「千代に八千代に独演かさね 磨き上げたる孤独の真珠」
「舞台の境界 芝居の彼岸 そこで光るは真実(まこと)の白金(プラチナ)」
「『フラウ・ペルレ』 鶴姫やちよ この世は舞台 王すらも役者――ですよ?」
「千代に八千代に独演かさね 磨き上げたる王者の白金」
「戯曲の来し方舞台の行く末 全てを超えろ 主役のあたしで!」
「『フラウ・プラティーン』 鶴姫やちよ この世は舞台 あたしの舞台よ!」
概要
所属 | シークフェルト音楽学院舞台俳優学科1年 |
---|---|
誕生日 | 11月9日 |
好きなこと | 裁縫/生地屋巡り |
苦手なこと | 急な予定が入ること |
好きな食べ物 | コーヒー/フルーツサンド |
嫌いな食べ物 | 酢豚のパイナップル |
武器名 | ペルレンプファイル(ボウガン) |
CV | 工藤晴香 |
シークフェルト音楽学院で最も優秀な5人の生徒「エーデル(気高き君)」のメンバーであり、「フラウ・ペルレ(真珠の君)」の称号を持つ。生徒会会計も務めている。
色香のある雰囲気と悪戯めいた言動が特徴的な舞台少女。
飄々とした性格であまり本心を見せず、同学年のリュウ・メイファンが熱烈に雪代晶を信奉しているのとは対照的に他の「気高き君」達を俯瞰的に観察している。
そんな彼女には秘密があるようで……
腹に一物抱えているような雰囲気をまとっているが、実際は想像の世界に入りやすい性格で、生徒会に送り込まれたスパイの役などを自分で演じて楽しんでいる。
周囲を煙に巻くいたずらっぽい言動で日々を送っているが、これもいくらかは演技らしく、時折ウブな反応を見せることもある。
裁縫や服飾に秀でており、自作衣装で大舞台に立つことが夢。
特技は目測で女の子のスリーサイズを当てること。
ユニット一覧
シークフェルト音楽学院(☆2)
シークフェルト音楽学院のレヴュー衣装を纏った姿。
シークフェルトのメンバー共通の白のコート&黒を基調とした軍服風の衣装。武器はボウガン。
他のメンバーはスカートやジャケットに白地が入っているが、やちよのみ黒一色というデザインであり、スリットの入ったタイトスカートが印象的。
ユニットとしての性能はACTパワー(攻撃力)の高いメンバー2名にACTパワーアップ&必中を付与という独自のサポート能力を持つ。
クライマックスアクト(必殺技)は前方の敵一体に大ダメージ&HP回復量低下の「ペルレンプファイル」。
副次効果の回復量低下は役立つ場面は少ないがやちよ自身の攻撃力は同レアリティ内では高めなのでダメージソースとしては期待できる。
属性は「宙」。シークフェルト内では夢大路栞と同属性。
大地の神(☆4)、大地の神 フェアエール(☆5)
「気高き君」が主演となる演目「Elysion」の衣装。
やちよが演じる役は心に傷を負い笑顔を無くした「大地の神」。衣装は徹夜で作った自作らしい。
やちよ曰く「大地の神」の性格は自分とは正反対、とのこと。
前者のユニットとしての性能は高いACTパワーを所持している上で、属性が全属性に攻撃有利・防御不利となる「夢」であるため、トップクラスのアタッカー。
クライマックスアクト「フルフトバーカイト」は全体に大ダメージ&毒付与という効果であり、その強力さからシナリオ攻略は元より対人戦でも大いに力を振るっている。
そんな彼女の天敵は夢大路文。
文はレアリティの如何を問わずACTパワーの高い相手を優先攻撃する能力を所持しているため、高攻撃力のやちよは狙い撃ちされ易く、夢属性故の低防御力も相まって力を振るう前に倒されてしまう可能性もある。
やちよは育成することにより戦闘開始と同時に自身に回避を一回付与できるようになるが、文のクライマックスアクトは高ACTパワー優先攻撃な上に多段Hitするため1Hit目は回避できても2Hit目からダメージを負ってしまうため、相性が非常に悪い。
後者のユニットは、2024年3月に実装された☆5舞台少女。そのため、総合力が初期の頃から存在していた「☆4 大地の神」の時よりもかなり高くなった他にも、花属性を強化する上に、開幕時に敵役側の舞台に舞台効果「堕天の蝶(風)」を付与するという性能に変化している。
貂蝉(☆3)
2019年2月14日に実装された衣装。やちよ曰く「結構似てる」らしい。
ACTパワーが高い2体の味方のキラめきを回復するACTを持つ。クライマックスACTで敵役全体に火傷を付与できる。
アルセーヌ・ルパン(☆4)
2019年3月31に実装。「大地の神」以来の☆4である。
味方の受けている特定のマイナス効果をプラス効果に反転する強力なクライマックスACTを所持している点が最大のポイントで、これによって不利な状況をひっくり返すことが可能。
余談だが、2020年に野々宮ララフィン、2023年に海辺みんくにもアルセーヌ・ルパンの衣装が実装されている。
キューピッド(☆4)
2020年1月31日に実装。演目「ヴィーナス&キューピッド」の衣装である。
