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銭形警部

ぜにがたけいぶ

モンキー・パンチ作の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品に登場する人物で主人公のライバル的存在。
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「ルパーン!きさまを逮捕するためなら、たとえ火の中、水の中、地の果てまでも追い詰めてやるぞー!!」

プロフィール

本名銭形幸一
愛称とっつぁん
CV納谷悟朗(本放送以降の初代)・山寺宏一2011年以降の二代目)・加藤精三(風魔一族の陰謀)・近石真介(パイロットフィルム-シネマスコープ版)・大塚周夫(パイロットフィルム-TV版)・岸野幸正(D2MANGA版)・
演者伊東四朗念力珍作戦/『ルパン三世(ルパンしゃんせい)』)・浅野忠信(2014年版)・鈴木亮平スペシャルドラマ 銭形警部)・荒井注(新春かくし芸大会『ルパン賛成』)・香取慎吾(SMAP×SMAP『スマスマルパン三世』・エド山口(ルパン三世 I'm LUPIN)・大湖せしる(「ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―」)


概要

ルパン三世逮捕を念願とする警視庁警部。野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」の主人公銭形平次の第六代目(アニメ版等では第七代目)に設定されている。

アニメ版では、第2シリーズ以降でICPO(国際刑事警察機構)にルパン専任捜査官として出向、所属は総務局国際協力部第1課。警視庁所属だが、警察庁経由で埼玉県警に出向歴あり。メディアによっては初赴任地が埼玉県だったこともあり、統一されていない。
カリオストロの城』などでは埼玉県警の警官隊を引き連れている。
バイバイ・リバティー・危機一発!』でルパンが銭形に変装している際に、把握していた彼のプロフィールを本人に訂正された。その時は「派出所勤務ならまだしも、俺はまだ駐在所には勤務したことはない」と言っていたが、TVシリーズ『PARTⅡ』ではルパンの国外逃亡を許した責任を取らされて長野県駐在所に左遷されていた事が語られている。

出身地は不明だが、宮城県出身の可能性がある(というのも、カリオストロ公国に行く(二度目)の際に「けっぱれ」と発言しているが、これは宮城県の方言で『頑張れ』という意味である)。

ルパンとは同じ学校の先輩・後輩の間柄という設定もある。

一人称は基本的には「ワシ」または「俺」で、上司・先輩に対しては「私」になる事もある。「sweet_lost_night」で記憶喪失になった時は「僕」になっていた。

フルネームについて

名前に関してはエピソードがあり、もともとモンキー・パンチは“銭形平次”に引っ掛けて“平一”と書いたつもりだったのだが、悪筆のため編集者が幸一と読み違えたことからこの名前になったと言う。
さらに、原作では作者が既に名前をつけていたことを忘れ「平太郎」と再度名付けてしまったり、アニメ劇場版『ルパンVS複製人間』では、「平次」という通常とは異なる名前になっていたり、一定していなかった。
現在は、名前は「幸一」が公式設定としてほぼ定着している。
なお、実写ドラマ『銭形警部』においても、アニメ準拠の「幸一」という名前である。

ルパンがアルセーヌラウールといったファーストネームで呼ばれないように、ルパンのメインキャラクター及び敵キャラクターが銭形を「幸一」と呼んだことは全くない
ただし、『炎の記憶』では、彼が住んでいるアパートの大家さんや近所のオバちゃん連中からは幸(こう)ちゃんと呼ばれて親しまれている。

人物

基本的には仕事熱心かつ真面目な人柄であり、正義感や責任感も強く、時に人が良さげな対応を見せることもあるなど、根は好人物的な性格。
しかし、キャラクターの解釈が一貫しきれていない為なのか、ライターによって扱いが変わりやすく、お馴染みのドタバタコメディ色が強い作品ではルパン逮捕しか頭にないキャラ付けをされやすい傾向にある。
その為なのか、劇中では空気を読まない言動するのは勿論のこと、その際に起きる法律や倫理、周囲への損害も大抵無視であり、そうした件で上層部から非を指摘されても「結論=ルパン逮捕(すればいい)」と全く省みようとしないことも。挙句の果てに関与性の証拠や論理も一切無いにも関わらずルパンの犯行であると言い掛かりを付けるなどと荒唐無稽な行動に出ることも多く、そうした愚直な言動が問題になってなのか、行動が単なる第三者の妨害にしかならなかったり、間が悪く被害を喰らったり、早々に退場させられ、総登場時間数分程しかないなどと所謂「道化役」として扱われるなどぞんざいな扱われ方をされることもしばしば。(この点にはルパンも呆れされることすらある。)
一方で『カリオストロの城』や「死の翼アルバトロス」などで有名な宮崎駿監督作品やドタバタコメディ色が控えめ(あるいはシリアス)作品などではそうした扱いをされることはなく、時として法律や状況を考慮した判断から止むを得ずルパンを見逃すこともあり、警察官としての有能な一面を見せたり良識的・常識的なキャラ付けをされることも多い。

