概要
明朗闊達で元気な性格。深刻な空気に走りがちな青嵐総合芸術院のムードメーカーで、表情豊かに大きな声で喋るのが平常運転。
高い運動能力を誇り、殺陣やアクションを得意とする。
また、サブチーフとして後輩たちをよくまとめており、慕われている様子である。
一方、勉強は苦手なようで、漢字の読み間違いが多いことからチーフである柳小春から漢字ドリルを渡されるなどしている。
また、友人などにあだ名をつける癖があるようだが、通学路でよく見かける犬に「イヌタロー」、愛城華恋に「華恋殿」、天堂真矢に「てんてん」、大場ななに「バナナン」、田中ゆゆ子に「田中どん」などセンスは独特。言い易さよりも自分の中での印象を強める事を重視しているのだろうか。(後述のあだ名一覧も参照)
露崎まひるとは中学の同級生である。
中学時代はチアリーディング部に所属しており、バトン部で注目を集めているまひるに憧れと嫉妬を抱いていた。
本当は仲良くしたいのに勝手に嫌われていると思い込んで自暴自棄になっている節がある。こじらせている。
根底にあるのは健全に競い合いたいという思いなのだが、学校の教育の成果か、当初は「どんな手を使っても勝てばいい」「いっしょに遊べれば手段は問わない」といった面があった。それでもからりとした性格ゆえか、ある程度いっしょにいたら満足したのか解放した。
なお、『青嵐BLUE GLITTER』にて、とある理由でまひるから聖翔音楽学園の制服を借りたことをきっかけに、「すぐに他校の制服を着ようとする人」と言われてしまったこともある。
コミカライズ版ではまひるから直接制服を借りるシーンが描かれているのだが、その際に涼が取った行動はなんと壁ドン。対してまひるも顔を赤らめながらそれを承諾している。ファンは必見。
レヴュースタイル
武器は無骨な剣。鍔の部分がつぶれた「S」になっている。これを片手で振り回して戦う。
武器名は「ヴェルデ・ヴェント」(伊:緑の風)。ミラーワールドは関係ない。
舞台版では
『#2』にて初登場。
前述したまひるとの因縁が明かされ、「夏空のレヴュー」で対峙するが、トワイライトシアターでのレヴューを経て和解することができた。
その後、青嵐が主役となるスピンオフ舞台『The LIVE 青嵐 BLUE GLITTER』では、三人そろって主役として登場。
熱意ばかりが空回りする小春と、それをいさめようとする氷雨の間に挟まれ、周囲のクラスメイトや後輩たちにも気を遣わなくてはならないという中間管理職的な役回りを負ってしまうことに。困り果てた涼は、小春の妹・柳さくらとの出会いをきっかけに聖翔の校外学習に潜り込むという大胆な行動に出る。
シークフェルト音楽学院が主役の『エーデル Delight』にも、小春・氷雨と共に登場。
「全国高校演劇選手権」のホストとして、やちよ・栞と共にコスチューム係を担当するが、仕事そっちのけで「勉強という名の偵察」と称してファンタジースイートランドなるアミューズメントパークへ遊びに行こうとしていた。
どうやら周囲からは口が軽いと思われているらしく、実際にとある誤解から生じた噂をあっという間に広めてしまったことでちょっとした騒動を起こしてしまい、小春に「涼さん……?」と詰め寄られている。
また、過去には静羽に関するとある噂を広めて、彼女と晶の間にちょっとした溝を作ってしまった遠因にもなっている。
シークフェルト中等部が主役となる舞台『The STAGE』シリーズの第二弾『Rebellion』にも登場。交流プログラムで青嵐代表として、双葉、クロディーヌ、やちよと共に聖翔音楽学園の人気演目『別れの戦記』を演じることに。
初演で真矢が演じたダブル主役の片割れ、マリアヴェーラ・イル・ソーレ役を割り当てられる。まさかの大抜擢に本人も驚愕していた。
普段の明るいキャラクターとは正反対の、誇り高く勇ましい騎士団長を演じる姿は必見。
あだ名一覧
舞台・スタリラ等で涼がつけたあだ名一覧。なおつけられた人たちにはだいたい不評。
キャラクター名 | あだ名 |
---|---|
愛城華恋 | 華恋殿 |
神楽ひかり | ひかりん |
天堂真矢 | てんてん |
大場なな | バナナン |
西條クロディーヌ | クロっちゃ |
石動双葉 | いしうごき |
花柳香子 | はなやなぎ |
野々宮ララフィン | ララぴょん |
胡蝶静羽 | 胡蝶夫人 |
巴珠緒 | 巴御前 |
夢大路文 | ふみっぺ |
音無いちえ | いっちぇ |
田中ゆゆ子 | 田中どん |
雪代晶 | ゆっきんぐ |
鳳ミチル | チルチル |
鶴姫やちよ | つるりん |
夢大路栞 | しおりっぴ |
高千穂ステラ | お嬢 |
大賀美詩呂 | シロンヌ |
小鳩良子 | ぽっぽちゃん |
海辺みんく | うーみん |
森保クイナ | クイクイ |
余談
演じる佃井氏は特撮作品の出演が多いほか、平成の世で仮面ライダーの変身前後を両方演じた女優としても有名であり、Youtubeなどで出演するとその方面に明るいファンがにぎやかになることもままある。
舞台でもその身体能力を活かしたキレのある殺陣やアクロバットをこれでもかと披露してくれる。