クライマックスACTで敵役全体にターゲット固定を付与し、自身に毎ターンHP回復を付与して、攻撃を全て引き受けることにより、他の舞台少女を守ることが出来る。
ハートの女王(☆4)
2020年の誕生日限定舞台少女として実装された。
高いACTパワーを持ち、さらに敵役の継続プラス効果を解除することが出来るため、大ダメージを与えることが可能。さらに味方のHPも回復するので、サポートもできる。
舞台少女(☆4)
2021年6月では、シークフェルト音楽学院のレヴュー衣装を纏った姿のユニットの☆4版が実装された。
敵全体の継続プラス効果を解除したうえで凍結を付与するクライマックスACTが強力。
コートの覇者(☆4)
2022年5月15日に実装。演目「BEACH!!」の衣装であることもあって、水着衣装のユニットになっている。なお、実装された時期はまだ春の時期であった(但し、スタリラに限らず、別のソシャゲでも夏以外の時期に水着衣装が実装される事例は存在している)。
敵役全体に攻撃する登場ACTや自身に起死回生とクリティカル率アップとクリティカル威力アップを付与し、敵に錯乱を付与できるクライマックスACTを持つ。
ジェミニ(☆4)
2023年5月31日に実装。「スタァセレブレイト~始まりの日へ~」の衣装で、やちよはふたご座を担当している。
永続オートスキルで自身に継続マイナス効果耐性アップ、立ち位置中の味方に複数の耐性を付与できる舞台少女。幕引きを付与する連続クライマックスACTを持つ。
なお、上記以外にも、
- 舞台少女のHPを回復するACTを複数持つ「ナース」
- 演目「ラグナロク~神々の黄昏~」の衣装で、解除不可のクライマックスACT封印と解除不可のACT3封印を付与するクライマックスACTなど敵を妨害するスキルを多く持つ「ロキ」
- アルカナ・アルカディアの衣装で、後ろから1番目の敵に「錯乱」を付与するクライマックスACTを持つ「愚者」
などが存在している。
舞台版では
舞台では、シークフェルト音楽学院が主役となる『The LIVE エーデル Delight』で初登場。
全国高校演劇選手権のホスト校として、栞と涼と共に衣装チームに配されるが、仕事そっちのけでファンタジースイートランドなる場所へ遊びに行こうと画策していた(一応「勉強という名の偵察」という名目ではあったが)。
シークフェルト中等部が主役となる舞台『The STAGE』シリーズ第二弾『Rebellion』にも登場。交流プログラムに臨む中等部のお目付け役として、双葉、クロディーヌ、涼と共に聖翔音楽学園の人気演目『別れの戦記』を演じることに。
初演では純那が演じた黒獅子国の参謀、ハンナ・リヒター役を割り当てられる。
様子のおかしい詩呂に対し、自身の経験(後述)を踏まえてアドバイスをするも、「所詮は演技なのだから観客を騙せればそれでいい」と言う詩呂に対し、「本気で言っているんだとしたら、君とは同じ舞台に立ちたくない!」と声を荒げるシーンも(すぐに茶化してはいたが)。
関連イラスト
関連動画
【スタリラ】シークフェルト音楽学院 鶴姫やちよ 自己紹介動画
関連タグ
所恵美:『アイドルマスターミリオンライブ』より。気配り上手で家庭的な純情ギャルつながりそして同じ一年生。
氷川紗夜:同じブシロード作品かつ中の人繋がり、彼女はRoseliaのギター
※ネタバレ注意
やちよはいつも「ひとりではない」。
やちよには生まれた時から彼女にしか見えない(心の中にいる)鶴姫ちとせという「お姉ちゃん」(イマジナリーフレンドに近いようだが、二重人格のような描き方をされる場面もある)がいるのだが、どうもそのことで家族や他人から色々言われてきたらしく、その存在を周囲には秘密にして心の中にしまっておくにつれ、いつしか「ちとせお姉ちゃん」はやちよにとって現実の家族や友達以上に大切な存在となっていった。
しかし、「エリュシオン」に始まり、エーデル5人や、その縁で知り合った他校の舞台少女たちとともに舞台を作るほど、だんだんと「ちとせお姉ちゃん」の声が聞こえなくなっていく。
お姉ちゃんとの舞台よりも眩しいものがあるなんて認めたくなかった。
お姉ちゃんの知ってるあたしじゃなくなっていく気がして怖かった。
それに対してお姉ちゃんが怒っているのかもしれない。
どこか自分を含む周囲の環境を俯瞰して見ているような視点はこうして形成されて行ったと思われる。ひとりの世界に没入しているように見える時も、本当は「お姉ちゃん」がいっしょだったのだろうか。
誰にも話せない苦しみの日々は、しかし『戯曲A』で共演した真矢クロの言葉で寛解する。
「声が聞こえなくなったのは、移ったからじゃないかしら」
「あなたの隣から、観客席に」
「あなたを応援するために」
このふたりも晶に頼まれ、やちよへの荒療治として2対1で相手をしていた。
自分の秘密を気づき、受け止め、信じてくれた人ができたという安心感からか、ずっと聞こえなかった「お姉ちゃん」の声が観客席から聞こえてきた。
「いってらっしゃい」