概要
物静かで礼儀正しく、口調も丁寧。かわいい洋服を着て喜ぶ等女の子らしさが強調される。
南風涼がムード面なら氷雨は方針面でのサポーターであり、女房役と言える。忌憚なくはっきりとものを言い、柳小春とは真面目な者同士で議論を戦わせすぎてケンカに発展することもままあるが、根っ子の信頼は強い。
実家は音楽家一家で、高い歌唱力を持つ。青嵐代表生徒三人の中では一番小柄である。
ただ、お嬢様育ちなのか若干世間知らずな面もある模様。特に料理関係の知識は全くないらしく、スタリラのローディング待ち一コマ漫画では、好物のソバが粉(蕎麦粉)からできていることを高校生になってから知り驚愕している。
不服なことがあると「ん、んっ!」と咳払いとともに相手に詰め寄るのがお約束。
大場ななの中学の同級生で、元演劇部メンバー。当初はななをはじめ聖翔の生徒達に対して嫌味なキャラを演じていた。
合唱部と兼部しており、ななと一緒に舞台に上がろうとしたが、叶わなかった。
ななは当初それを合唱部のメンバーの不興を買ったせいと思い込んでいたが、違う学校同士の交流として共演する中で「あなたの邪魔になりたくなかったから」と吐露した。
レヴュースタイル
武器はウォーハンマー。凹面がねじ止めされており、ヘッドに黄色い字で氷雨の「H」が描かれている。
長物だが片手で扱うことも多い。
武器の名前は「ジャッロ・ギアッチョ」(伊:黄色の氷)。ことわざにキレる人とは関係ない。
舞台版では
『#2』で初登場。
なな・純那ペアと「初雪のレヴュー」で対峙する。
前述のとおり、最初は少し悪ぶったキャラクターを演じていたが、レヴューを通してななと和解してからはそういった一面は鳴りを潜めていく。
青嵐が主役となるスピンオフ舞台『青嵐BLUE GLITTER』では主役の一人として登場。
「全国高校演劇選手権」が迫り、余裕を失って周囲に当たり散らす小春と衝突しながらも悪戦苦闘する様子が描かれる。
どうやら青嵐の中ではマドンナ的な存在らしく、後輩からきれいな衣装をあてがわれて露骨に上機嫌になったりもする。
八雲先生の手引きで出会った雪代晶からかけられた、「君にとって放っておけぬ大事な友なのだな」という言葉に思わず涙ぐんでしまうシーンも。
シークフェルト音楽学院が主役の『エーデル Delight』にも、小春、涼と共に登場。
雪代晶によって、小春と共に「全国高校演劇選手権」の総合演出チームに選出されるが、横暴な振る舞いを見せる晶と、それに反発する小春との間で板挟みになり心痛する。
しかし、晶の行動の真意を知ると、「あなたにとって放っておけない大事な友なんですね」と、かつて自分にかけられた言葉と共に晶に寄り添う。
ミチルによって開かれた「エーデルのレヴュー」では、晶の味方として他の舞台少女たちと相対することに。
華恋たち99期生の卒業が描かれた『#4 Climax』にも登場。
日本一の名門・新国立第一歌劇団を受験するべく、会場へ訪れるのだが……
漫画版では
ななと決裂するまでの経緯が少しだけ補完されている。
最初はななといっしょに仲良く練習に励んでいたが、その時はまだ畑が違ったため芝居の歌い方にうまくなじめず、練習中にかかってきた合唱部員の電話で「輪が乱れるから困る」そして「練習しているのが聞こえてきたが、大場と歌がハマっていない」と言われたのが決め手となって離脱。それでも自分を待っていたななの姿を見て許されるべきじゃないと思うほどの罪悪感、そして再会を経てななは自分を恨んでいるに違いない、恨んでいなければいけないという強烈な自罰願望へと変容した。友達想いなななはそもそも氷雨を恨んだりすることはできなかった。
聖翔の「スタァライト」を観て泣いていたと涼にからかわれていた氷雨。
だが、漫画版では、友達に囲まれて幸せそうなななを見て感情が溢れてしまったかのような描写に改められている。
余談
ちなみに、ブシロードの音楽3部作(BanG_Dream!、スタァライト、D4DJ)のキャラの中で、誕生日が最も年末に近いキャラは、氷雨の12月28日である(次点でBanG_Dream!の丸山彩の12月27日)。