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カリオストロの城

かりおすとろのしろ

劇場版『ルパン三世』の一つ。宮崎駿が監督したことでも有名。
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概要

漫画家モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」のアニメ映画第2作。正式なタイトルは「ルパン三世 カリオストロの城」。略称としては公式ではないが「カリ城」とも呼ばれている。
また作中に登場する架空の事。
あの宮崎駿が、映画としては初めての監督を務めた事でも知られる。

題材

原作はモンキー・パンチの漫画だが、ストーリーのモチーフは『アルセーヌ・ルパン』シリーズの「カリオストロ伯爵夫人」で、作中にはクラリスという名の登場人物が出てくる。
カリオストロ」の名は18世紀フランスに実在した自称錬金術師の詐欺師、アレッサンドロ・ディ・カリオストロで、彼の起こした事件をもとに「カリオストロ伯爵夫人」が書かれた。
ちなみにそのカリオストロさんは「カグリオストロ」とも呼ばれる(本作の新聞かどこかで「carigostro」表記のなにがあったような)。

ストーリー、プロットのネタ元は『大盗賊』。また北フランスには海に沈んだ都市の伝承がある(イス)。

ストーリー

国営カジノの金庫から大金を盗んだルパンと次元大介だったが、その札束が伝説の偽札「ゴート札」だと気づき、次の仕事にゴート札の秘密を暴くことに決め、二人はカリトストロ公国へ向かう。そこで謎の男達に追われる花嫁姿の少女・クラリスを助けるが、ルパンは彼女の落とした指輪から昔のことを思い出す。

ルパン達は偽札や財宝、そしてクラリスを巡って、国を支配するカリオストロ伯爵と対決する。

登場人物

レギュラー

ルパン三世
CV.山田康雄
偽札「ゴート札」を掴まされてしまった事を機に、ゴート札の出所と思われるカリオストロ公国に潜入する。そこでクラリスの危機を知り救出に向かう。
普段のチャランポランな態度を抑えて、全力でクラリスの保護者として振舞う(これは1stから数年の歳月を経た時代ということになっているためであり、そのため一人称も「おじさん」)。

オリジナルゲスト

クラリス(クラリス・ド・カリオストロ)
CV.島本須美
カリオストロ大公の忘れ形見にして若き日のルパンの恩人。カリオストロ伯爵に捕らえられてしまい、籠の中の小鳥のような存在になってしまった。カリオストロ伯爵を一切受け付けなかったが、ルパンや次元には(心を開いて)娘のように振舞う。
可憐なイメージがある一方で、追っ手相手にカーチェイスをやってのけたり、ルパン相手に泥棒仲間に加えてもらえるよう頼むなど、芯の強さと大胆さも併せ持つ。

カリオストロ伯爵(ラサール・ド・カリオストロ)
CV.石田太郎
カリオストロ公国摂政であり、ルパンから「ロリコン伯爵」という不名誉な呼び方をされてしまった人物。しかし意外にも強い。お偉いさんでありながら、天才ルパンと真っ向勝負できるだけの体力を持つ。
性格は冷酷非道。イザとなったらクラリスを殺しても構わないと思っている節があり、さすがのルパンも苦戦を強いられる。

余談

  • 公開時のキャッチコピーは、「前作をしのげないのなら 2作目を作る意味がない」だが、興行的には前作に及ばなかった。当時は『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』といったSFアニメブームの時代であり、宮崎は「時代遅れのマンガ映画監督」「カルト映画監督」の烙印を押され、『風の谷のナウシカ』公開まで数年の不遇の時期を過ごす事になる(余談だが、この不遇の時期に構想したのが『となりのトトロ』である)。
    • その前作「vs複製人間」以後、本作を含め40作を越す長編ルパン作品が作られたが、結局のところ、その中でも群を抜いてTV再放映回数が多い作品となった。30分アニメ時代の作品の再放送もそう多くない為、若い世代の一部が「カリオストロの城」以外のルパンを知らないというほどである。
    劇場版ポケットモンスター『水の都の護神ラティアスとラティオス』同様、「ナポリの卵城」をモデルにしているのでは?という推測もあるが真偽は不明。
  • 原作者のモンキー・パンチ曰く、「宮崎駿らしい良い作品だが、自分のルパンとは違う優しさに包まれている作品だ」と述べている。冗談交じりに「これ以後ルパン三世が微妙に描き辛くなった(前述のとおり、原作はかなりピカレスク物の空気が強いため)」と口にした事も。なお、この事により「モンキー・パンチはカリ城を嫌っている」という噂が流れたが、イタリアで先行放送された新シリーズが、日本で放送される直前に行われたインタビューでパンチ自身は、「この作品はむしろ大好きだ」と述べている。
    • コアなルパンファンからの評価は押しなべて低め。「良くも悪くも宮崎臭が強すぎる」という意見が多いようだ。逆に「ルパンはカリオストロしか見たことが無い」というライトな視聴者からすると、他の長編ルパンは少々アクが強く感じられるらしい(特に不二子がラストを除くと一度もルパンを裏切らないのは、ルパン作品では異例のこと)。


