太正十四年、乙女の戦いは終わらない
「サクラ大戦2~君、死にたもうことなかれ~」
原作:広井王子
脚本:あかほりさとる
キャラクター原案:藤島康介
音楽:田中公平
制作:セガ
概要
サクラ大戦2とは、REDカンパニー、セガにより1998年4月4日にセガサターン用に発売されたドラマチックアドベンチャーゲームである。ドリームキャスト、PC、「1」とカップリングでPSPにも移植されている。
シリーズ最高セールスを記録。
攻略対象ヒロインが2名追加され総勢8名になり、グラフィックやムービーの進化、大神の性格ゲージ、風林火山による作戦、協力攻撃等々と後のシリーズにも続くゲームシステムが追加された。また、前作のクリアデータがある場合それを取り込むことで前作との連続性を意識したストーリーを楽しめる。
サブタイトルの「君、死にたもうことなかれ」は、与謝野晶子の詩よりの引用。
ストーリー
時は太正十四年、春。
「黒之巣会」の戦いの後、海軍に戻り海外演習に出ていた大神一郎。
米田一基に呼び戻され、再び「帝国華撃団・花組」の隊長として着任する。
元欧州星組のソレッタ・織姫、レニ・ミルヒシュトラーセが花組に加わり、新たな悪の組織「黒鬼会」に戦い挑む。
登場人物
帝国華撃団
帝国華撃団メンバーは続投しており新キャラのみ紹介。
欧州星組からやってきた帝国華撃団の新たな隊員。イタリアの「赤い貴族」とも呼ばれる名家の娘でイタリア人と日本人のハーフ。陽気で直情的な性格な上ストレートな物言いで敵を作る事がある。
- レニ・ミルヒシュトラーセ CV:伊倉一恵
ドイツ出身の欧州星組からやってきた帝国華撃団の新たな隊員。無口でマリア以上に冷静で人間離れした頭脳・戦闘力を持つがその反面全てに対して心を閉ざしている。一見少年に見えるが女性である。
魔神器防衛部隊「薔薇組」の3人の男性。いずれもエリートだがオカマで、陸軍に爪弾きされていた所を米田長官に拾われて結成したという経歴を持つ。
華撃団の団員を養成する乙女学園の生徒。
任務で売店から離れていた高村椿の代わりに売り子を務めており、椿が戻った後は食堂のウェイトレスを担当することに。
米田一基の秘書を務める黒髪の美女。花組の面々同様に大神に好意を寄せている。
黒鬼会
浄化を名目に帝都を破壊しようと目論む今作の敵勢力。
鬼の面を被った黒鬼会の大幹部。五行衆をまとめる。
五行衆筆頭を務める男。好戦的な性格で、大神をライバル視する。
マッドサイエンティスト。黒鬼会のメカニック担当。
複数の腕を持つ女。戦いを狩りとしてみている。
妖艶な美女。諜報活動や破壊工作といった任務を担当する。
帝国海軍
海軍大臣。普段はとても真面目だが、酔うと砕けた喋り方になる。
京極とは対立関係にあった。
帝国陸軍
陸軍大臣。かつては「戦神」と呼ばれた戦略家だった。
陸軍少佐。傲慢な性格の持ち主で、京極に心酔している。
メディアミックス
ドラマCD
サクラ大戦シリーズ第2期のドラマCDとして、サクラ大戦2時間軸に行われた舞台公演を主軸にドラマCD化。新曲として劇中歌も収録されている。
OVA
「サクラ大戦~轟華絢爛~」
監督:工藤進
シリーズ構成:川崎ヒロユキ
キャラクターデザイン:松原秀典
アニメーション制作:RADIX
1999年~2000年発売 全6巻
サクラ大戦2のEDにて帝都を離れる事になった大神一郎が荷造り中、花組隊員とのこれまでの思い出の品にまつわる回想を振り返る。戦闘ではなく日常パートに比重を置いた作品で、ゲーム本編と同じにそれぞれ各巻各話に主役のキャラがいてそのキャラを中心にストーリーが展開されED曲は主役のキャラのキャラソンになっている。
ストーリー評価が高い。
- 1巻「紐育の怒れる刺客」
主役・マリア、さくら
唯一の「サクラ1」軸の回。「愛はダイヤ」公演中にマリアの過去を知り、マリアのせいで片腕を失った男・バレンチーノフ(CV:石塚運昇)から爆弾が送られてしまう。
- 2巻「水のある都市」
主役・アイリス、レニ
「青い鳥」の舞台稽古中におこったいざこざにより、アイリスが帝劇を家出してしまう。花組はアイリスを探しに街に出るが、暴走した船に乗っているアイリスを発見しレニが救出に向かう。
- 3巻「キネマの驚天動地」
主役・すみれ、カンナ
「紅蜥蜴」が映画化する事になり、撮影場に泊まり込む花組。その撮影場にはかつてのキネマ人気女優の幽霊が出る事で有名であり、撮影中不思議な事が多発し…。
- 4巻「人情紙芝居・少年レッドよ永遠に」
主役・紅蘭、織姫
紙芝居のヒーロー「少年レッド」が本になる事が決まり、その表紙を織姫の父である緒方星也が担当する事に。その絵のモデルとして少年レッドを演じた紅蘭がモデルをするために長屋に訪れた所に偶然長屋に地上げ屋が来てしまう。長屋に住む子供達に本物の少年レッドと間違われた紅蘭は本物として地上げ屋を退治する事に。
- 5巻「父と娘と」
主役・さくら
前後編の前編。故郷の仙台の真宮寺家の親戚の結婚式の為に帰省するさくら。しかしその一部始終を知った花組はさくら自身が結婚すると勘違いし大騒ぎ。
- 6巻「女たちの新時代」
前後編の後編。さくらの書き損じの手紙を見付けた花組はさくらが望まぬ結婚をさせられると勘違いし、翔鯨丸まで持ち出して仙台にさくら救出に行ってしまう。
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