概要
戦国時代、徳川幕府で生み出された、妖術によって動く巨大な鎧武者(天海が設計したという説もある)を基に、黒之巣会の主戦力として葵叉丹が完成させた無人兵器。
基本的には質より量の設計思想を基に大量生産されている。が、一部の高性能タイプも存在する。
ちなみに自立思考型蒸気演算機=人工知能を持ち言語を話せるが、人語は「抹殺!抹殺!」としか言わず、他は「ギギギ」としか喋らない。
なお、「熱き血潮に」の戦闘パートにおける選択肢で「結構可愛い」と選択するとまるでヒロインの如くときめいたり、漫画版では自分の姿が描かれた屋台ののぼり旗にキレるなど、感情面では妙に高性能である。
足軽(あしがる)
オレンジ色の脇侍で、主武装は刀。
登場回数が最も多く、黒之巣会の主力兵器もとい、脇侍の代表的な存在である。
火縄(ひなわ)
黄緑色の脇侍で、主武装はその名が示すように火縄銃。
大筒(おおづつ)
水色の脇侍で、主武装は背中に背負ったロケット砲。
紅蜂隊(べにばちたい)
紅のミロクに従う、真紅の脇侍。
移動速度が速い上に手番ごとに2回の移動が行え、ヒットアンドアウェー戦法をとることが多い。
近衛(このえ)
黄色の脇侍で、主武装は足軽と同じく刀。拠点防衛用。
通常、攻撃行動は1ターンに1回なのだが、この近衛は攻撃行動を2回行う事が出来る。
日本橋地下の本部にある無人で動く脇侍工場から生産され、工場を破壊しない限り次々と出現する。
また、耐久力も少し多め。
侍(さむらい)
白色の脇侍。基本的に足軽と同じだが体力が高い。影の本体で、こちらは透明化して潜伏していた。
「抹殺!抹殺!抹殺!」と唱えながら敵に一太刀を浴びせる「一文字斬り」という必殺技を持っている。
影(かげ)
灰色の脇侍で、文字通り侍の影。作中では亡霊と呼ばれていた。
亡霊という立場なのか、体力が900とボス以上に多い。
侍同様、必殺技「一文字斬り」を持っている。また、回復能力を持つ。
脇侍・改(わきじ・かい)
黒鬼会が黒之巣会の脇侍を回収・分析し木喰によって開発された改良型無人兵器。
バリエーションの数は脇侍の倍以上。
イ型甲(いがた こう)
茶色の脇侍・改。前作の足軽に相当する機体。
主武装は日本刀。
イ型乙(いがた おつ)
イ型甲の上位機種。甲よりも濃い、焦茶色の機体。
耐久性や刀の切れ味が気持ち向上している。
イ型軽(いがた けい)
イ型甲のバリエーションの一つ。機体カラーは黄色。
名前の「軽」が示すとおり軽量型で、行動範囲が広い。
ロ型甲(ろがた こう)
黄緑色の脇侍・改。前作の火縄に相当する機体。
主武装は機関銃。
ロ型乙(ろがた おつ)
ロ型甲のアッパーヴァージョン。より濃い草色。
射程も延長されている。
ハ型甲(はがた こう)
青色の脇侍・改。前作の大筒に相当する機体。
主武装は肩に担いで使用するタイプのミサイルランチャー。
OPではカンナのラリアットを受けている。
ニ型特(にがた とく)
黒色の脇侍・改。近衛に近いポジションで、赤坂の本拠地にのみ配備されている。
主武装はイ型同様日本刀だが、攻撃方法は攻撃範囲内の敵全てに斬りつける(薙ぎ払いor回転斬りみたいなもの)というもの。
エル特(えるとく)
銀色の脇侍・改。
回復能力を持つ。
黄童子(おうどうし)
黒鬼会の五行衆のリーダー・金剛に従う黄金の脇侍・改。
金剛に忠実で、庇う能力を持つ。
焼塵(しょうじん)
黒鬼会の五行衆の一人・火車が操る真紅の脇侍・改。
火車が作った爆弾の起爆装置にもなり、劇中ではソレッタ・織姫の父親を爆殺しようとしたが、織姫の攻撃でコントロールが狂い、火車の魔操機兵・五鈷に組み付いて爆発、結果的に火車が焼死するきっかけを作った。
外伝ゲームにおける脇侍
ワキちゃん
脇侍のゆるキャラ…?サンダーボルト作戦の特典カードにもなっている。
脇パラディン
脇ビショップ
脇侍ボクサー
脇侍ハンマー
脇侍ガンナー
脇侍キャノン
脇侍ボマー
脇侍ファイター
脇侍ボクサー
脇侍チャンプ
脇侍マリナー
イルカライダー
スノー脇侍
熱血脇侍
高機動脇侍
アーマード脇侍
グラップル脇侍
魔導見習い
魔導脇侍
ネクロマンサー
突撃!脇侍
魚雷脇侍
ゾンビ脇侍
脇侍キョンシー
電撃マスク
TV版における脇侍
機械的な鎧侍の姿をしていたゲーム版の脇侍と違い、生もの・臓物で出来ているという、後のヤフキエルのようなものである。「グオォォォォ!」という唸り声を発する。
主武装は日本刀、斧、バズーカ砲など。
初期では霊力の使い方を理解していなかったとされたさくらは、荒鷹をもってしても斬ることができなかったが、いつの間にか大神の普通の銃でも倒されるようになってしまった。どういうことなの…?
叉丹以外の死天王に魔操機兵がなかったり、天海の復活に苦労していたりと懐事情が厳しいTVの黒之巣会だが、脇侍に関しては自動工場どころか擬装のために手足、胴体を別々にアジトに運び、叉丹の妖術で一体一体手造りしている。ある意味でゴーレムなどに近いかもしれない。
その甲斐有ってか、帝撃の研究施設で解析されていた脇侍の残骸の内臓を通して、紅のミロクを施設内にガイデッドテレポーテーションさせ襲撃させるという芸当をも可能にした。
しかし、その製法故に活動と存在の維持は術者である叉丹に依存しており、最終話で叉丹が死亡した直後に全ての脇侍が活動を停止し自壊、これまでとは違い有機体部分がまるで砂塵や灰のように変化し崩れ去った。
浅草十三階
黒之巣死天王紅のミロクが建設中の浅草十三階を魔の塔の迷宮に作り替えてしまった。
実は、それ自体が巨大な脇侍なのである…ってどこのビルガモやねん。
他の花組隊員が脱落する中頂上までたどり着いたさくらとすみれを、やらしい触手で襲う。
TV版ミロク機
帝劇炎上後に花組が拠点とした浅草は花やしきを襲撃した際に伴っていた特注機。
紅くもなく蜂でもない。
顔のインテーク部から火炎を放射する機能を持ち、花やしきを炎上させた。