「未来を予測する唯一の方法は過去の不実、つまり歴史を思い起こす事だ。」
「広島や長崎の事は忘れてはならない。」
「計画のリーダー、J•ロバート•オッペンハイマーは、「科学者は罪を知った」っと言う言葉を残したそうだ。」
「広島の事実を見ろ！使われる事が無いとは決して言えない。存在し続ける限り、使用される危険性は拭えない。」
「核の問題というのは、全人類にとって常に他人事ではありえないんだ。傍観は出来ない。」
概要
CV：山田栄子/英語版：レニー・ラウドマン（Renee Raudman）
MGS1にて初登場。
フリーの軍事アナリストで、核兵器や武器に関して非常に詳しく、作中でスネークが手に入れた武器についての解説や使用方法、敵が使用する兵器や仕掛けられたトラップへの対応策を説明してくれる。本作の作戦サポート要員の一人で、ロサンゼルス郊外にある自宅の書斎から今回の作戦に参加している。
人物像
ウクライナ出身で、チェルノブイリ原子力発電所事故での被曝体験から、核廃絶を願って国防総省に入り、STARTなどの戦略核削減案を否定し、一貫して核兵器廃絶を訴えている。
DIA（アメリカ国防情報局）担当官を経て、NSA（国家安全保障局）にも身を置くが、東西冷戦の終結後は役割を失って退局する。
その後は軍事評論家・軍事アナリストとなり、情報専門誌や米海軍雑誌などで執筆活動を行い、後に非核世界へ向けての現実的な方策を提言した、キャンベラ委員会においてアドバイザーとして参加した。
金髪のショートヘアで、男性用のスーツをネクタイ無しで着用し、人柄は冷静沈着で常に淡々としているが、武器や兵器の解説は非常に丁寧に行ってくれる。
スネークと同様に煙草を愛するヘビースモーカーだが、スネークが愛飲しているモスレムについては「軟弱な物」と評している。
後続シリーズにおける動向
MGS1以降は登場しなくなるが、シャドーモセス事件後は地下に潜伏して、著作『シャドーモセスの真実』を執筆し、MGS2にて200ページ超というボリュームの内容が収録されており、シャドーモセス事件の裏側で彼女の自宅内で起こった出来事、並びに事件後の様子が書かれている。
また、作中に登場するリチャード・エイムズの元妻である事も判明する（エイムズがある組織の手の者であり、シャドーモセス事件終結後に事件の関係者を抹殺しろというという命令を受けていたのだが、愛国者達の情報の一部を彼女に託した上で逃がしている）。
そして、ソリッド・スネークらと共に反メタルギア財団「フィランソロピー」を結成したメンバーの1人であり、財団の主な活動資金源の一つは彼女が書いた『シャドーモセスの真実』の売り上げと印税である模様。
MGS4においても、オタコンの台詞の中で彼女の名前が登場し、作戦前に彼に対してメタルギア月光の用途などについてアドバイスをしていたようであり、その後のシリーズでも裏方としてその存在を感じる事が出来る。
