変身シーンはほぼ毎回行われるためバンク(特定のシーンの動画を流用すること)が使われることが多い。
スーパー戦隊シリーズ
ジャッカー電撃隊の強化カプセルに入る部分は使い回しをしており、ここから始まったという見方もできる。
変身アイテムを初めて使った電子戦隊デンジマンも変身する際にスーツが転送される演出がなされているが、ただスーツの映像が映るだけなので変身バンクとは言い難い部分がある。
正式に変身バンクが作られるようになったのは科学戦隊ダイナマンからで光戦隊マスクマンまで使われた。しかし、放映時間が25分に短縮された影響もあるのか(とはいえ、25分になったのはダイナマンからだが)超獣戦隊ライブマンではやや簡易的となり、高速戦隊ターボレンジャー~五星戦隊ダイレンジャーまで変身バンクなしの戦隊が続く。
次作の忍者戦隊カクレンジャーで変身バンクが復活し、星獣戦隊ギンガマン以降は30分に戻った影響もあり、バンクの尺が今までよりも長くなっている。
電磁戦隊メガレンジャー以後の戦隊は基本変身バンクありとなり、変身バンクなしの戦隊は特命戦隊ゴーバスターズと王様戦隊キングオージャーのみとなっている(ただし、ゴーバスターズも一時期バンクのようなものを使っていた時期があったほか、キングオージャーはごく僅かながらバンクを使用した回があった。また、後者は強化形態時はバンク使用がメイン)。また、名乗りシーンでもバンク映像を使う作品も増えている。
ちなみに、変身バンクは当たり前だが使い回しなので過去の戦隊には変身前とバンクシーンの衣装が違うというツッコミが発生することもあった(基本ジャケットがある戦隊はあまりないが、たまに私服を着ていたりすることもあるため)。そのようなことが起きないためかどうかは定かではないが、海賊戦隊ゴーカイジャー以降は手裏剣戦隊ニンニンジャーと動物戦隊ジュウオウジャーを除いて変身前の衣装を映さない工夫がされている(過去の戦隊でも映していない戦隊はあるが)。また、ニンニンジャーは私服と忍装束の2パターンのバンクがある。
なお、劇場版やVSだとバンクシーンも新規で撮影することが多い。
細かなシーンは戦隊ごとに違うが、大体身体→頭の順にスーツとヘルメットが形成される。そのため、バンクシーンでは演じている俳優達が、スーツを着ることが多い。また、特捜戦隊デカレンジャーと炎神戦隊ゴーオンジャーはヘルメット装着時に掛け声を上げている。
仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーシリーズでは基本的に変身バンクは存在しないことが多いが、僅かながら変身バンクが存在するライダーもいる。
例として挙げられるのは、
- 『仮面ライダーキバ』のガルルフォームバッシャーフォームドッガフォーム ドガバキフォームエンペラーフォームドガバキエンペラーフォーム
- 『仮面ライダーエグゼイド』のゲンムを除く4人のライダーのレベル1→2の変身シーンやエグゼイドレベル3とレベルXX
- 『仮面ライダーギーツ』の仮面ライダーギーツⅨ
などが該当する。また、派生として
- 仮面ライダーシリーズのプロジェクトの1つであるゲームアプリ、『ライドカメンズ』ではアニメーションの変身バンクが存在する。
プリキュアシリーズ
プリキュアシリーズでは毎回必ず変身バンクを使用しており、さらに個人の名乗り+チーム名コールまででワンセット。そのため、1人あたりのバンク映像の尺が長いと、チームメンバーが全員揃った場合2分以上かかることもある。
ウルトラシリーズ
ウルトラマンマックス以降の作品(『メビウス』、および新世代ヒーローズ)が該当。ただし作品によっては存在しない物、毎回バンクを流用するわけではない。