  • 90年代には当時としては巨大な「カリ城」がガレージキットとして発売されていた。ルパンファミリーは勿論、劇中の人物のフィギュアは(一般警官やカゲまで)一通り全て揃っている(月刊OUT参照)。
  • 「カリオストロ伯爵夫人」を実写映画化したフランスの『ルパン(Arsene Lupin)』が2005年に日本で公開され(制作は2004年)、日本語吹き替えに島本須美不二子役の増山江威子、次元役の小林清志などが参加した。
  • ラストで銭形警部がクラリスに言った言葉は、日本アニメ史上有数の名台詞となった。→「大変なものを盗んでいきました」を参照
  • 本作の主題歌「炎のたからもの」は、アレンジを施されて2013年に放送されたTVスペシャル『隠された空中都市』のEDテーマとしても使用されている。また、2008年に発売されたOVA『GREEN vs RED』でもアレンジバージョンがOPに使用されている(ちなみに「炎のたからもの」の後に「ルパン三世のテーマ」が流れるところも本作と同じ)。
  • 金曜ロードショーではジブリ作品と並んで常連の一つ。
  • スティーブン・スピルバーグ映画監督は、作中冒頭のカーチェイスを「世界最高のカーチェイス」と絶賛している(なお、スピルバーグ監督がこの映画を視聴したというソースはない。しかしマンガ・エンタテインメント社版DVDに発言が引用されるなど、噂が一人歩きしている外部リンク)。
  • 実は、五右衛門は途中から出てきたと見せかけて最初に登場していた(冒頭の偽札を捨てる際、偽札まみれの車の後部座席に黒い髪のような物体が見えている。他にも、国営カジノの追っ手の車が使い物にならないように細工されている場面で一台だけ前後真っ二つにされた車があるので判りやすいが。事実、ルパンと次元が札束を車の中へ押し込む場面をよく見ると、斬鉄剣らしき柄が見える。五ェ門は車上荒らし担当だったのだろう)。
  • 作中の次元とルパンが夕食を取り合うシーンが何気に人気で、食欲を刺激され、ルパンが「おぉ、うまそう~」と言ったこのミートボール入りスパゲッティ(本作はジブリ作品ではないが、ジブリ飯にカテゴライズされることも多い)を実際に作ってみる方もちょくちょくいる。pixiv投稿作品ではキャラを替えたパロディ絵によく使われている。
  • 好事家によれば1968年が作品の年代といわれることがあるが、作中ではルパン一味が1976年発売の「赤いきつね」「緑のたぬき」らしきどんぶり型カップ麺を食べていたり、銭形率いる警官隊がカップヌードル(1971年発売)らしき縦長のカップ麺を食べているので、こだわる必要はないかもしれない。
  • 尚、ルパン三世PART523話にしてルパン、次元、五右衛門の秘密の潜伏先としてカリオストロ城が登場した。TVシリーズでカリオストロの城との繋がりが描かれるのは今作が初めての事。

ルパンと次元


↑当該シーン

関連イラスト

ルパン三世 カリオストロの城 相関図
Lakeside


煙草
GOODBYE FOR FUTURE ルパン三世



関連タグ

ルパン三世 クラリス モンキー・パンチ 宮崎駿
カリオストロ城 ゴート札 大変なものを盗んでいきました ロリコン伯爵
ジブリ飯

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