスタリラでコラボイベントが開催され、球団別のユニフォーム姿の九九組のメモワールが登場した。
ベルサイユのばら:スタァライト九九組が「Animelo Summer Live 2021 -COLORS-」へ出演した際、同アニメのOP「薔薇は美しく散る」 のカバーを披露した。2022年11月にはスタリラでコラボイベントが開催された。
探偵オペラミルキィホームズ:三森すずこをはじめ一部キャストが共通していることもあり、2023年2月にはスタリラでコラボイベントが開催された。