人間の常識を超越した技能や身体能力の持ち主ばかりのルパン一味と互角以上に渡り合える。
というか本人も常軌を逸した身体能力(殊に生命力)を誇り、ユーロトンネルの真ん中で崩落事故に遭っても泳いでイギリスに上陸する、心停止状態で「ルパン」と聴いた途端息を吹き返す、『ルパン三世VS名探偵コナン』でもコナン腕時計型麻酔銃が直撃しても30秒で目を覚ます(ゾウでも30分は眠る強さ)等、ギャグ補正がかかっているんじゃないのかと思うくらい滅茶苦茶である。
1対1で対決した際は、ルパン、次元大介石川五ェ門をそれぞれ負かしたこともある。特に射撃の腕前は次元以上。本気を出せば3人いっぺんに手錠をかけることもできるが、ルパンシリーズでは戦闘力が安定しないことが通例なので、負けることも多い。
彼が手錠を投げつけると、殆どの確率で相手に手錠が掛かる(ただしルパン相手の場合はほぼ同じ確率で抜けられてたりする)。手錠は通常のタイプの他にチェーンを縄に変えたタイプを所持している。
また、銭形警部の相棒役はお目付け役だったり相棒とは名ばかりの新人・モブ・雑魚・無能・ロートルだったりと彼の能力に見合わない者も数多く、ストーリーの悪役や黒幕だったケースも少なくない(例:『盗まれたルパン』のマーフィー、『天使の策略』のエミリー)など、仲間や相棒に恵まれていないことが敗因であり、銭形が決して無能と言う訳ではない。ただ作品によっては『炎の記憶』の警視総監と一色まりやや『ファーストコンタクト』のジョージ刑事、「PART5」の八咫烏五郎のように味方が最後まで信頼できたケースもあるので一概には言い切れないようである…。
作品によっては、ルパンと共謀していると思われた事がある(これも黒幕の策略だったが)。

ルパンをいつも追い掛け回しているイメージがあるが、

  • 盗みに証拠をほとんど残さない。
  • 盗むお宝が美術的価値こそ高いが「訳あり」「いわく付き」なお宝が多い。
  • 盗む人物も善人弱者からは決して盗まず、悪人(阿漕な金持ちやマフィアなど)からが殆どで被害届が確実に出されない。

…などの理由があるので、現行犯で捕まえるしかない為である。
腕は一応確かなので、ルパンを何度も逮捕してはいる(その度に逃げられている)。

ただし、盗んだものが形がないものだったりする場合や、盗む過程で悪人を成敗したり犯罪に使われる代物を闇に葬った場合は「借りを返す」という形でその場では見逃してくれることもある(勿論その後すぐにまた追い掛ける)。
その過程においてルパン以外の多くの悪党も捕まえている。

ルパンを追い回す過程で上記の通り数々の犯罪者を逮捕したり(実例:『炎の記憶』のマイケル鈴木、『1$マネーウォーズ』のシンシア、『盗まれたルパン』のマーフィー)、国際的な武器輸出組織「ショットシェル」、カリオストロ公国の贋金(ゴート札)工房、ネオナチ系の「ネオ・ヒムラー」その他、凶悪な犯罪組織をいくつも壊滅させている。
本来ならばもっと上のポスト、最低でも警視に昇進出来て当然なのだが、ルパンを取り逃がした責任や素行の悪さから取り止めになったり、本人が昇進話を敢えて蹴ったりしている。
警視以上に昇格すると警察署や本庁(警視庁)に籠りっきりとなり、ルパンファミリーを自力で現行犯逮捕出来なくなるため、彼自身現場の方が性に合っているらしい。

給料は、TVスペシャル『ナポレオンの辞書を奪え』で18万285円、テレビ版PART3で33万8363円。TV版“新”では残業手当がつく(恐らく拘束9時間を超えた場合)という発言があった。
移動時にファーストクラスや1等車(グリーン車)が使え、高級ホテルに宿泊できるなどの特典もあるが、これはルパンが常に一流を求めていることが理由と思われる。予算の関係で問題になったことも何度かあった。

