3期ねずみ男
さんきねずみおとこ
CV:富山敬
2期同様に全話登場で、しかも目玉おやじが1期同様に「幽霊電車」回だけ未登場などの出番的に控えめな事例も幾つかあったため、全体的に従来より彼の方が目立っている。
相変わらず狡猾だが、鬼太郎たちとの仲間意識も強かった。ネコ娘との腐れ縁的関係も変わっていない。
時代もあってか少々ロリコン趣味となり、天童ユメコに迫ってカッコ付けたがる事が増えた。
衣の色は前作を踏襲しているが、それとは違いねずみ色というよりは青みがかったグレーである。
シリーズでは初めて全身の皮膚病が描かれるようになったのも特徴。
見分け方の特徴として、比較的目の形が丸く描かれており原作や他シリーズとは顔つきの雰囲気が異なる。後の4期では同作のスタッフが作画監督を担当した際、その片鱗が見られる回が存在する。
ただしよく鬼太郎の家に転がり込んでいた前シリーズと比べると本作では自分で住まいを持っていることが多くなり、以降におけるねずみ男の生活観の基礎を構築している。
鬼太郎からの折檻があまりにも容赦なかったため、前作ほどあれやこれやと悪事に手を出しにくくなっている。
そのため鬼太郎との関係も少し悪化しているが、それでも鬼太郎はこっ酷く罵りながらも彼のことを仲間として認めている。ねずみ男も鬼太郎が寝込んだ際は看病するなどの優しさも見せたこともある。
他にも情にほだされて鬼太郎側に帰ってくることもあり、このためか鬼太郎もねずみ男が根は決して悪い奴ではないということを口にしたこともある。
1期で自称していた「音痴なので、音波系の攻撃が通用しない」と言う能力も本作では実証されている。
3期映画4期「ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱」では準主人公と言っても良い活躍を見せ、カロリーヌとの絆が描かれた場面は語り草である。
声を演じた富山敬は台本通りにきっちりこなすことで知られているが、ねずみ男では珍しくアドリブを多く入れたという。