曖昧さ回避
- セガのゲーム『サクラ大戦』シリーズに登場するヒロインの一人。本記事で記述。
- アイレムのゲームおよびそれを原作とする三洋物産のパチンコ『大工の源さん』シリーズのヒロイン。⇒『大工の源さん』もしくは『桐島カンナ(源さん)』を参照。
「気合だぜ!チェストー!」
プロフィール
人物
ダイナミックでカラっと明るい姉御肌でムードメーカー。
親しみやすい性格と舞台での大立ち回りの格好良さから、帝都のチビッコ達のヒーロー。
食べることが大好きな大食いである。豪快を通り越して若干ガサツなところもあるが、本人のルートでは年頃の女性らしく繊細で可愛らしい一面が見られる。幼い頃に苦い経験をしたことからヘビは大の苦手。
20世紀初頭の生まれの女性ながら、主人公の大神一郎よりも長身で、なんと2m近くある。スリーサイズ上は花組一のプロポーションの持ち主(※ただし、身長や体重を考えると実際には細身すぎるほどである)。
なお、カンナを演じる田中真弓は声優陣の中でもとくに小柄なため、レビュウショウなどでは西原久美子との身長差から「大きいアイリスと小さいカンナ」という逆転現象が起きてしまった。※舞台でも、この事はネタにされており『歳は二十歳で、身長2m!』という向上から始まり、観客達を笑いの渦へと巻きこんだ。
同じ花組の神崎すみれとは犬猿の仲で、舞台上で取っ組み合いの喧嘩をしてしまうこともあった。だが同時にすみれの才能を誰よりも認めており、彼女が引退を決意した際は誰よりも嘆き悲しんでいた。
また、マリアとは同い年で古参同士であることもあって付き合いが長く、メンバー内でも特に親しい。
琉球空手桐島流第28代継承者で、戦闘では圧倒的な攻撃力を誇る。
小説版では20枚重ねた瓦を一撃で叩き割ったり、岩壁を素手で突き破ったりしていた。
桐島流空手は単なる空手ではなく、霊力によって肉体を強化する一種の霊体術であり、それによってカンナは上述した超人的な戦闘力を発揮することが出来る。
OVA・轟華絢爛にて、さくらに結婚が噂され、帝撃脱退や部隊戦力の低下などを案じ、花組一同に暗い空気が流れた。
そんな中カンナは、誰一人として祝いの言葉が出ない事に、悔しさを混じらせ苦言を呈した。
普段あまり見せない顔ではあるが、彼女がどういった人物なのか、より深く理解できる場面となっている。
生い立ち
父「琢磨」と母「アイカナ」との間に産まれた。 だが、アイカナはカンナを産んで間もなく亡くなっており、男手一つで育てられてきた。琢磨から琉球空手桐島流を叩き込まれ、彼が果し合いの末に何者かに殺された後も、父の跡を継ぎ二十八代継承者として仇討ちの為に一人で修行に励んでいた。
太正8年に香港へ向かう客船の上で藤枝あやめのスカウトを受け、帝国華撃団の入隊を快諾。そのまま香港で行われる武術大会に出場、父の仇の弟子を見つけこれに勝利し、彼から来るべき時が来たらカンナと師匠とを合わせる約束を取り付ける。
その後帝撃の初期メンバーとなるが、太正12年3月に件の弟子から連絡が入った為、一時的に脱走(この時彼女の背を押したのは意外にも険悪な仲だったすみれである)し、再び香港に向かった。そこでついに出会った父の仇は琢磨の命を奪った事を深く悔いて長年その罪滅ぼしをしており、来るべき時というのも罪滅ぼしが完了するまでの時間の事だった。最終的にカンナはこの人物を許し、帝撃に合流すべく日本に帰国した。
上記の経緯故に、帝撃の初期メンバーでありながら無印での登場が最も遅い隊員となっている。
関連イラスト
中の人ネタ
田中真弓が声優を担当している縁から公式でも「海賊王」がネタにされており、そのまま「海賊王」というフレーズが出る持ち歌があったり「のびのびアーム」という腕が伸びる技を披露したりした。また、カンナを海賊王役に配役する際に、「あちらの作品の原作者に対して許可を取った」と言う逸話もある。まさかの公認パロディ。
ちなみに美人航海士やサイボーグ船大工を初め、(元の担当声優が療養時の代役ではあるが)船医、ホロホロプリンセス等、何気に両作品に共通の出演者が多い。サクラ大戦の舞台の開催時にも原作者から田中真弓宛てにお花等の差し入れがされていたり何かと縁がある。
ちなみに漫画版でも、船が沈没した為、泳いで帝劇に戻ってきたカンナに「海賊王にでもなっていればよかったのに」と、すみれが嫌味っぽく言っている。