概要
雷電の本気モード。
自身の弱さを認め、痛覚抑制を解除することによってジャック・ザ・リッパーの本性をさらけ出した状態の通称。全身が赤く迸り、目の色も赤く変化する。
向かってくる敵に一切の情けはかけず、高笑いをあげながら敵を一刀両断していくその姿はまさに「切り裂きジャック」の姿と言える。
MGS4以降、「ジャック」として人を斬る快楽を理性と「一つの悪を切ることで多くを救う」という考え(活人剣)すなわち「人を斬るのはあくまで弱者を助けるため」という自身の本心を覆い隠すための信念によって抑えている状態だった。
それを序盤の戦いで見抜いていたサムによって「ナノマシンによって封じられていたサイボーグ兵達の感情」を聞かされたことでそれらの根底が揺らいでしまい、まともに戦うことすらできない精神状態に陥ってしまう。
そこに現れた敵のサイボーグであるモンスーンによって戦意を削ぐため、心の脆弱さを改めて指摘される。
「その活人剣とやらも所詮はミーム、人を活かす剣とは心地よいお題目だったろう?」
しかし、それによって心の弱さを自覚し吹っ切れた雷電は「自身が人斬りを楽しんでおり、愛国者達が滅びた後にもこんな場に身を投じているのは他ならぬ自身が戦場を望んでいたため」という事実を認め、それらから目を逸らさぬことを決意した雷電は「斬り裂きジャック」に戻る事を決意する。
「ジャックに・・・戻る刻だ。」
「戦場(ここ)が俺の居場所・・・。これが俺だ・・・。」
しかし残虐性を取り戻した後も雷電本来の優しさなどは失っておらず、
自身と同じ人間を増やさぬため巨悪に立ち向かっていく。
「……安心しろ、ケヴィン。子供達の脳は必ず取り戻す。俺みたいな人間は一人で充分だ」
ゲーム中での性能
案件R-03のモンスーン戦で初めて発動し、案件R-04以降使用可能で電力ゲージがMAXの時のみ任意で発動可能。
発動中は斬撃ゲージがじわじわ減っていくが、常時斬撃モードとなり、装甲の薄い敵であれば通常攻撃でも斬撃モードで斬ったようにバラバラにできる。
攻撃力自体も大幅に底上げされており、ボス等の斬れない敵に対しても有効なモードである。
任意解除可能だが、斬撃モードになる事でも強制解除される。
また、斬奪が出来ない為、電力ゲージを回復する為に一度解除しなければならない。
余談
なお、サニーには素直にお手をしたブレードウルフに対して手を差し出した際にそっぽを向かれ、リッパーモードを発動しかけた(その際、赤いオーラを溢れ出させていた)ことがある。