食事事情

石川五エ門と並んで和食党であり、海外での生活が続くと「白飯が食いたい」とホームシックになってしまうことがある。日本文化が世界に浸透した現在では海外でも準先進国以上であれば日本食は珍しくないが、シリーズのイメージを決定したTV第2シリーズの頃は交流の深いアメリカの大都市に日本料理店があるかないかという時代だった。この放映中の『複製人間』でも、警視総監が銭形を労うためにアメリカの日本料理店へ連れて行くシーンがある。

一方で酒に関しては日本酒焼酎以外は食わず嫌いを地で行く五エ門とは対照的に、ビールバーボンウィスキーワインと洋酒を嗜むことも多い。

ラーメンが好物らしく、劇中でも良くカップラーメンをすするシーンがあったり、外食に行く場面も見られたりする。

中間管理職として

銭形の階級は言わずと知れた「警部」である。
警察組織では丁度ド真ん中に位置する中間管理職に身を置いている。(巡査<巡査長<巡査部長<警部補<警部<警視<警視正<警視長<警視監<警視総監)。
よりわかりやすく言えば、警察署や民間企業で言うところの課長に相当する。しかし、銭形は上位部局の警視庁所属のため、係長待遇であることが想定される。

ルパンファミリーは一人一人がその道のプロフェッショナルでありながら、チームワークを以て事に臨んでいるのに対し、部下や相棒に恵まれないことが多い銭形はルパンたちに毎度毎度出し抜かれ、その度に地団駄を踏んでいる。
逮捕に失敗すると警視長警視監警視総監といった上層部に大目玉を喰らう上、ルパンの脱獄を懸念して上層部や刑務所に警備や拘束の強化を進言しても受け入れてもらえないケースが多いなど、中間管理職の悲哀を感じさせる。
「PART5」では八咫烏五郎が、ルパン専任になって以来出世に恵まれなくなった銭形の境遇を「絶対に売れない商品を押し付けられた営業マン」と例えている。

銭形の代表的な相棒キャラ

レギュラーキャラ

Melon Cop - Гопничек в кепке


原作にて登場。本名・メロン奇一。アニメ版ではガ二マール警部の孫娘メロン・ガリマールとして女性キャラで登場した。

泥棒 VS 探偵


主に原作にて登場。犯罪推理用コンピューター「ワトソン」を用いて事件を捜査をする。一度は不二子を除いたルパン一味の逮捕にも成功した原作屈指の強敵キャラクター。PART5では殺し屋として登場した。(画像左側)

オスカー警部補


峰不二子という女』にて登場。中性的な容姿の持ち主で銭形の事を強く慕っている。

モンゼンノコゾウ


ルパン三世PART5』にて登場。ICPOに配属されて銭形の部下となった駆け出しの刑事。『プリズン・オブ・ザ・パスト』や『ルパン三世PART6』にも登場する。

『ルパン三世PART6』にて登場。八咫烏の後輩にあたる女性捜査官。

  • 一里塚正樹
警部銭形』にて登場。四国出身の独身。器用な手先とマニアックな知識で銭形をサポートする。

  • 桜庭夏希
ドラマ『銭形警部』にて登場。警視庁捜査一課の若き女性刑事。

  • 国木田晋太郎
ドラマ『銭形警部』にて登場。警視庁捜査一課の若き男性刑事。

ゲストキャラ

  • ビッキー・フラナガン

ワルサーP38』にて登場。負傷した銭形の監視を命じられた若手刑事。

エミリー・オブライエン


天使の策略』にて登場。ICPOの新米女性捜査官。熱意はあるがドジ。
漫画版とアニメで設定が異なる。

センシティブな作品


the Last Job』などに登場。正体は忍者の一族・風魔の末裔くノ一。

  • テリー・クラウン
アルカトラズコネクション』にて登場。サンフランシスコ市警の警部補。

  • ブライアン・マーフィー
盗まれたルパン』にて登場。ICPOの特務局次長で銭形の上司にあたる人物。

  • 名探偵・明智小五郎
原作の1話及びパイロット版にて登場。老人の名探偵キャラ。また、TVSPファーストコンタクトでは容姿が似ているジョージ・マックフライと言うキャラが登場している。

