炎のたからもの
ほのおのたからもの
銭さん「くっそぉ一足遅かったか、ルパンめまんまと盗みおって!」
クラリス「いいえ。あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくださったんです。」
銭さん「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました…あなたの心です。」
クラリス「…はい!」
- 作詞:橋本淳
- 作曲・編曲:大野雄二
- 歌:ボビー
名作として名高い本作を象徴する名曲であり、聴くだけで思わず涙腺が緩くなる人も。
オープニングとしてはルパンと次元(とよく見るといる五ェ門)がフィアットからゴート札をばら撒くシーンから繋がる形で、ルパンと次元とフィアットでの旅の映像と共に流れる(下記動画2分から4分のあたりのシーン)。
エンディングとしては上記の「とんでもないものを盗んでいきました」という一連の会話が終わった直後から流れ始め、埼玉県警らを引き連れてカリオストロ公国を出発する銭形警部とそれを見守るクラリス、カリオストロ公国を去るルパン一味とそれを追う銭形警部のシーンで本作を締めくくる形で使用されている。
その他、ルパンと囚われのクラリスが会話するシーンやルパンの駆け出しの頃の回想シーン、ルパンとクラリスの別れのシーンではインストアレンジ版が使用されている。
ちなみにこの『炎のたからもの』はルパン三世のテーマのコード進行等を変えて作られている為、よーく聴くとルパン三世のテーマの展開と似ている事に気付くだろう。
カリオストロの城の人気が高いためか、2000年代以降のルパン作品ではしばしばアレンジ版が使用されている。
『ルパン三世 GREEN vs RED』にてオープニングとして使用されたバージョン。歌唱は今井美樹。上記の原曲も序盤でルパンがカリオストロの城を見ているシーンで少し流れている。
『ルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』にてエンディングとして使用されたバージョン。歌唱はPredawn。歌詞が英語になっているのが特徴。同作はジブリ作品を彷彿とさせる設定や世界観、ルパンの命を救ったヒロインなどカリオストロの城との類似点がある作品。
『ルパン三世PART4』以降のTVシリーズにて使用されたバージョン。こちらはインスト版。
PART4の6話ラストにてを見守る銭形警部のシーンやPART5の17話ラストで緑ジャケットのルパンがエメラルドの指輪を伯爵夫人の指にはめるシーンに使われたのが印象的。