概要
『ストリートファイターIIダッシュターボ』の速報記事で「ザンギエフはキックボタン3つ同時押しで足に判定のない、速めの回転のスーパーラリアットが出せる。」と書こうとしたところ、ライターの手書き原稿の文字が粗かったため、写植の段階で
エ→ュ
フ→ラ
ラ→ウ
ト→上
に置き換わってしまった結果、上記のようなとんでもない文章になってしまった。
ちなみに『ターボ』発売時には技名が「スーパーラリアット」から「ハイスピードダブルラリアット」に変更されており「スーパーラリアット」の名は消滅したが、この「ザンギュラのスーパーウリアッ上」という迷誤植は未来永劫ゲーメストの歴史から消えることはなかった。
このあんまりな誤植に、編集部が写植業者に抗議を行おうとしたのだが、よりによって執筆したのが編集長自身で、その編集長も原稿の文字が「ザンギュラ」「ウリアッ上」としか読めず、抗議を断念したという(「フ」の上と「ト」の下の横棒が何故入ったかは未だに謎らしい)。
ちなみに編集部はそれ以前にも、『ストリートファイターIIダッシュ』の増刊の人気投票でも「ザンギエラ」という誤植をかましていた。
・『ウリアッ上』に見えなくもない「ラリアット」の例
尚ゲーメストの後継誌である月刊アルカディア内のコーナー猛者通信で、THE VOC@LOiD M@STERを取材した編集者が↑の楽曲を「ダブルウリアッ・・・」と呼びかけており、ネタが一周している。
また、カプコン側のほうでも印象に残っていたのだろうか、「カプコンファイティングジャム」でのザンギエフのブリス姿(見た目はチェブラーシカ)は「ザンギュラちゃん」と名づけられている。勿論由来は言うまでもない。
なお「極寒素潜リストのザンギュラちゃん」と紹介される事も多いが、ザンギュラちゃんの公式設定は「うわめづかいで卑屈に喋るロシアのみかん売り」であって、極寒素潜リストなのは氷原ステージでスク水な「ぬる山さん」(ヌールのブリス姿)の事である。「極寒≒ロシア」と勘違いされたのだろうか?