  • 大岡刑事と遠山刑事
念力珍作戦』にて登場。大岡刑事は大岡越前こと大岡忠相の子孫で、遠山刑事は遠山の金さんこと遠山景元の子孫にあたる人物だが完全に先祖と子孫の上下関係が逆転している

祝!るぱこな劇場版決定☆


また、『ルパン三世VS名探偵コナン』ではを攫われた毛利小五郎が銭形の助手という名目でヴェスパニア王国まで同行し、劇場版では一時的に佐藤刑事高木刑事白鳥刑事が銭形の部下となり捜査にあたることになる。

ルパンとの関係

ルパン逮捕に執着するのには「恨み辛みではなく、それが正しいことと信じているから」と、「才能ある者(ルパン)を日陰者(泥棒)で終わらせたくない」という理由がある。
また、「如何なる犯罪者も生きて裁判を受ける権利がある」という信念を持っており、ルパン殺害の計画に対してはそのものが目的である場合は反対の立場を貫く。このため、海外の警察関係者と衝突することも多い。

ルパンを逮捕するのがあくまでも目的であるが、ルパンの命を狙う第三者や事件に絡む巨悪とは、ルパン一味と共同戦線を展開する場合が多く、命掛けで助けるなど、いつの間にか奇妙な友情が互いに出来上がっており、ルパンの死の情報を信じて出家するほど(『風魔一族の陰謀』)である。
同様のパターンとしてTV第2シリーズ「ルパンは二度死ぬ」や『1$マネーウォーズ』にてルパンが死亡する展開がある(いずれもルパンによる偽装だったが)。
前者では「貴様はワシの生きがいだった、最愛の友だった」「ワシはこれからどうすればいいんだ」と叫びながら号泣していた。後者でも号泣、後に意気消沈状態で辞表を出すに至っている。
ルパンの方も銭形が死んだと思った時には動揺している(TV第2シリーズ98話「父っつあんのいない日」)。この時は峰不二子も取り乱していた。

ルパンの「扉のない金庫から盗んでもちっとも面白くねぇんだ…。とっつあんに追われてないと、一味違うんだよなぁ」(TV第2シリーズ「とっつあん救出大作戦」)と、銭形の「奴は不死身のサルだ。ルパンが死ぬはずがない」(TV第3シリーズ「悪のり変装曲」)というそれぞれのセリフが、ルパンと銭形の関係を最もよく表しているのかもしれない。

ルパンの手口は完全に熟知しており、記憶をなくしても身に染みているレベル(PART5「怪盗銭形」)。同話では保護した泥棒の進言で「怪盗モニエタ」(モニエタはロシア語で「硬貨」、つまり「金」「銭」の意味)と名乗ってルパンの模倣犯を演じ、ルパンからも「俺の手口を盗んだ」と感心されている。

ルパンが冤罪で殺人の汚名を着せられた時、「ルパンは人殺しはせん!」と無実を晴らすべく奮闘したりする。
その点に関してはルパン達も口には出さないが感謝しており、銭形のルパン捜査権に関して危機が訪れた際や、警察の闇に巻き込まれて命を狙われた際など、陰でこっそりと恩を返すこともある。

TVスペシャル『ルパン暗殺指令』では、ルパン専任を解かれたことで、ルパンのアジトに単身乗り込み、ルパンと次元を相手にやけ酒をあおった挙句、ICPOの機密事項まで漏らしている。いいのか、それ(結果的にこれで銭形は任務を最小限の被害で達成するのだが)。

TV第2シリーズはルパン達の世間的評価を下げる為に、マフィア等の悪人達と手を組んだりして凶悪犯罪者に陥れたり、冤罪で逮捕したりする場合もあった。
アルカトラズコネクション』ではマフィアがルパンをさらった際、不二子と五エ門が銭形がマフィアと手を組んだのかと思った際、次元が「潔癖症のとっつあんがか?」とマフィアを組むはずがないと否定した。

ラブロマンス

決して異性にモテないというわけではなく、『ルパン三世officialマガジン』では、インターポールを辞めて警備会社を作ったかつての部下から想いを寄せられるが、ルパンを追うために彼女の元を離れるエピソードがあり、アニメ2ndシリーズ「とっつあんの惚れた女」では銀行家の未亡人であるローラ・ジョーンズをマフィアから守るべく逃避行を続けるうちに両想いになるが、ローラはあえなく殺害され、ルパンたちの手を借りて復讐を遂げた。
また、愚直な正義漢であるため、現場ではKYかつ手荒に扱ってもそこを離れれば女性を蔑視したり高圧的に接したりする事はなく、叩き上げのため紳士的ではないものの彼なりに丁重かつ敬意をもって接するため、本気で嫌われる事は少ない(但し、付き合いやすい相手という訳でもない)。そのため、彼の人となりを知て、惹かれる女性も少なからずいる。

