雷電(MGS)
めたるぎあそりっどのらいでん
CV:堀内賢雄/クイントン・フリン(英語版)
モーションアクター:吉岡毅志
メタルギアシリーズの主人公の一人。MGS2、MGRで主人公を務めており、MGS4でも重要な役回りを演じている。
プラチナブロンドの髪に中性的な風貌をしており、女性に間違えられた事もある(ジョンソン大統領に女性と疑われ、性別を確かめるために股間を触られたことがある)。
1982年生まれ。リベリア出身で、数少ない白人の家に生まれた。1980年代の少年時にソリダス・スネークにより両親を殺害され、その後ソリダスの下で兵士として洗脳・教育され、反政府軍の少年兵としてリベリア内戦に参加。6歳で銃を持ち、10歳でスモール・ボーイ・ユニットの小隊長となって、誰よりも多く人を殺した。(誕生日にはケーキの蝋燭にみたてた人間をナイフで切り殺したりもしていた)
その戦果と見事かつ残虐なナイフ捌きから「ジャック・ザ・リッパー」、「白い悪魔」の通称を持っていた。内戦終結後は人権団体に保護されたのち、アメリカに渡る。
しかし平和な日常に適応できず、過去の記憶を愛国者達に封じられていたにもかかわらず、毎夜悪夢にうなされ、過去から目を背けようとしていた事から彼らにS3計画の実験体として利用される。
ちなみにコードネームの「雷電」は、旧日本海軍の局地戦闘機・雷電から取られている。さらに本名のジャックはその局地戦闘機を米軍が「ジャック」のコードネームで呼んでいたことに由来するが、小島秀夫監督はインタビュー内で映画「タイタニック」にも由来している(恋人の名前、ローズマリーも該当)と発言している。
以前は片仮名表記で「ライデン」となっていたが、9.11以降、ライデンがビンラディンを連想させるとの理由で漢字表記に変更したというエピソードが小島秀夫監督のツイッターで語られている。
作中や設定で描かれるように、幼い頃から過酷な環境で育ち、更に自身に振りかかる様々な残酷な現実が彼の心と体を蝕んでいった。2の頃のローズによると彼の部屋は刑務所の独房と見紛う程に生活感がなく、私物がベッドと小さな机だけと、必要最低限しか存在しない。
MGS2時代で受けたVR訓練や実戦を通して、兵士として高い技術と判断能力を持ち、MGS4以降ではサイボーグ化したことで、並の人間やサイボーグ、更には無人機すら凌駕する身体能力を得たが、幼少期のトラウマと、それによって築き上げられてしまった歪んだ人格と葛藤する描写が多い。
特に2以降は愛国者達のAIがよりによって恋人のローズをAIとして再現し、そのローズから散々に罵倒されたことからローズの存在を含めて、何が現実で虚構なのかが分からなくなってしまい自暴自棄になっていた。しかしかつて自身と同じ葛藤を抱えていたソリッド・スネークに諭されて、徐々に彼自身の現実を取り戻していった。
このようにシリーズを通して「兵士としては非常に優秀だが、一旦動揺すると精神面が脆く不安定になる」という人物として描かれている。
サイボーグと化したことで人間とは比較にならない戦闘力を持つ。MGRからはとんでもないことになっており、高周波ブレードをニ、三回振り回しただけで近くのコンテナがバラバラになったり、数百tはあるメタルギアrayを押し返すどころか思いっきりぶん投げてそのままズバズバ斬りまくったり、壁を駆け上がったり、地形が変形するほどのパンチを受けても耐える防御力など、メタルギア初見勢からは無敵と思われるほどの戦闘力を発揮していた。
MGS2
初登場作品。当時27歳。2009年に海上除染施設「ビッグ・シェル」が武装集団サンズ・オブ・リバティ(「自由の息子達」の意。アメリカ独立以前の市民組織からの引用)に占拠された際に、大統領を救出すべく新生FOXHOUND隊員として単独潜入する。
当初は「スネーク」の暗号名だったが、サンズ・オブ・リバティの首謀者がソリッド・スネークを名乗っていた為、潜入後に「雷電」へと変更された。
愛国者達に利用された際に私生活のすべてが監視対象におかれ、ナノマシンにより記憶を操作され、自身はFORCE21時代のVR訓練の経験しかなく、実戦は初めてで人を殺害したことがない新兵であるという記憶と存在しないFOXHOUNDの記憶を植え付けられていた。
