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3期鬼太郎

さんききたろう

ゲゲゲの鬼太郎アニメ版の第3シリーズ。歴代最高視聴率を誇る作品。またはそれに登場する鬼太郎の愛称。
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概要

1985年10月12日から1988年2月6日にかけて全108話、その後完結編となる「地獄編」が1988年2月8日から同年3月21日まで全7回放送された。合計話数は115話。

後継声優が見つからなかった目玉おやじ役の田の中勇を除き、全ての声優が一新された(ただし、子泣き爺役の永井一郎だけは過去のシリーズで同役担当経験がある)。鬼太郎役には現在女優としての活動が中心となっている戸田恵子が選ばれた。

初めて鬼太郎ファミリーという存在が明確化したシリーズでもあり、その扱いの違いはクレジットでの扱いでも明白である。
ヒーロー化路線もさらに進められ、原作にはないアイテム「妖怪オカリナ」が登場し、4期でも継続使用された。

鬼太郎ねずみ男は全話登場で、目玉おやじは第1期同様に「幽霊電車」の回のみ例外的に未登場であった。

作風としては人間の妖怪との融和路線があげられる。
前作では「妖怪が悪いか、人間が悪いか」という、どちらかに非のあるエピソードが多かったが、本作では妖怪にも言い分があるという内容が多かった。そのため、ただ人間を助けるだけでなく、妖怪にも救いのある終わり方も多かった。
鬼太郎の性格も前作までの呑気だが誠実といったものから一変、正義感がとても強く、悪い奴へは容赦なく怒りを見せる回が多かった。

融和路線を打ち出すためのヒロインキャラクターとして、オリジナルキャラとなる天童ユメコが登場。第3期と言えばこのユメコの存在を真っ先にあげる人も多い。アニメオリジナルキャラは後にも先にも存在するが、ここまでレギュラーとして食い込んだキャラクターは、それ以後は6期の犬山まなまで約30年も待つこととなる。

その人気の高さから、当時絶頂期を過ぎてやや人気に陰りのあった鬼太郎の妖怪漫画としての威厳を復権させた。この数年前から「妖怪なんてこの世に居ないんだ!」とまで嘆いて落ち込んでいた原作者の水木しげるの生活も再び安定するようになり、水木しげるの食い扶持を再度大幅に上げたアニメとしても有名。ただし、この3期が製作される事となったきっかけは、特に昭和55年頃から毎年夏休みと冬休み及び地方にて夕方に恒例として再放送が繰り返されていた、2期が好評だったという追い風もあった。

水木しげるは、本シリーズに対して雑誌インタビューを受けた時、「今回は4本に1本は私でさえビックリするほど面白く原作をアレンジされてますが、2本は少し首をかしげる部分があり、1本ははっきり言って改悪です」と、厳しめの意見を述べている。第8話「だるま妖怪相談所」がお気に入りのエピソードと語っている他、沖縄由来のシーサーはこのシーズンのために水木が描き下ろしたものである。水木からのアドバイスは、「色はカラフル過ぎてキツめにならないよう自然な色調にして」、各話について「テーマは二の次で、とにかくおもしろくするよう考えてください」との事だった。「子供相手だからと安易に惰性的に作ればすぐに堕ちます。この世界は甘くありません。」と、自身の貸本時代から週刊誌時代までの経験及び、その近年の体験を踏まえて「油断は禁物です」とスタッフを戒めていた。アニメオリジナルキャラクターであるユメコのことは、「他がむさくるしいやつばっかりですから、あれでいいでしょう」とのことだった。

本シーズンは歴代最高視聴率を保持、1話差とはいえ最大話数の全115話を達成するなど、現在の視点で最も高い人気を叩き出したアニメ鬼太郎はこの3期と言っても過言ではなく、ファンの支持率と知名度は現在でも高い傾向にある。

第1期・第2期・第4期のEDにして第5期と第6期でもBGMとしては使用されている「カランコロンのうた」は、本作では一切使用されていない。

まさかの新作CM

そして、なんと放送終了から30年の時を経て、2018年1月にビンゴファイブのテレビCMに3期鬼太郎ファミリーが登場。
鬼太郎役が戸田恵子、砂かけ婆役が江森浩子と当時のキャストが演じている。なお目玉おやじ役だった田の中勇は故人のため島田敏が代役を務めている。
「目玉おやじ篇」と「砂かけ婆篇」があり鬼太郎と掛け合いをして、最後は鬼太郎ファミリーたちが並んでダンスをする内容となっている。(敵方であるぬらりひょん朱の盆も加わっているのはご愛敬)
当時そのままの絵柄や色合いを再現したアニメは必見である。



レギュラー

鬼太郎:戸田恵子
目玉おやじ:田の中勇
ねずみ男:富山敬
ネコ娘:三田ゆう子
天童ユメコ:色川京子
子泣き爺:永井一郎
砂かけ婆:江森浩子
一反木綿:八奈見乗児
ぬりかべ:屋良有作
シーサー:山本圭子
ぬらりひょん:青野武
朱の盆:小林通孝

声優に関するエピソード

当時戸田は尊敬する先輩である野沢雅子の役を奪う形になったことを気に病んでおり、かなり悩みながら鬼太郎役を演じていたという。
変更について、先代となる鬼太郎役の野沢雅子とねずみ男役の大塚周夫はガッカリしていたが、野沢はこの人事がキッカケでドラゴンボールシリーズの孫悟空役を受けることが出来るようになった。
なお、戸田・野沢の両名は5期の映画作品『日本爆裂』で同時上映となった五大鬼太郎で共演。当時女優業がメインで、アンパンマン以外の声優業はほぼ行っていなかった戸田はオファーを断ろうとしていたが、「野沢雅子さんも来ます」と聞いて受けることを決意したという。

ねずみ男役の富山敬は、当時声優事務所の移籍問題で東映動画(現在の東映アニメーション)の作品に積極的に参加出来ないはずの身の上だったが、その実力を買われてこの役を得ている。

キャラクターとしての3期鬼太郎

戸田くん


歴代中、唯一人間の妖怪のハーフと設定されており、その激しい性格設定上、最も目付きが鋭いことでお馴染み。イラストでも目付きが鋭く、頼もしく描かれることが多い。戦闘的なイメージが強くなっている。また、ちゃんちゃんこの配色が上から黄→黒→黄...となっており、これも歴代で唯一(原作も含めた他のシリーズは全て上から黒→黄→黒...である)。背は2期の鬼太郎よりも高めに描かれているが、公式身長サイズは原作と同じである(映画「妖怪大戦争」を境に鬼太郎、ねずみ男、猫娘、ユメコのデザインに改良がなされたが、猫娘やユメコのようにサイズ変更はされていない)。
正義感の強さから、許せぬ悪に対する怒りはとてつもないものがあった。ねずみ男に対しての折檻も容赦なく鉄拳制裁を加えていた。しかし「根はいい奴なんだ」とも評しており、良いことをした時は素直に受け入れたりもしており、友情も感じられる部分がある。

関連動画




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