概要
拷問とは、狭義には被疑者を自白させる為に肉体的苦痛を与える行為。
一般には、そこから転じて精神的・肉体的に想像を絶するような苦痛を与える行為そのものをさす。英語では、tortureになり、何かを問うたり、答えさせるものという意味はない。
苦痛から逃れるために存在しない罪を自白し冤罪の原因となったり、取り調べ中に廃人化、または死亡した者も数多い。
現在は国際的に絶対の禁忌として厳しく禁止されており、拷問で得られた証言は証拠として使えない旨法にも定められている・・・。
が、(睡眠をとらせない、鼻の穴に水を注ぎ込むなど)体に傷が残らない責め苦は拷問に当たらないとして、過酷な苦痛を伴う尋問が各地で行われているのが現状である(拷問の手法として水責めが多用されるのは、単純な殴る蹴るよりも溺れさせる方が「死ぬ恐怖」を感じやすく、口を割らせやすいという理由もある)。
また、紅林麻雄の様な悪徳役人によって無実の罪を認めさせられたり、鹿児島県では2003年に拷問によって事件そのものを捏造した事件が発生している(志布志事件)。
また、苦しむ様子を楽しむという用途にも用いられている。自白を目的とせず、単に苦痛を与えたり殺傷することを指して拷問と呼ぶこともある。特に対象者の自由を奪った状態で苦痛を与えるようなイラストは、拷問のタグが付けられる傾向が強い。
ちなみに
有名な拷問器具の中に「鉄の処女」が存在するが、実際には当時使われなかった、架空の拷問器具と考えられている。
その他にも実際に使用されていたのか不明な拷問器具は数多く存在するらしい。
また、バラエティ番組で芸人が身体を張って挑み、笑いにするための道具として拷問具が使用されることもしばしばあった。『スーパージョッキー』の『THE ガンバルマン』のコーナーや『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』などでは度々たけし軍団を始めとするお笑い芸人らが人間水車などの拷問に挑む企画が放送されていたが、土屋敏男プロデューサーはこともあろうに1994年の『24時間テレビ』で同様の企画を放送してしまったため、『24時間テレビ』の制作スタッフから追放されてしまったというエピソードがある。
近年では苦情が広まりやすい世相を反映してか、拷問具をお笑いの道具に使用する番組はほとんど見られない傾向にある。
時代劇『子連れ狼』には「ぷりぷり」(表記によっては「ぶりぶり」とも)という妙な名称の拷問が存在している。気になる内容は逆さ吊りにした対象者を回しながら竹刀くらいの太さの竹の棒で「ぷーりぷり!」と掛け声をかけながら殴打するもの。
お頭らしき人物の「よし、次はぷりぷりだ。」という台詞と、拷問中の殴打する音に混じって聞こえる「ぷーりぷり!」という掛け声がアレなところから、隠れた有名シーンとなっている。
拷問に定評のある人物
括弧内は登場作品名。
する側
他人の恨みを晴らす為に法の裁きから逃れた外道に拷問を行う拷問ソムリエ。
元はレインという殺し屋だったが、とある事情により殺し屋を引退し現在は生きることに絶望し自ら命を絶とうとする人間及びその原因を作った悪事を働く外道を拷問する事を生業としている。
前述のとおり拷問は違法行為であり、シーズン7冒頭にて彼がテロリストへの拷問について裁かれるシーンがある。
また、彼自身も「される側」に該当するほど拷問を受けている。
ディーン・ウィンチェスターに地獄で拷問を教え、後に彼自身がディーンによって拷問されることになる。
拷問に快感を見出すサディスト。
DARPA局長ドナルド・アンダーソンを拷問中に「事故」によって虐待死させ、プレイヤーであるソリッド・スネークも彼によって拷問を受ける事になり、彼の拷問に耐えるか屈服するかでヒロインの生死が決まる。
彼がサディストとなった原因は、前日談となるMGS3で明らかになる。
前述のオセロットが後に拷問マニアに目覚めるきっかけを作った張本人。
彼自身も無類の拷問マニアで、1000万ボルトの電圧を帯電可能な特異体質の持ち主。
ゲーム中ではグラーニンやソコロフらの技術者を拷問によって殺害し、グロズニィグラード潜入中に変装がバレたネイキッド・スネークも顔に袋を被せられた状態で電撃や殴打による凄まじい拷問を受けた。
拷問による聴取を専門に行う「捜査一課特別捜査13係」に所属する執行者。
拷問具を擬人化させる特殊能力を使い犯人を自白させている。
父である拷問卿ことハンク・フェイロン卿を蘇らせるため、塔にやって来る侵入者を拷問する姉妹たち。三人はそれぞれ拷問具に意志が宿ったものである。
拷問で殺された魔女達の魂が宿った拷問具を使って天使達を狩る技がある。
当初はギャグ描写としてフォルゴレやナゾナゾ博士への制裁に「ザケル」を多用していたが、ファウード編において仲間を愚弄したロデュウに対して怒り狂い、呪文の連続攻撃(「ザケル」「ザケルガ」の組み合わせ7発→清麿が息継ぎ→「ザケル」「ザケルガ」の組み合わせ8発→清麿がファウードの回復液で心の力を回復→「ザケル」「ザケルガ」の組み合わせ7発に加え、「テオザケル」で止めという合計23発)による拷問同然の制裁を加え、完膚なきまでに痛め付けている。
詳細はくすぐり拷問に記載
される側
どんな拷問にも屈せず、拷問する側が音を上げる。
暗殺家業を継ぎたくないがために母と次兄を刺して家出するが、長兄の介入でハンター試験を放棄し、帰宅後次兄から拷問を受ける。しかし本人はわざと痛いふりをしていた。