「儚く砕けた希望を抱いて たどり着いたよ新天地」
「消えゆく運命を切り裂いて キラめく舞台にあなたと立ちたい」
「シークフェルト中等部二年 高千穂ステラ! あなたのキラめきを教えてあげる!」
概要
所属 | シークフェルト音楽学院中等部2年 |
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誕生日 | 9月5日 |
CV | 青木陽菜 |
シークフェルト音楽学院学院長、ヴィクトリア・シークフェルトの孫娘で、祖父は江戸時代から続く歌舞伎の名門、高千穂家の家元。父親はドイツ演劇界を代表する演出家で、母親は舞台女優という、まさに演劇界のサラブレッド(ドイツ3/4、日本1/4)。
雪代晶も、「まさに、舞台少女になるべくして生まれてきたような少女」と認めている。
本名は「ステラ・シークフェルト」で、日本では祖父の姓を名乗っている。(そのため両者の名前を足すならば「ステラ・高千穂=シークフェルト」になるだろうか)
本人は「日本文化を学んで、いずれはドイツと日本の架け橋になれるような舞台少女になりたい」と言っており、名門シークフェルト家の名に恥じないような行動をしようという気概を持つエリート人間。
ルーツはあくまでドイツにあり、会話の端々にドイツ語が出る。
初対面の人にも気さくに接し、小鳩良子ともすぐに仲良くなる。
……といったようなキャラを演じているが、本性はあれ欲しい、これやりたいといった天真爛漫な性格。自室はヌイグルミであふれている。
リアクションは欧米人寄りのかなりオーバーなもの。
シークフェルト家専属のメイドである大賀美詩呂の前でだけは素の性格を出し、いつも困らせている。「一生のお願い」を使った回数はこれまでに531回。
服を単体ではなく範囲を指定して買う等、基本的に金銭感覚は金持ちのそれ。
ファッションや観光も堪能する気満々だが、いちばん好きなのは日本のアニメやゲームで、それらの話になると人が変わったように熱くなる重度のサブカル中毒患者。漫才にも興味を持っているらしい。
元はドイツの名門・ミュンヘン国立芸術院に在籍していた。
世界中からトップスタァを目指す人々が集まる「名門中の名門」とのことだが、シークフェルト以上に過酷で、日常的に足の引っ張り合いのあるような環境だったらしい。
ある日、大事な舞台の重要な役どころでセリフが飛んで恥をかいてしまい、(舞台版の該当シーンでは『夜の女王のアリア』を歌っていたため、『魔笛』ではないかと思われる)家に帰ったあと、唯一優しく声をかけてくれた祖母・ヴィクトリアのすすめで転校してきた。
舞台の上で聞いた嘲笑の声はステラの耳の奥深くこびりつき、彼女のトラウマとなってしまった。
シークフェルト音楽学院の「エーデル」である雪代晶と鳳ミチルは実際に彼女の演技を見てその実力は認めながらも、「舞台に立つにあたって、何よりも大切なモノが欠けている」「きっと、出口の見えないトンネルをずっと歩いているんだろうね」と評している。
彼女と良子のレヴューを見たえるは、彼女のことを「共演者を輝かせて、自らも輝くタイプの舞台少女なのかも」「その優しさゆえに彼女は危ういのよ」と評している。
対外的には友達想いな気性に見えるが、エピソードが増えるにつれ友達の問題には真剣だが、自分自身は嫌なことがあっても吞み込んでひとりで傷ついてしまう本性が露わになっていく。
レヴュースタイル
「Anastrophe」というレイピアを使ったフェンシングスタイル。右手一本だが、使わない左手もずっと表情をつけたまま崩さない(ポジションゼロの時でさえ)。
舞台版では
2022年2月に上演された、『The LIVE エーデル Delight』で、シリーズ初出演。
他の中等部ともども、柳小春や聖翔音楽学園の先輩たちにも食って掛かっていく、いわゆる「生意気な後輩」ポジションのような役回りだった。
その後に始まった中等部が主役となる『The STAGE 中等部』シリーズでは、一貫して主人公を務める。
第一弾『Regalia』では、詩呂と共に圧倒的な才能を見せつけながらも、「ミュンヘンで失敗したから日本でやり直そうなんて虫が良すぎる」「結局どこに行っても『シークフェルト家の娘』であるというレッテルは剝がれない」という思いに常に苛まれている。
そんな彼女を守ろうとする詩呂と共に、憎まれ役を買って出た晶へとレヴューを挑むことに。
第二弾『Rebellion』では他の中等部ともども、双葉、クロディーヌ、涼、やちよと共に聖翔音楽学園の人気演目『別れの戦記』を演じることに。
初演では華恋が演じたエイラ・サントラム役を割り当てられ、ペアとなるフィオナ役を演じる良子と共に稽古に励む。
その様子を見つめる詩呂に対して、過去のトラウマはすっかり吹っ切れたと宣言するが……
そして第三弾『Remains』では、突如として交流プログラムを持ちかけてきた新設校・ロマーナ演劇学校と対峙する。
そこには、ステラと詩呂の過去を知る因縁の舞台少女・荒神尊の姿が……
余談
おそらく名前の由来はステラーダイカイギュウ。
ジュゴンやマナティの親分のような絶滅動物で、肉がおいしいのはもちろん皮は衣服、脂肪はランプと物資として非常に優秀で、栄養不足だった当時の船乗りに重宝されたそうな。
ただ、身体が大きすぎて船の上に上げられなかったため、仕留めたらとりあえず海に浮かべておいて、浜に流されてくるのを待つという雑な方法で採集されていたらしい。
そして「2、3頭残っていたから殺した」という報告を最後に、発見からわずか27年で絶滅。動物の保護が今ほど重要視されていなかった時代の犠牲者である。
ステラ自身は小柄だが、名前の由来(推定)だけで言えば、最も巨大な生物である。
また、傷ついた仲間を助けようとする習性があったことでも有名。
演者の青木陽菜氏は、かつて大学で声楽を専攻していたという経歴の持ち主。
その経歴を活かし、シューベルトの『夜の女王のアリア』や、シュトラウスの『サロメ』といったオペラの数々を、舞台上で生声で歌い上げる姿はまさに必見。
関連イラスト
関連タグ
天堂真矢:使用武器がレイピアという共通点が存在している。
胡蝶静羽:ゲーマーという共通点を持つ舞台少女。
野々宮ララフィン:アニメ好きという共通点を持つ舞台少女の先輩。髪色と髪型がよく似ており、小柄なのでステラを知らない人は混同する可能性がある。
他作品の関連キャラクター
要楽奈(Bang_Dream!):中の人繋がり。明るい性格のステラに対して、こっちは口数が少なくマイペース。
また、お互いが祖母の孫娘かつおばあちゃんっ子だったという共通点もある。
ステラ・ヴァーミリオン(落第騎士の英雄譚):名前に「ステラ」が入っている、赤髪のキャラという共通点が存在している。