曖昧さ回避
- 本記事では、1996年発売のゲーム「サクラ大戦」(無印)について取り扱っています。
- 「サクラ大戦」に関するシリーズ作品、およびその一覧については「サクラ大戦シリーズ」の記事を参照してください。
サクラ大戦(無印)
- 原作:広井王子
- 脚本:あかほりさとる
- キャラクター原案:藤島康介
- 音楽:田中公平
- 制作・販売:セガ・エンタープライゼス
- ジャンル:ドラマチックアドベンチャー
サクラ大戦シリーズの記念すべき第1作目。1996年9月27日発売。
ゲームだけでなくアニメ・舞台などのメディアミックス作品として発展することとなった事から、メディア媒体によっては「サクラ大戦1」表記を用いることがある。
レッドカンパニー(現レッド・エンタテインメント)のスタッフがボードRPGの設定として作っていた世界観を基に、セガのもちかけた企画と合体して生まれた。セガサターンオリジナルタイトルとしては最高のセールスを記録し、プレイ後のユーザー評価に基づく人気投票で決定される「1997年CESA大賞グランプリ(年間作品部門)」「1997年ゲーム・オブ・ザ・イヤー準グランプリ」を受賞した。
蒸気文明の発達した架空年号「太正」時代における、和製スチームパンクの世界が舞台。プレイヤーは都市防衛組織「華撃団」の隊長となり、闇の勢力から都市を守っていく。
ストーリー
時は太正十二年、春。帝都を魔から守護すべく、霊力を持つうら若き女性で構成された秘密部隊「帝国華撃団・花組」。その新たなる隊長として任命された海軍少尉・大神一郎がやって来た。しかし、なぜか劇場のモギリにされてしまう大神。帝国華撃団は表の顔として帝国歌劇団なる劇団として活動していたのだった。やがて大神率いる花組は天海僧正率いる謎の組織「黒之巣会」と激しい戦いを繰り広げる。
主な登場人物
本編の主人公。海軍士官学校を首席卒業し帝国華撃団の隊長へ抜擢され桜の木の下で真宮寺さくらと出会う所から物語は始まる。日頃は劇場のモギリとしている。
帝国華撃団・花組隊員。魔を祓い封印させる破邪の血を受け継ぎ、正義感が強く快活で明るく素直な性格をしているが、恋には純情でかなり嫉妬深い。
帝国華撃団・花組隊員。日本屈指の財閥を持つ神崎家の一人娘で帝劇のトップスタァ。それ故にプライドが非常に高いが人知れず陰で努力している。桐島カンナとは馬が合わず犬猿の仲。
帝国華撃団・花組隊員。ロシア人と日本人のハーフで冷たい印象があり周囲と距離を取っているが、客観的に判断する能力に長けている。大神が赴任するまでは隊長を務めていた。
帝国華撃団・花組隊員。本名は「イリス・シャトーブリアン」で最年少ながら華撃団の中で最も高い霊力がある。天真爛漫な性格だが子供扱いされるのを極端に嫌う。
帝国華撃団・花組隊員。天才発明家で光武の開発者、整備責任者でもあるがそれとは別に発明をしており、それが爆発して黒焦げになるのがお約束。霊力は低いが発明品で補っている。
帝国華撃団・花組隊員。琉球空手桐島流第28代継承者。豪快な性格をした姉御肌で、親しみやすく子供にも人気がある。少々シャイな部分もある。神崎すみれとは馬が合わず犬猿の仲。
本作の関連作品
TVアニメ
2000年にTBS系で全25話が放送された。基本的には本作準拠だが、主人公が大神ではなくさくらになっているなどゲームとは異なり、加山雄一などサクラ大戦2以降の設定も一部使われている。
敵味方とも戦力がスケールダウンしており、敵の目的なども異なっておりそのためか生身での戦いが多い。本編はまさかのドロドロ展開と言われるようにヒロイン達の性格が暗く(冷たく)されており、全体的に花組メンバーがかなりギスギスしている。一方で対降魔部隊のキャラクターや黒之巣会については設定の差異はあるものの本編以上に描写が割かれているなど、詳しく扱われている。
詳細は「サクラ大戦TV」の個別記事を参照。
リメイク版「サクラ大戦〜熱き血潮に〜」
2003年2月27日に発売されたPS2用ゲームソフト。
詳細は「サクラ大戦〜熱き血潮に〜」の個別記事を参照。
関連イラスト
関連タグ
サクラ大戦シリーズ サクラ大戦2(次作) サクラ大戦4 新サクラ大戦
華撃団関連
敵キャラ
歌