しかしこの事件の全てはソリッド・スネークのような兵士を作り出すためのシャドーモセス事件をなぞった「演習」であり、雷電が選ばれたのもソリダスとの関係がソリッドとビッグボスとの関係に近似しているからであった。
さらに事件の中でSEALsの隊員を自称するイロコィ・プリスキン中尉と出会い、彼と任務を共にする。最初は正体の知れない彼に不信感を抱いていたものの、やがて彼こそが死んだと思われていたソリッド・スネークその人であることを知り、そしてスネークや同じくビッグ・シェルに侵入していた彼の相棒のオタコンと共にビッグ・シェルの謎に迫っていく。
そしてビッグ・シェルで建造されていた新型メタルギアのアーセナルギアを止めるべく、アーセナルの技術者だったオタコンの義妹のエマ・エメリッヒ・ダンジガーを救出しようとするも、ヴァンプとの死闘の果てに彼女は致命傷を負わされてしまい、結局助けることは叶わなかった。
その後はスネークの策で一時ソリダス達に捕らえられることとなり、そこで再会したソリダスによる拷問と会話で過去の記憶を徐々に取り戻していく。
愛国者達のスパイ、オルガの協力で脱出した後にアーセナルギアへ潜入していたスネークと合流し、ソリダスの野望を食い止めるために量産型メタルギアRAYに戦いを挑む。
オルガの使っていた高周波ブレードをスネークから渡されるが、リベリア時代でも使ったことは無く、VR訓練も受けていない初めて使う武器であるにもかかわらず、刃物そのものへの天性の素質からごく短時間で使いこなし、ブレードで銃弾を弾くなどを行えるようになっていた。
ウィルスの影響で機能不全となったアーセナルギアは結果的にマンハッタンに突入、ニューヨークのフェデラルホールまで進行して停止した。
フェデラルホール上でソリダスから己の真意を聞かされ、同時に愛国者達からもS3計画の真実と自分達の本当の目的を聞かされたもののオルガの娘とローズマリーを人質に取られた彼に選択肢などなく、雷電の身体から愛国者達への手がかりを見つけようともくろむソリダスと決着をつけるべく、刀を手にする。
死闘の末、一騎打ちに勝利して遂にソリダスを切り捨てる。その後はスネークの意思を聞き、彼に後押しされたのもあって本物のローズと連れ添って、崩壊したニューヨークの街へと消えていった。
バンドデシネ版ではゲーム以上にソリダスに強い殺意を抱いており、
「これ以上くだらない嘘を言う前にその舌を切り落としてやる!」
「死ねぇー!この人でなしがっ!」
と過激な発言をしていた。
ただこちらではスネークがソリダスと決着をつける展開のためか雷電はソリダスに気絶させられている。
MPO+
プレイアブルキャラとしてMGS2の雷電が登場。難易度HARDをクリアすることで仲間にすることができる。キャンベルからは「刀を持った若造」と称される。
ブレードが固定装備となっているがMGS2で出来た峰打ちへの切り替えはオミットされており完全に殺傷武器となっている。
なおMGS4のティーザーやシークレットシアターの「METAL GEAR RAIDEN」のときとは異なり頭部のモデルは同作登場のライコフの流用ではなく新規に作られたものとなっている。
MGS4
2014年。当時32歳。MGS2から5年を経てサイボーグ化され、全身に強化外骨格を纏った姿で登場。
高周波ブレードとナイフを駆使した接近戦を得意とし、月光複数体を相手に圧倒するほどの凄まじい戦闘能力を発揮する。
その容姿と身体能力による働きはかつてシャドーモセス島で暗躍したサイボーグ忍者を彷彿とさせる。
デモシーンのみの登場で、プレイヤーが操作することはできない。
MGS2の事件後、恋人ローズとともに生活していたが、ソリダス・スネークとの接触からリベリア内戦当時の記憶を思い出したことで現実と仮想の区別が出来ずに錯乱した上、平和な日常に適応できずに生活が荒み、最後には流産で子供を失ったことでローズやその子供は虚構だったと思いこみ、姿をくらましてしまう。
