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「くわばらくわばら…」

「ようこそ、我が国、我が部隊へ。」

「イワンの苦しみを償ってもらおう!」


概要編集

CV:内海賢二


本名エウゲニー・ボリソヴィッチ・ヴォルギン

ソ連軍ブレジネフ派に所属するGRUの過激派将校にして、同過激派の中心人物。階級は大佐。元ヘビー級ボクシングの世界チャンピオン。

モデルはおそらくスウェーデンの元空手家俳優ドルフ・ラングレン


かつて体に落雷を受けたことがあるらしく、火傷の跡が残っている。また、その影響によって帯電体質となり、自らの肉体に1000万ボルトもの高圧電流を帯びている。

ヴォルギンはこの電流を自在に放出することができ、電磁波によって銃弾の軌道を変化させたり、電気で薬莢内の装薬を発火させ、拳銃を使わずに弾丸を発射することもできる。加えて電撃そのものを攻撃に使ったり、接近戦で自分の体に触れた相手を感電させるなど攻防一体の技も使うことができる。同時に基礎戦闘力も非常に高く、ヘビー級ボクシング世界チャンプにまで登り詰めたパンチ力も健在で、これを主軸にした軍隊格闘の腕前は相当なもの。このような高い戦闘能力から、西側諸国では「サンダーボルト」(落雷)の異名で恐れられている。

また、他人をいたぶることに快感を覚える残忍なサディストでもある。その残忍さは第二次世界大戦中にかの忌むべき大虐殺(※閲覧注意!)を推し進めた人物の1人に数えられる程。拷問などの際は自分の能力を存分に用いてこれを行い、高圧電流を帯びた拳で殴ったり、水を掛けて感電させたりする。


一方で、情けない一面を覗かせることもある。

まず、落雷を受けた事によるトラウマからか、雷や雨を異常に恐れている。小雨が降ってきただけでも機嫌を悪くしたり、スネークとの戦いでは生け捕りにしたアマガエルを投げつけると一瞬怯んだ上にスネークそっちのけでカエルの方を攻撃しようとする(当然その間スネークの事は眼中にないため隙だらけになる)。

また、ザ・ボスに凄まれてたじろぐ、自分からスネークに一騎討ちを仕掛けておきながら劣勢になるとオセロットに銃撃を指示する、といった一幕も見られた。


賢者達のマネーロンダリングを担当していた父親(ロシア人男性はミドルネームに○○の息子を意味する○○ヴィチという父称を用いるため、名前は息子エフゲニーのフルネームからボリス・ヴォルギンと思われる)から莫大な資金「賢者の遺産」を相続し、その資金を持って核兵器搭載戦車シャゴホッドの量産とフルシチョフ政権の打倒を画策。自らが権力を握り、再び世界に大きな戦争を起こそうとするが、スネークとの戦いに敗北。体に巻きつけていたベルトリンクの銃弾が落雷によって暴発し、全身にその銃弾を食い込ませながら試作型シャゴホッドと共に最期を遂げる。その後、彼の亡骸はザ・ボスが撃ちこんだデイビークロケット(携帯型核弾頭)によってシャゴホッドもろとも完全に消滅した…と考えられていた。

ちなみに、男女両方の愛人がいるバイセクシャルでもある。そのため、スネークとの決戦時では彼の"男の"愛人に変装すると特殊な反応を見ることができる。本編のムービー部分でもスネークがライコフに変装していると、彼の股間を手で握って変装を見破るという、なかなか生々しい場面がある。


小説版では、高圧電流を帯電させる能力は特異体質では無く軍服の下に着こんだ試作型のパワードスーツによるものと説明されており、雨を嫌うのはこのパワードスーツの回路がショートする恐れがあるためとされている。パワードスーツは未完成品で、着用者も焼いてしまうという欠点もあった。


シークレットシアターの「激突」では、WIGに激突したシャゴホッドがどうしたことかWIGに蹴っつまづいてひっくり返り大破。その衝撃でスネーク達のそばに放り出されるが、直後バイクで追い付いてきたオセロットに激突され、本当に人間花火になってしまった

「メタルギアライデン スネークイレイザー」では、過去を改変して主人公の座を横取りしようと未来からタイムスリップしてきた雷電と2回遭遇する。

1度目は独房にいた雷電を(恐らく)ライコフと勘違いして襲った(しかも股間認証でも気付かなかった)。2度目はスネークの変装がバレるシーンに現れた雷電を、今度はスネークと勘違いしてボコボコにした。

実は3度遭遇しているが、雷電はドラム缶の中に転移し、中から出ないまま再度転移した為、お互いに顔を合わせていない。


燃える男編集

燃える男ってやっぱヴォルギン?

MGSVに登場する謎の人物。黒く焼け焦げている体は常に炎を噴き出し、ヴォルギンが使用していたライフルの弾と同じような無数の弾丸が全身に突き立っている。ライフルの破片が頭から角のように突き出ている様はさながら鬼のようである。

燃える馬「レイジコーン」やガスマスクを被った第三の少年と共に、スネークを執拗に付け狙う。







その正体はやはりヴォルギン本人。MGS3のラストで暴発したライフルの弾薬帯によって蜂の巣にされ、加えて全身に重度の火傷を負っていたものの辛うじて一命をとりとめ、モスクワ近郊の超能力開発研究所で昏睡状態のまま研究標本として保存されていた。


しかし、9年ぶりのスネークの覚醒に呼応するかのように目を覚ます。そして第三の少年が、スネークに対する彼の「報復心」に同調したことで、燃える男としての能力を得て研究所を全焼させた。その後、スネークが極秘に収容されていたキプロスの病院を、第三の少年と共に襲撃した。でんきタイプからほのおタイプになったのか…

その後は第三の少年を通じてスカルフェイスの手先として利用され続けていたが、第三の少年がスカルフェイスを裏切った際にメタルギア・サヘラントロプスに踏まれて活動を停止する。

アフガンの収容所に安置されていたところ、その肉体を回収するために訪れたスネークに呼応するかの如く再び蘇生して襲い掛かるものの、スネークを追い詰めた際に「何か」に気づいて今度こそ本当に活動を停止、DDのマザーベースに収容された。


ヴォルギン本人ではあるが、本編中ではスネークへの報復心以外に自我を持たず、生ける屍のような状態を保っており、地響きのような唸り声を発する以外に台詞らしいセリフは一切なく、そもそも会話が可能かどうかさえ不明である。


関連タグ編集

MGS3 ネイキッド・スネーク EVA ザ・ボス コブラ部隊 ソコロフ ライコフ リボルバー・オセロット シャゴホッド 股間認証システム

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