ヒーローには、知られざる仮面(カオ)がある。
仮面の向こうへ、君と。
概要
仮面ライダーシリーズのプロジェクトの1つであり、新作ゲームアプリの名称。
公式の略称は『カメンズ』。英語名は『RIDE KAMENS』.
2024年1月にプロジェクト発足が告知、同年2月に高橋悠也、武部直美、内海紘子ら制作スタッフが発表され、同年3月開催のAnimeJapan2024にて更なる情報が解禁された。
2024年5月30日から配信開始。
2024年9月26日に舞台化が発表。2025年の1月から2月にかけて東京・大阪で上演予定。
あらすじ
物語の舞台は自然と文明が調和した都市、『虹顔市』。
この街では悪の秘密結社『カオスイズム』が暗躍していた。
主人公はある日、『カオスイズム』の人体改造により本当の記憶を失った『仮面ライダー』の存在を知る。
仮面ライダーをサポートする『エージェント』の役割を亡き父から引き継いだ主人公(あなた)は、年齢・職業・信念…何もかもがバラバラな、個性溢れる16人の仮面ライダーたちと共に「定められた運命」を変え、彼らの記憶を取り戻すための戦いに巻き込まれていく――!
本作の『仮面ライダー』
秘密結社・カオスイズムによってカオスライダーとして人体改造を施され、人知を越える力を手に入れてしまった戦士の総称。カオスイズムが開発した装置『カオスリング』と『カオスドライバー』で変身する。
シリーズファンにも分かりやすく言うと昭和ライダー達や仮面ライダーGの同類。
ゲーム開始当初は16人、現在は18人確認されているが、その殆どが改造による影響で本来の記憶を失っている。
単なる記憶消去だけでなく、架空の街で生まれ育ったという偽りの記憶に改竄されたり、中にはカオスイズムにとって都合の良い人格と記憶を植え付けられるなど、彼ら本来の「素顔」すらも曖昧となっている。
ゲーム的な事情による見映えか、記憶を失った影響なのか、初期からのメンバーは変身者の素顔が普通に見えるマスクであるのが最大の特徴(具体的にはライダーマンや電波人間タックル以上に顔が露出している)。
乙女ゲームのキャラじみたビジュアルも加わり、一見するととても仮面ライダーには見えない。
一方、ボディを中心としたその姿は、これまでのシリーズに登場してきたライダーや怪人に酷似している。
また、全ての仮面ライダーに共通して胸部に逆三角形の意匠がある。
戦闘では徒手空拳や武器による戦闘がメインとなるが、変身者の性質に合わせて具現化したエネルギー・ライズを纏わせることが可能。
クラス
エージェントに対して宣誓し、絶対に破ってはならない契約をかわしたチームのこと。
契約が強力であればあるほどクラスの絆は強くなり、ライダーの力は底上げされる。
元は主人公の父親である先代エージェントが作った概念。
最低でも2名以上の仮面ライダーが「契約」と「破った場合のペナルティ」を設定し、エージェントが持つ無色のカオストーンが展開する世界「契約の間」で、エージェント立ち合いのもと全員のカオスリングを合わせることで契約する。
また、既存のクラスへの中途加入も可能である。
カオスリング
仮面ライダーに変身するための指輪型アイテム。それぞれのライダーズクレストとクラス名が刻まれており、エネルギーをカオスドライバーに送り込む中継装置の役割を持つ。
変身後はドライバーに融合される。
また、クラスを結成するとリングの内側にアルファベットの大文字でクラス名が刻まれる。
登場人物
主人公
虹顔市随一の大財閥・コスモス財閥の後継者(※)。
亡き父(CV:田中秀幸)が仮面ライダーをサポートするエージェントだったことを知り、自らも先代の跡を継ぐことを決意する。個性的なライダーたちに振り回されることが多いが、ここぞという時の意志の強さが特徴。
デフォルトネームは「ノア」。一人称を「私」か「僕」か選択が可能。
(※)当初は御曹司だったが、公式にて修正。
藍上レオン
