概要
ダブルラリアット（Double Lariat）とは、プロレス技のラリアットを両腕で行った時の通称。
タッグマッチ等で相手レスラー2人にロープに振られた際のカウンター攻撃として使われる。
マイク・ハガーのダブルラリアット
『ファイナルファイト』シリーズにおける回避攻撃（メガクラッシュ）として使用。
周囲に群がる敵を薙ぎ払うため、その場で両腕を広げてグルグルと回転する。
体力を少し消費するが使用中は完全無敵。
『NAMCO x CAPCOM』ではMA攻撃として2体の敵を同時に攻撃できるほか、遠距離攻撃の回避スキルとしても使われる。
ザンギエフのダブルラリアット
ハガーから性能を受け継ぐ形で『ストリートファイター』シリーズを始めとした格闘ゲームの技として使用。
1対1が基本の格闘ゲームの中で「その場で両腕を広げてグルグルと回転」という行為はいささか奇妙な光景に映る。
性能としては対空・コンボに使えるが主な使用法は飛び道具避けであることが多い。
上半身無敵であるため対空技としても使えるが、頭部にはしっかり喰らい判定は残っているためタイミング次第では飛び込んだ相手からそこに打撃を受けることも。
また出かかりならしゃがんでいる相手にも当たるが、それ以外だと当たらないため中距離で空振りすると下段攻撃の餌食となってしまう。
- ハイスピードダブルラリアット
いわゆるスーパーウリャ・・・ではなく、足元が弱いという弱点を克服しており、回転が速いダブルラリアット。ただし頭付近の判定は弱い。
- クイックダブルラリアット
通常のダブルラリアットより回転数が少ない。そのため技も早く終了する。通常版との使い分けが鍵。
- シベリアンブリザード
ダブルラリアットのまま垂直に上昇するというメカザンギエフの技だったが、後にスト4のウルトラコンボとして実装。
空中からダブルラリアットを仕掛け、相手の頭を片手で掴んでヘッドロックに移行、そのまま回転しながら上昇して放り投げて再キャッチ、最後はキン肉ドライバーの姿勢で叩きつける。
- サイクロンラリアット
スト5のVトリガーIとして実装。
扇風機のように横方向に回転して相手を風圧で引き寄せる。
巡音ルカのダブルラリアット
ボカロPで知られるアゴアニキPがニコニコ動画に投稿した、巡音ルカによるVOCALOIDオリジナル曲。
PVではルカが上記の技を延々と使用している他、背景にザンギエフとハガーの姿がみられる。
歌詞の「23.4度傾いて」「半径6300キロ」という歌詞は地球に関すること。
前者は「赤道傾斜角」つまり「地球の傾き」。
後者は「地球の半径」。
ちなみに初版の動画はswfファイル（AdobeFlash形式）であったため、所々で一時停止するとスクリプトによる様々な仕掛けが施されていたが、同形式のサポート終了により「止めたら止まる」動画になってしまった。
関連動画
踊ってみた by 恐怖。×kuu.
歌ってみた by 実谷なな
演奏してみた
ダブルラリアットでザンギエフと戯れる吉田沙保里
PV