独身なのか既婚者なのか、当初は敢えて曖昧にされ、作品によって異なる設定が採用されていた。

1.TV第2シリーズでは独身という設定であり、上記のローラの件に加え、上司の女性にプロポーズした事もあるのだが、ルパン逮捕を優先するため結婚は延期された(その後結婚の約束がどうなったのかは謎)。
2.TV第3シリーズ『ルパン三世PART III』でも独身という設定であり、密かに家庭に憧れる面も見せていた。
3.『ルパンVS複製人間]』では「トシコ」という成人済の娘がいる。(上記のように、この作品ではなぜか銭形の下の名前も通常とは異なる名前である。)
4.『風魔一族の陰謀』ではオープニングで妻と娘と思しき人物が登場していたが、その娘はまだ幼い姿である。(この作品は上記の『~複製人間』よりも後の作品である。)

なお、近年は公式媒体などでも、独身(結婚歴なし)という設定で統一されている。
 

峰不二子との関係

『ファーストコンタクト』では元々銭形は窃盗の罪で国際指名手配中の峰不二子を追っていたが、不二子がルパン一味に入った為、「ルパンを捕まえれば、不二子も捕まえられる」と考えている。この時、マフィア組織「ガルベス一家」の壊滅に貢献したことがきっかけで、ICPOに出向した。

峰不二子という女」では、なんと不二子と肉体関係を結んでいる。しかも、その時の音声を不二子に録音され、後々彼女の犯罪に利用されてしまった。それが原因で、不二子は彼を慕うオスカー警部補との因縁が始まった。

作品によるキャラクターの違い

他のルパン三世のメインキャラクターと同様に、作品によって描かれ方がまったく異なる人物でもある。
ナポレオンの辞書を奪え』『ハリマオの財宝を追え!!』『ヘミングウェイ・ペーパーの謎』『愛のダ・カーポ』等ではいつもの三枚目だが、『DEAD OR ALIVE』『炎の記憶』『カリオストロの城』等では有能な警部らしい活躍を見せている。

原作ではほとんど別人と言ってもいい程キャラクターが違う。
ルパン一味に劣らないほど変装が得意、かつ有能で、性格面もかなりダーティー。武道や射撃にもかなり通じている。ルパンを殺しても構わないと言い切り、自身も使命のためならいつ死んでも構わないと考えている。また、ルパンの素顔を暴く事に狂気じみた執念を見せ、本気でルパンを恐れさせている。
連載序盤でルパンを刑務所送りにした時は処刑の瞬間を嬉しそうに待ちわびていた(アニメ版では別れを惜しむというものに変えられている)。尤も、人命は優先しており、ルパンの代わりに別人が死刑台に立たされたと知った時は目の前のルパンを無視して助けに向かっている。
原作「新・ルパン三世」最終回ではルパン一味を爆弾で皆殺しにしている(一応、「実は生きている」と解釈できる描写になっているが)。

TVアニメシリーズでは常に「肝心な時にドジを踏んでルパンを逃がしてしまう三枚目のギャグキャラ」的な描かれ方が顕著であり、これは声優を務めた納谷悟朗が他の登場人物と差別化を図るためにディレクターに提案したことが発端とされる。しかし、原作者モンキー・パンチはそのことに常に不満を感じており、「カリオストロの城」における銭形警部の描写を指して「これが一番正しい解釈だ」と評価した。
ただし、原作にも「ルパンの制止を無視して発砲した結果、大爆発して下半身素っ裸」というザ・ドリフターズのコント張りの展開がある。
しかし決して無能というわけではなく、またいつもドジを踏んでいるわけでもない。明らかにルパンが人知を越えた謎の技術を用いて手錠から抜け出したりすることも多く、銭形がいかに有能でもルパンの方が一枚上手というパターンも多い。そもそもルパン達に追いすがれる人間という時点で人間離れしていることも忘れてはならない。

ルパン三世Y(山上正月作)ではこの設定が反映されているところがあり、銭形が悪党に催眠術を掛けられ殺し屋に豹変した際は、ルパンも終始冷や汗を掻きながら逃げに徹していた。また別の話では、護送中の囚人を狙った殺し屋に手錠投げで反撃し、谷底に落下させることで勝利している。