CV:中村悠一
コスモス財閥のスーパー執事。
主人公の私生活からエージェント業務、仮面カフェの運営まで、全方位に渡って支える。
カメレオンのように神出鬼没だが、その実ひょうきんで親しみやすい性格。
ジャスティスライド
教育地区を拠点とし、普段は「仮面ライダー屋」として便利屋やお悩み相談など、困っている人々の力になるべく活動中。
変身時は顔を覆う複眼のような透明のバイザーが特徴で、ライダー名は変身者の名前から取られている。
マッドガイ
主に工業地区を拠点としており、普段はアルバイトをしたり趣味の絵画に没頭したりと、メンバーによって行動は様々。
変身時は顔の下半分を覆うようなマスクが特徴で、変身者の名字がライダー名となる。
スラムデイズ
主に娯楽地区を拠点としており、普段はゲームやインターネット、音楽など過ごし方はさまざま。「自由」の名のもとに、ゲームのようにバトルを仕掛ける。
変身時は目元のみを覆うゴーグルが特徴で、変身者の名字または名前を元にしたアルファベット3文字がライダー名となる。
ウィズダムシンクス
主に商業地区を拠点としており、普段は高級ラウンジ『ウィズダム』に勤務している。
彼らに心酔する女性客から様々な情報を集めている。
変身者の名前(ラウンジでの源氏名)がライダー名となっている。
タワーエンブレム
主に企業地区を拠点としており、普段は巨大企業『高塔エンタープライズ』を代々経営する高塔一族の一員として同社の社長、社長秘書を務めている。
変身者の名字と名前を一文字ずつ取って組み合わせたものがライダー名となる。
ギャンビッツイン
メインストーリー第二部で誕生した新たなクラス。
主に下町地区を拠点としており、普段は行商や配達員として日銭を稼いでいるが、野望を叶えるため、時にギャンブルで大勝負に出ることも。
ライダー名は名前を一文字ずらした形のアナグラム。
アルセブン
エージェントと仮面ライダーが敵対する謎の組織・カオスイズムの大幹部。
カオスの意思のまま、暗躍をする。
- 平和の仮面・ピアス(CV:平川大輔)
- 力の仮面・マイタス(CV:安元洋貴)
- 自由の仮面・リバル(CV:朴璐美)
- 真実の仮面・トルス(CV:小林ゆう)
- 支配の仮面・ドミナ(CV:鳥海浩輔)
- 進化の仮面・ボルート(CV:子安武人)
- 野望の仮面・アンビス(CV:中原茂)
用語
虹顔市
本作の舞台となる都市。朝昼晩・春夏秋冬で様々な表情に変化を遂げる季節感に富んだ街並みであることからその名がつけられた。ニジローというマスコットキャラがいる。
市内は教育地区や工業地区など、7つの地区に分かれている。
コスモス財閥
主人公が所属する組織。
カオスイズムに対抗する為に先代エージェント=主人公の父が立ち上げた組織であり仮面ライダーを育成する。
仮面カフェ『カムフラージュ』
中央地区で経営されている、仮面を被って素性を隠しながら、食事と会話を楽しむコンセプトカフェ。昼はカフェ、夜はバーとして営業している。
エージェント活動の隠れ蓑として、コスモス財閥が運営している。
仮面ライダーたちが足繁く訪れる。
地下には主人公(エージェント)が仮面ライダーをサポートするための秘密基地「ライダーステーション」があり、執務室やトレーニングルーム、浴場や倉庫兼資料室などがある。
ライダーアカデミー
文字通り仮面ライダー達を育成する施設だが……
カオスイズム
世界の破壊と再生を目的とする悪の秘密結社。
カオスライダー
カオスイズムによって人体実験を施されたライダーの呼称。
本作の仮面ライダーはカオスライダーとして改造された戦士である。
カオス
地球上に存在する万物から力を剥ぎ取り、顔型に標本化した「仮面」の総称。
カオストーン
カオスの欠片であり、その本能を覚醒させる力がある不思議な石。仮面ライダーの力の根源であり、様々なモチーフと色がある。
カオスワールド