ビッグママが率いるレジスタンスと協力し、オルガの娘サニーを救出した後、「ビッグボスの遺体」を取り戻すために活動。(サニー救出時に後にマヴェリック社を立ち上げるボリスと出会って協働している)
しかし、愛国者達に囚われてしまい、エリア51(アメリカ合衆国ネバダ州のグレーム・レイク空軍基地)にて人体強化改造の被験体としてサイボーグ化される。
その後、ビッグママ率いるレジスタンスに救出され、ドラゴ・ペトロヴィッチ・マッドナー博士の治療を受け、愛国者のナノマシンを抜き取ると共に血液をホワイト・ブラッドと呼ばれる白い人工血液に入れ替えたが、旧式の軍用人工血液であることから一定時間毎に透析を行わないと自家中毒症状を起こすようになった。
その代わりに、人間離れした身体能力と共に多少の出血でも失血死しない身体の獲得に成功。
そして、南米にてリキッド・オセロット暗殺任務を請け負っていたソリッド・スネークの援護に現れる。
南米では月光の集団を撃破し、因縁の相手であるヴァンプとの戦いにも辛うじて勝利する。
しかし、大量失血と自家中毒症状により、東欧に居たマッドナー博士の治療を受けることとなる。
続くシャドーモセス島の戦闘ではスネークの危機に駆けつけ、遂にヴァンプとの因縁に決着を着ける。
しかし、シャドーモセスの地下からの脱出時に自爆型月光の爆発により崩落した瓦礫に片腕をはさまれてしまう。
リキッドとスネークのメタルギアを用いた戦闘の直後に現れたアーセナルギア級巨大戦艦アウターヘイブンの突進からスネークを守るために片腕を切断して瓦礫の下から脱出、片腕を失った状態でアウターヘイブンを押し止め、自分を盾にした。
そこで死亡したかに見えたが、リキッドが退散した後にオタコンに救出され一命は取り留める。しかし残る片腕も失い、戦線を一時離れる。
その後、アウターヘイブンに潜入したスネークが中枢直前で危機に陥った際に両腕のない状態で援護に現れ、高周波ブレードを口に咥えて敵兵の一団と渡り合った。
自らに関わるものすべてを虚構と思い込み、唯一の現実といえるスネークに固執し、自身を省みない無謀な戦い方をしているが、スネークからの説得やヴァンプとの決着により徐々にその在り方に変化が生じつつあった。
アウターヘイブンを押し止める際にもローズの名前を叫び、走馬灯のようなフラッシュバックを引き起こしていた事から完全に虚構とはも割り切れていなかった様子。
『愛国者達』の崩壊後、強化外骨格は除去され、失った両腕も新たに再生された。
しかし、「スネークを救う」という目的は達成され、生きる目的を失った為に無気力に病院で過ごしていた。
ところがなんと失ったと思っていた息子であるジョンは無事に育っており、ローズマリーが連れてきたことで初めて顔を合わせた。
そして彼女によって真実を聞かされたことで晴れてローズマリーと復縁する。ジョンとも心を通わせ、新しい人生を確かに現実に存在することを確信できた家族を守るために共に生きていくことを決意し、彼女達と抱き合い喜びの涙を流した。
MGR
2018年。当時36歳。平和な生活を歩むにも当時は未発達だった人工皮膚が多く使われた人に似た外観のサイボーグボディは遠目に見る分はともかく近目で見ると違和感が多く、まだサイボーグに対する一般認知が低い情勢もあって一般企業への就職は困難であった。(企業によってはハッキリ「サイボーグはNG」と拒絶されることもあったが、雷電としては「ハッキリ言ってくれて助かった、何が悪かったのかわからないのが一番困る」と述べている)
そこでサニー救出時や愛国者達との戦いで協力関係にあったボリスが設立した民間軍事警備会社(PMSCs)マヴェリック・セキュリティ・コンサルティングIncに誘われ、再び戦場へと戻ることになる。
MGS4で使用したものと似ているが頭部が生身に近い白い強化外骨格(通常作戦用義体)に再び身を包み、新興国での要人警護や国軍の訓練などを請け負っていた。
愛国者達の情報統制が失われたことで世界中に拡散したサイボーグ技術は、既に4の時代に比べて大きく技術更新が為されており、それに伴って雷電の通常作戦用義体も高出力なCTN(カーボンナノチューブ)筋繊維が採用され、透析が必要な人工血液を使う必要がなくなる、食事が可能など、大幅に性能や利便性等が増している。(味覚も必要に応じてカット出来るようで非常に重宝しているらしい)
