概要
体長85~140cm、尾長30~100cm、体重22~34kg。
「河の狼」と称されるほど強靭な顎と食性を持ち、食べ物は魚、カエル、ザリガニ、カニ、時にはワニ等。
南アメリカの流れの緩やかな大型河川に生息。水かきと鉤爪が発達しているのが特徴。カワウソの中でも、特にラッコに次ぐ大型の種類であり、淡水に棲息する種類では唯一体長が2mを超す。
毛皮の乱獲のため、数が減りつつある。
最近のコツメカワウソ人気からもわかるように、小型のカワウソ類は可愛いと評されることが多い。しかし、それらと比べると、オオカワウソはお世辞にも可愛いと言われる類の顔とは言えない。むしろ怖い。幼獣であっても好みが分かれるところだろう。
サイズ比の問題もあるだろうが、小型カワウソに見られる「くりっとした目」は、彼らの場合「目をむいた」と形容できるような凄味がある。そんな目を見開いてマダラロリカリア(プレコ)という強固な外殻を持つ魚を頭から貪り食らう姿はとある絵画を想起させる。
この他、狩りの際に発する人間の子供の笑い声のような鳴き声、人の指にそのまま水かきをつけたような肢、そして上述した広範な食性などの特徴から、強烈な個性を持った動物としてネタにされることがよくある。
特に集団で(小型の)ワニに襲いかかり自分の餌にしてしまう場面が有名で、特にこの点は脅威の高さとしてあげられやすいものである。
その一方、コツメカワウソやビロードカワウソのように社会性が強く群れの絆を重んじる性向があり、餌を獲れなくなった老カワウソのために代わりに餌を獲ってあげる等の優しさもある。
こうした事情もあり、従来からのカワウソファン、動物ファンの中には本種に対する「ネタ」的な扱いに難色や嫌悪を示す人もいる。
そもそもカワウソ自体がイタチの仲間であり、こういった凶暴性もはらんでいるのは種族そのものの傾向なのだが…。
2017年11月中旬~下旬にtwitterで人気に火がつき、けものフレンズのブームも相まってtwitterやpixivでフレンズ化したイラストが投稿されるようになった(→オオカワウソ(オリフレ))。
なお、当時は同シリーズ内で登場しているカワウソ系統のフレンズはコツメカワウソ、ニホンカワウソ、ユーラシアカワウソの三種のみで、オオカワウソはその後けものフレンズぱびりおんで初登場した。