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概要編集

X-MEN関連のコミックに登場するヴィラン(ミュータント)。ヴィラン名はその名の通り「火」であるが、自分で炎を作り出すことはできないので、戦闘時は火炎放射器を背負っている。ただし、炎を大きくし、怪物や巨大なかぎ爪などに変えて攻撃することが出来る。


一見すると他の火属性の能力者に劣っているかもしれないが、炎さえあれば自在に操れるので、それが相手が放つものでも例外ではなく、むしろ火属性の能力者が相手ならば圧倒的に有利になれる人物である。


火を起こす能力というよりかは物質を操作する能力と言った方が適切だろう。


本名セント・ジョン・アラーダイス(St. John Allerdyce)。オーストラリア出身。

『The X-Men #141 - Days of Future Past』(1981年)にて、ミスティークが率いる新ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツのメンバーとして初登場。


実写映画編集

X−MENユニバース編集

初期三作に登場。当初は「恵まれし子らの学園」に在籍していたが、第二作でマグニートーの側につく。能力使用時にはオイルライターの火を種火としている。

第一作ではアレクサンダー・バートン(Alexander Burton)が、第二作第三作ではアーロン・スタンフォード(Aaron Stanford)が演じている。


MCU編集

演者:アーロン・スタンフォード 日本語吹替:浪川大輔


デッドプール&ウルヴァリン』で久々に再登場。演者は『第二作』『第三作』のアーロン・スタンフォードが続投、演者の成長に合わせて中年男性になっている。さらに、今回は原作コミック通りにゴーグルも付けているので、これにはアーロンも大喜びだったとの事。

今作もカサンドラ・ノヴァ率いるヴィランサイドの1人としての登場になる。


上記の作品と同じバースの個体で、多くの修羅場をくぐり抜けているものの、性格は相変わらずな模様。

組織内では一応カサンドラ・ノヴァに次ぐNo.2のポジションにいるが、他の配下達とあまり変わらない扱いで、内心は不満に思っており、裏でTVAのパラドックスと結託していた(早い話がコイツ)。


虚無世界に流れ着いていたデッドプール、ウルヴァリン、さらに彼らの争いの仲裁に入っていたヒューマントーチの前に多数のミュータントを率いて現れる。

MARVELでも有名な火属性の能力者であるヒューマントーチと夢の対決を繰り広げ、彼が放った炎を吸収、無効化して戦闘不能にさせるという相手が火属性の能力者ならば有利に立てる事を見せつけた。

その後、戦闘不能になったヒューマントーチ、さらにはデッドプールとウルヴァリンを捕らえてカサンドラの下に連行する。


中盤で、カサンドラがデッドプールとウルヴァリンの2人に追い詰められたのを見て本性を現してカサンドラへ反旗を翻し、彼女を銃撃して深手を負わせたものの、ウルヴァリンの妨害に遭い失敗。カサンドラがデッドプールとウルヴァリンをアース10005に送り届けた後、彼女の超能力に拠る拷問を受け、自らがパラドックスと結託していた事、パラドックスが自在にアースを剪定できる「タイム・リッパー」という装置でアース10005の消滅を目論んでいることを話してしまう。

これを知ったカサンドラは、タイム・リッパーを使って虚無世界以外のすべてのアースを消滅させることを計画し、2人の後を追ってアース10005へと襲来する。

そして、パイロは到着直後に彼女に用済みと見做されて処刑されたのだった。


関連タグ編集

MARVEL X-MEN

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