「一人の悪人を斬ることで多くの人々を救う」という日本における柳生新陰流の剣術家柳生宗矩が唱えた『活人剣』の思想を己の信念としており、ンマニ首相からは雷電のコードネームの意味である稲妻から「ミスター・ライトニングボルト」と呼ばれていた。
ある日、アフリカの新興国でンマニ首相の護衛任務の際にPMCデスペラード・エンフォースメント社のサイボーグや無人機に襲撃される。
襲撃部隊のメタルギアRAYを両断するなど健闘する雷電だったがジェットストリーム・サムに左腕と左目を斬られ完敗、サンダウナーに首相は殺されて任務は失敗してしまう。
その三週間後、デスペラード社があるテロに関与しているという情報を得た雷電は、外見を度外視した禍々しい黒い新型の特殊作戦用義体に換装し、リベンジに向かう。
新型ボディには体内の電力を消費することでブレードの切断力と攻撃速度を一時的に上昇させる斬撃モードと呼ばれる機能が新たに搭載された。
戦闘力特化のため自己修復機能が体内ナノマシン以外無いが、切断した敵サイボーグや無人機から自己修復ユニットと体液中のMCFC(燃料電池)の電解質を奪い吸収する機能がある。
MCFC吸収機能は専用の高周波ブレードに搭載されており、サイボーグのCNT(カーボンナノチューブ)筋繊維を切断するだけで内部を循環している体液からMCFC用電解質を吸収できる。
また、自己修復ユニットを敵の切断面から掴み出して握り潰し、ユニットから漏れ出た補修用ナノペーストを手のひらから吸収することで、体内の修復用ナノマシンにより即時に自己修復を行うことが可能。
上記2つの吸収機能について同僚から吸血鬼のようだと言われたが、ヴァンプとの一件もあって吸血鬼という単語に対するイメージが悪いらしく、不快そうなリアクションをしている。
左目は修理が間に合わず、代替品の眼帯状の複眼イメージセンサを用いているが、代わりとして故障しやすい可動部品もなく眼球以上の広い視界を得ている。(この眼帯だけは現行技術的には最高品質なモノというわけではないが、その理由は「これ以上画素数や処理精度を上げても人間の脳では処理できない」という理由)
しかしこれによって皮肉にもかつてのソリダスと同じく左目に眼帯をつけることになり、そのためか目のことに触れられるのは嫌っており、仲間内でも禁句とされている。
高周波ブレードを介して無人機のAIへのハッキングも可能であり、劇中ではスライダーやMQ-320のコントロールを奪っている。
デスペラード社のサイボーグをめぐる陰謀に立ち向かう中、再び相見えたサムから「キレイ事を並べながらも、結局やっていることは人斬り」であることを指摘された上、感情抑制機能で抑えられているサイボーグ兵達の恐怖や痛み、心の叫びを聞かされたことで動揺し、自身の戦う理由を見失いかけてしまう。(「自分の意思で戦場に来ている筈」とは言っても「そうしなければそもそも食っていけない」のは雷電自身実感していたことであるし、「やっていることを考えれば知らなかったでは済まされない」と言っても「選択の余地などハナからない状況」だったことも容易に想像が付く)
しかしモンスーンに『虐殺と殺戮のミーム』を説かれたことで、自分の心の弱さを認め、自身の痛覚抑制を解除することで封印していた「ジャック・ザ・リッパー」の本性(通称リッパーモード)を覚醒させ殺人剣を手にする。
自分の中にある人斬りを楽しんでいる自分を捨てきれないと悟った雷電はそれをあえて受け入れ、その上で自分のような人間を増やさないために戦いの渦に入っていくのだった。
マヴェリック社の仕事が忙しいため、ニュージーランドに住まわせているローズやジョンには頻繁には会えないでいるが家族関係は良好らしく(雷電曰く、「安全は保証されている」)無線では子煩悩ぶりやノロケ話を披露することも。
またジャック・ザ・リッパーに覚醒して残虐性を取り戻した後も、彼本来の優しさや弱者を守るという志自体は何も変わっておらず、平時には以前のようにジョークを言ったりしている。