虹顔市に存在しない謎の異世界。不気味な怪人・ガオナが巣くっている。
その正体は人間が抑え込んでいる欲望や感情……所謂「本能」が具現化した空間。カオストーンに心を奪われた人間は取り込まれ、助け出されない限りはガオナのような怪人となってしまう。
ガオアル
本能の仮面「カオス」を身に付けた怪人。カオスワールドに取り込まれた人間の末路でもある。
スタッフ
世界観構築・メインシナリオ | 高橋悠也 |
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世界観監修・プロデュース | 武部直美 |
メインキャラクターデザイン原案 | 内海紘子 |
メインキャラクターデザイン | 1ZEN |
スーツ・ブロップデザイン | PLEX |
アクション・ポーズ制作協力 | 高岩成二 |
ゲーム開発 | リベル・エンタテインメント |
企画・運営 | バンダイ |
協力 | 石森プロ、東映 |
音楽
主題歌
歌:天月-あまつき-
作詞:こだまさおり
作曲:tatsuo
編曲:tatsuo
BGM
- 「『ライドカメンズ』メインテーマ」
作曲:阿部隆太
ライドカメンズのメインテーマ。タイトル画面及びメインストーリー選択画面で使用されている。
- 「JUSTICE RIDE」
作曲・編曲:DAITA
ジャスティスライドのテーマソング。
- 「NEVER SAY NEVER」
作詞・作曲・編曲:IKUO
マッドガイのテーマソング。
- 「Glitch」
作詞・作曲:TeddyLoid
スラムデイズのテーマソング。
- 「VERTIGO」
作曲・編曲:タブゾンビ
ウィズダムシンクスのテーマソング。
- 「nobless oblige」
作曲・編曲:Masahiro “Godspeed”Aoki
タワーエンブレムのテーマソング。
- 「gambit」
作詞・作曲・編曲:☆Taku_Takahashi
ギャンビッツインのテーマソング。
余談
武部直美によるプロデュースと高橋悠也の書くストーリーの組み合わせは『仮面ライダーギーツ』で行われており(但しライドカメンズの企画自体は『ゼロワン』の終盤辺りから始動していた為、こちらの方が先である。その影響か、現時点で登場しているライダーのモチーフは全てゼロワン以前の作品から取られている。ちなみにTVシリーズ以外では『アマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』で共に仕事をしていた)、アクション・ポーズ制作協力の高岩成二はクウガと響鬼を除く平成ライダー主役の18人のスーツアクターを務めているなど、スタッフの多くが平成・令和の仮面ライダーに携わっている人物である。
また、声優の多くが過去に(本作以前のゲーム作品含む)仮面ライダー作品に出演したことのある人物が多い。一方、現時点で特撮作品そのものに出演経験の無い声優も見受けられる。
当初は怪人及び敵組織の詳細は公開されていなかったが、皇紀の台詞や武部氏&高橋氏のインタビューからライダーの宿敵たる怪人や幹部格の存在が明らかになり、3月開催のAnimeJapan2024にて正式に敵組織と敵幹部の情報が公開された。
なお二次創作では他作品キャラがカオスドライバーで変身している姿も確認できる。カオスイズムに改造されたのだろうか?
関連タグ
分類 | タグ名 |
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一般 | 仮面ライダーシリーズ |
略称・表記ゆれ | カメンズ ドカメン |
イベント一覧 | カメンズ期間限定イベント一覧 |
コンビ・グループタグ | カメンズグループタグ一覧 |
棲み分けタグ | 腐向け:dkmn腐 |
夢向け:dkmn夢 | |
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