モンキー・パンチが監督を務めた映画作品『DEAD_OR_ALIVE』では原作同様の切れ者で、ルパンの計画を見破ってスパイであるオーリエンダーを送り込む、自分を捕えようとする将軍の部下を易々と倒す、「ルパンある所銭形あり」と言い切るなど、「カリ城」版以上に有能に描写されている(ただし、ルパンに裏をかかれて逃げられた)。

声優が山寺に交代してからは三枚目な面はやや抑えめになり、益々原作寄りの描写が増えている。交代後に放送されたTVシリーズ「峰不二子という女」でも三枚目な所は一切なく、原作に近い非情でやり手の警官という位置付けであった。

銭形を主人公とし、彼が名推理でルパンの名を騙った犯行を暴いていくという推理漫画、『警部銭形』が『ルパン三世 Official Magazine』で連載された。
普段はどこか飄々としているが、「人死に」の出たルパンの犯行とされる事件が起これば、それが別人による犯行と見抜き、冴え渡る推理で真犯人を暴き出すという名警部ぶりを見せている。

ルパンVSコナン」では、「名探偵コナン」の登場人物である目暮警部から「友人」と紹介され、何らかの交友関係があるようだ。銭形警部がICPOに出向する以前は警視庁に所属していたため、その際に知り合った…と解釈することも可能である。
また、劇場版『ルパン三世VS名探偵コナンTHEMOVIE』では、佐藤刑事たちの緊張をほぐそうと冗談を言うなど、お茶目な側面も見せた。

ルパン三世 The Last Job

ルパン追跡中にモルガーナの戦闘ヘリに襲われ死亡と思われたが、部下の神楽坂飛鳥に「忍法死人の術」で仮死状態にされていた。棺桶から出てきた際はゾンビのような演出がなされた。神楽坂飛鳥が忍者なのは知っていたらしい。
このTVスペシャルを最後に、納谷は銭形役を降板。山寺宏一にバトンタッチした(ただしTVスペシャル以外で最後に銭形を演じたのは「master file」)。
タイトル通り、このTVスペシャルが「ルパン三世」に於ける納谷悟朗の「Last Job」となった。

納谷は、その後も機会があったら銭形を演じたいと意気込みを語っていたが、2013年3月5日、慢性呼吸不全のため死去。83歳だった。
pixivでも多くの追悼イラストが投下された。
あばよ、とっつぁん

小ネタ

銭形を演じた役者は、どちらも別メディアでアルセーヌ・ルパンを演じた事がある。
・納谷悟朗:フランスで放送されたTVドラマ版の吹き替え。
・山寺宏一:2011年に製作された日本の実写映画。

また「風魔一族の陰謀」で銭形を演じた加藤精三はTV第2シリーズ98話「父つぁんのいない日」の黒幕トリュフォーも演じており、奇しくも「銭形を殺した銭形」になってしまった。

なお、納谷悟朗はパイロット版(シネマスコープ)では石川五ェ門を演じている

銭形のとっつぁんのテーマ、「銭形マーチ」。インストアレンジなどもされている。
歌っているのは「ルパン音頭」同様、大御所・三波春夫である。

機械工学にも精通しており、自作でルパン探知機なるものを製作している。探知機には、ルパンの身長、体重、匂い、女の好みがインプットされている。(本人曰く『夜も寝ないで、昼寝して、ルパン一行を一度に逮捕できる優れもの』とのこと

パロディ

ケータイ刑事シリーズ』は、主人公の名前が銭形。これだけでは銭形警部の祖先であり元ネタである銭形平次へのオマージュともとれるが、初期シリーズ4作品の主人公(四姉妹)の父はインターポール所属の警察官(ちなみに、祖父は警視総監)という設定である。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーの主役の1人朝加圭一郎は、「ルパン」の名を冠する怪盗戦隊を追う警察戦隊のリーダー。
ベージュのコートを羽織って「おのれルパンレンジャー!」と叫ぶなど、銭形のオマージュらしき言動行動をする(特に序盤)

関連イラスト

とっつぁーん
とっつぁんダイジェスト


lupin stuff
「さぁ、鬼ごっこは終いだ」


銭形登場!
銭形警部


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大変なものを盗んでいきました:「いやっ、奴はとんでもないものを盗んでいきました。……あなたの心です!」(カリオストロの城

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