要はあくまでも弱者を守り、自分が正しいと思った信念を貫くために自分の殺人愉悦の本性を受け入れただけで、別にジャックが少年兵時代のただの人斬りに戻ったというわけではない。むしろ、真の意味での一殺多生の活人剣の道へ歩みだした者となったと言える。
事件終結後、特殊作戦用義体は社に返納し、雷電は自身の闘争を続けていくが、その手にはかつて掲げていた現実逃避の活人剣(一人の悪人を斬ることで沢山の人を守る=だからこれは仕方ない事だ)はなく、かと言ってモンスーンの語る虐殺のミームに感染した人斬りの本性に振り回され全てを斬り捨てる殺人剣もない。
むしろ彼のミームである「気に入らない奴はぶっ飛ばす」に近い。
それは自身を法として悪を斬っていたかつてのサムのようだった。
ムラサマ(殺人剣)やそれ以外(活人剣)のどちらの剣でもないという事を示すためか、エンディング時に持っているケース内の高周波ブレードは何なのかは見えないカットになっている。
よく雷電が闇に堕ちたと(プレイした人の多くすらも、である)誤解されるエンディングではあるが、雷電の「気に入らない奴」=「弱者を不当に虐げ私腹を肥やす社会的強者」であるため、雷電が雷電である限り、彼の剣は暗雲の中で光を放ち悪を断つ雷光であり続けるだろう。
MGSV:GZ
Xbox360/XboxOne版の特別ミッションであるジャメヴ・ミッションでは主人公を務める(2014/5/1配信のパッチによりPS3/PS4でのプレイも可能となった)。
強化外骨格に身を包み奪われる肉体を持たない雷電は兵士にまぎれたスナッチャー(ボディスナッチャー)を排除し、海兵隊員を無力化するためにキューバの米軍基地へと降下する。
何故か高周波ブレードを使うことを拒否し、MRS-4やWU麻酔銃を使用する他、ウォークマンを装備しておりCQCによる戦闘を行う。(メタ的なことを言うとそこまで作り込めなかったのが理由である。)
スネークと比較するとジャンプアクションの飛距離が長く、落下ダメージもない。スネークのダッシュよりも移動速度が速いニンジャランが可能で、ニンジャラン中にぶつかった敵を気絶させられる。
なお、セリフはホールドアップや尋問などのアクション時のみで、音声もスネークの声を加工して流用している(流石にこれだけの為に堀内氏やクイントン氏は呼べなかったのだろう)。
理由は不明だが、報酬としてスネークの集めたXOFのパッチを要求した。
顔を隠す必要があったのか、バイザーが常に展開した状態である。
また、このバージョンの雷電はジャメヴミッションホワイトアーマーVerとしてフィギュア化されている。
ちなみに言っておくと元はXbox版の特別ミッションだが、Xboxで日本語版のMGRは発売されていない。
MGSV:TPP
本編となるTPPでは全ミッションSランククリアするとGZでの姿が強化外骨格スーツとして開発可能になり、開発するとプレイヤーが装備できる。
主な仕様はGZと同様である。なお下位互換にはサイボーグ忍者の強化外骨格も存在する。
METAL GEAR SURVIVE
マルチプレイにおけるイベント邂逅「2014」(2018年7月31日~8月14日)にて実装されたアクセサリースーツとしてMGS4における雷電のスキンが登場。
イベントミッションにて報酬として得られるBP(バトルポイント)を消費し、購入することで装備できる。必要ポイントは5000BP。
尚、男性アバター専用であり、所謂「見た目装備」なので特殊能力や声の変化等はない。また、常にバイザーを閉じている状態でかつてのMGO2のように装備によって展開したりするギミック等もない。
スーパーボンバーマンR
爆風吹き荒れるボンバーマンの世界に参戦。刀は何故かアイスの棒みたいになっている。
MGS2で雷電が戦った相手に爆弾魔がいたが、まさか雷電がボンバーマンに出てくるとは誰も思ってはいなかっただろう。
ちなみに担当声優は堀内氏ではなく別の声優が担当しているが、公式サイトでも非公表の為、誰が当てたのかは現時点で不明(Ver2.0版のスタッフロールでは「他のボンバー」枠で様々なキャストがクレジットされているので、その中の誰かであるのは間違いないと思われる)。
フォートナイト
VR訓練で鍛えられた、新生FOXHOUNDの新人隊員。
フォートナイトに参戦。レア度は特殊な「ゲーミングレジェンズ」。
雷電バンドルとしてアイテムショップで1800v-bucksで販売。
バックとツルハシに高周波ブレードがあるが、両方装備すると、ツルハシを構えた際に、バックの高周波ブレードを引き抜くという仕様になっている。
今では超の付くほど大人気キャラだが、初登場時は賛否両論のキャラだった。
そして女性人気が意外にも高くない。
MGS2は、女性人気獲得も狙って美青年キャラの雷電を主人公にしたと言う逸話があるが、皮肉である。
余談だが、続編のMGS3ではライコフの変装マスクをして無線をするとゼロ詳細から「その顔はウケない」と言われる。
前作の雷電が好評ではなかった事による開発陣の自虐メタ発言である。
MGS2ではカツラ疑惑がある。
ある人物から疑われている程度だが、ステルス迷彩を装備した際に髪の毛が透明にならなかったり(スネークはバンダナ以外は透明化されている)、プラント編やMGRでは実際に装備としてウィッグ(カツラ。弾薬が無限になったり、ゲージが減らなくなるといった効果があるスペシャルアイテム。装備すると髪色も変わる)があることから余計に疑われている。
MGS3に登場したライコフと容姿は瓜二つであれの大きさも全く同じだが、関係は不明。(ライコフを殺害してもタイムパラドックスは起きないので血縁等の関係性はない模様、まあ彼に子供は出来なさそうなので…)ちなみに「あれ」のサイズは雷電の場合は拘束状態において見廻りに来た天狗兵が「あれ」を目の当たりにして「負けた・・・」とがっくりとして呟かれているあたりなかなかのモノの持ち主とみられる。
また、意外にもメタルギアシリーズでは珍しく一時的に全裸で動き回る事のできるキャラクターでもあり、全裸状態がポリゴンモデルとしてあるのも唯一。すっぽんぽんになったのはMGS1でのスネーク(ブリーフィング会話時)に次いで二人目。
全裸で動きまわる事を余儀なくされた際は両手もしくは片手で股間を隠して行動する為、アクションは制限され、武器も装備もないまま敵のいる所をかいくぐっていく必要があり、色々な意味で危険。
ゲーム中のデモでのカメラ視点では上手い具合に股間が隠れる為、彼の「あれ」はどうなっているのか気になるところであるが、スペシャルディスクである「ザ・ドキュメント・オブ・メタルギアソリッド2」でデモ鑑賞を自由に再生できるモードにおいて、拷問シーンでカメラ視点を自由に変えて鑑賞できる機能を使うと、ゲーム中では決して見る事のできなかった彼の「あれ」の部分を拝む事ができるのである。
ぶっちゃけた話、全裸モデルでの彼の肝心の「あれ」は作られていない事が判明する。まぁ、当然であるが・・・。
上述の通りプラント編の事件は最初から全てが仕組まれた演習だったのだが、プラント編に関しては確かにそもそもおかしな点が多すぎた。前作を知らないプレイヤーだと相当後にならないとわからない仕掛けになっていたが、前作をプレイした事があるシリーズファンだと不審な点が最初から見えてくる。
- 既に退役した大佐はシャドーモセス事件の時は臨時復帰しただけだったのに「2」で何故前作で壊滅したはずのFOXHOUNDに当たり前のようにまたいるのか?
- 上官と部下の立場を越えた絆や友情がある大佐とスネークのはずなのに、何故か任務中で雷電との話題に殆ど出てこないばかりか、スネークが生きていたことが判明しても「決して気を許すな」、「あの男の存在はシミュレーションには入っていない」と冷たい態度を崩さない。
- ソリトンレーダーの仕様が明らかにおかしい。ソリトンレーダー自体はソナーとよく似た電波を発して反射してきたものをリアルタイムでマップとして表示させるものであり、何故わざわざ端末にアクセスしないと表示できなくなったのか?(ここは2からプレイを始めた人でも、タンカー編からやるとまず気付く違和感)さらにロッカーに隠れると警戒時に付近の敵兵がレーダーでリアルタイムに映像に出るが、誰がそれを撮影しているのか?
- ゲームオーバーが「MISSION FAILED」。確かに作戦失敗だが、まるで監視カメラで誰かに監視されているかのような光景。なお、通信関連で異変が起きるとプレイヤーにとっては文字がバグっているフェイクのゲームオーバー(まだ雷電は生きており戦闘は継続している)が発動する辺りにこの作戦失敗表示の存在は何の為にあるのか?(FISSION MAILEDというおかしな文字列も出る)
- 死んだはずの者が何故か現れるなどシャドーモセスの時と重なる事態が多すぎる。
…等々、改めて見直すと最初からおかしな事ばかりだった。
上記の通り、雷電のコードネームの由来は日本の局地戦闘機なのだが、これは彼がどこまでいってもただの兵器に過ぎないという意味をこめて愛国者達の代理AIがつけたコードネームである。
なお、一つ目に関してはMGSのドラマCDではキャンベルは現役復帰して国連軍のオブザーバーに就いており、FOXHOUNDも隊員の選抜を行うなど存続しており、シリーズファンだからこそ繋がりを考えていないドラマCDを繋げたのではと考えてしまい気付き辛い部分がある。
サイボーグ忍者化した際、強化外骨格にTOKUGAWAのロゴがある。また、MGS4に雷電からの通信時には映像ではなく同社のロゴが表示される。
これは元々ポリスノーツに登場した日系企業「トクガワグループ」が元ネタ。
ただし、MGS2のビッグシェルの内部の配管や機器にもある為、メタルギアシリーズの世界でも存在する企業だと思われる。
ホワイトブラッドもポリスノーツにあった技術である。
恋人のローズマリーは極度の味音痴であり、雷電にローズの手料理よりなんとレーション(軍用食糧、一般的にかなり不味いとされる)の方が美味しいと言わしめるほどの壊滅的な腕らしい。MGRでは、義体の味覚センサーのON/OFF機能を重宝しているとの発言もあり、彼がサイボーグ化して唯一良かったことであるらしい。
また、MGS3Sのシークレットシアター「メタルギアライデン スネークイレイザー」(雷電が主役の座を手に入れるため、過去にタイムスリップしビッグボスの暗殺を試みるという内容)ではこれでもかというぐらいひどい目に遭っており、具体的には
- 降下してきたネイキッド・スネークに蹴り飛ばされてしまう。
- バイクに乗ったEVAに激突された後、はずみでオセロットとキスをしてしまう。
- ライコフと勘違いされヴォルギンにアッー!なことをされかけてしまう(ただしよく見ると寸前でかろうじて逃げ切っている)。
- タイムスリップ後に傷を見せるべく服をはだけたザ・ボスの胸に突っ込みかけてボスにビンタされる。
- ドラム缶内で拷問されていたグラーニンとともに空高く飛ばされる。(その後普通にドラム缶を被りながら歩いて立ち去る)
- ライコフに変装していたスネークの身代わりにヴォルギンにタコ殴りにされる。(スネークはその隙に逃亡)
- 兵士達に踏まれた挙句にシャゴホッドに轢かれる。
- ビッグボスの授賞式後に暗殺に失敗したとしてザンジバーランドへタイムスリップし、(ソリッド)スネークを殺そうとしたがビッグボスに撃たれる。(そして「ビッグボス…やはり殺しておくべきだった…!」と撤回する)
などである。まさに公式が病気。
また、MGRでアームストロング上院議員を、ポケットモンスターサン&ムーンでオーキド校長等を担当していた石塚運昇の死後、オーキド校長役の後任が誰になるかと注目されていたが雷電役の堀内賢雄が抜擢されることとなった。MGRでアームストロング議員は雷電に向かって「お前は…もう一人の…俺だ…」と最期の言葉を残しているがまさか作品を越えてこのような形で現実のものになろうとは誰が想像していただろうか。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
本作にもスピリッツとして参戦。ビジュアルはMGRの際のものである。
しかし本作ではソリダスも参戦しており、皮肉なことに共に左目に眼帯をつけたビジュアルとなっている。
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