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メタルギア月光

めたるぎあげっこう

コナミから発売されている潜入アクションゲーム『メタルギアソリッド』シリーズに登場する無人兵器。
目次 [非表示]

概要

アームズ・テック・セキュリティ社製の無人二足歩行兵器。

正式名称(製品名)は『IRVING』(アーヴィング)。MGS4に初めて登場する。


よく呼ばれる『月光』という名称は、第二次世界大戦中に連合国側が日本の戦闘機に対して与えたコードネームに由来したあだ名であり、これをオールド・スネークは『月光』の発音にちなんで『GECKO(ゲッコー=ヤモリ)』と呼んでいた。

使い勝手の良さから軍だけでなく多くのPMCにも採用されており、2014年の時点で戦場での実働台数は既に戦車を上回っているなど、白兵戦や市街戦で主流な兵器となっている。


武装によって様々なバリエーションがあり、歩兵と兵器をつなぐ歯車の意味から『メタルギア月光』と呼ばれることもあるが、歩兵支援を主任務とした機体であり搭載オプションは前提にしてはおらず(一応戦術核兵器程度だったら搭載できるらしい)、核搭載二足歩行戦車という従来の兵器の分類で定義するならばメタルギアではない。

ただしMGS4以降の時代の戦争ではそもそも核搭載二足歩行戦車、つまり戦略兵器としてのメタルギア自体がもはや必要無くなっており、これが新しい時代における兵器としてのメタルギアの形と言える。


機体解説

全高5メートル前後で、RPG等にも耐える堅牢な装甲を持ち、屋内での掃討なども視野に入れ、軽量化と高機動化がなされている。脚部を折りたたんだ状態ではトラックでの輸送も可能。

胴体上部と股間部に通常のダンボールなどの中身を透視できる高度な赤外線メインカメラが搭載されて、広い視界を確保している。

ただし医療器材用ダンボール箱や(穴の開いていない)ドラム缶のような赤外線を遮断する素材で出来たものは内部の透視が出来ない。

歩兵に随伴、協働できる能力も持ち、自律行動で作戦を遂行することも可能。

セミや低いの鳴き声のような作動音を立てながら活動し、担当する区域を制圧すると緑色の液体を排泄するかのように股間から落としてマーキングを行う。(なおこの鳴き声は他のメタルギアの持つ共通にしてなかなか直されない欠陥「咆哮」と異なりパーツの軋みなどによるものではなくプリセットされた仕様通りのモノ、そのため唯一意図的に咆哮を上げるメタルギアとなっている)


脚部は有蹄類特有の胚性幹細胞を遺伝子操作して作り出した生体部品で、広い稼動範囲と柔軟な動作を実現している。

壁の凹凸を掴んだり、壁面に突き刺すことで高い場所によじ登ることができ、市外をブロック単位で跳躍するなど、三次元方向の機動性も有し、近接戦では足を用いた蹴りと投げ技、体当たりも繰り出す。ただし、生体部品である脚部は装甲が薄く、麻酔銃で撃たれたり、大きなダメージを受けると一時的に歩けなくなる。

長期間使用されなかったり極低温地帯に置かれたりすることを想定して、生体部品を保護するための冬眠機能が搭載されている。

中距離では前部に装備している機銃を使用する他、ボディ側面にブローニングM2重機関銃や対空ミサイル、対戦車ミサイル、発煙弾発射機などを搭載できるハードポイントがあり、ここに仔月光を搭載することも可能。さらに爆薬を搭載した『自爆型』や、対戦車ミサイルなどを容易に防ぐ『アクティブ防護システム搭載型』といったバリエーションも存在する。

ワイヤー状のマニピュレーターを装備しており、落ちているタバコを摘んで拾い上げる繊細さと、掴んだ人間を引き倒す程のパワーを兼ね備えている。


月光のデザインに影響を与えたのは、DARPA(国防高等研究計画局)の資金提供により、2005年にアメリカのジェット推進研究所とハーバード大学が開発した四足歩行ロボット『BigDog』とされている。


劇中の活躍

MGS4

多くのPMCによって使用され、各地の戦場でスネークの行く手を阻む。

歩行兵器ゆえにセンサー部周辺などの一部に装甲の薄さが致命的な部分があり、対物ライフルなどを用いれば容易に装甲は貫かれ、強化された兵士による高周波ブレードを使用した斬撃で装甲のない脚部や関節部などの切断が容易に出来てしまう問題もあった。


MGR

主にデスペラード社が運用する物が多数登場し、雷電の前に立ち塞がる。

愛国者達の消滅によって隠匿されていた技術情報が公開された上、その後のサイボーグ技術の進歩もあって、生体部品がCNT(カーボンナノチューブ)筋繊維による高出力の燃料電池一体型人工筋肉に換装され、さらに自己修復ユニットも搭載するなど、MGS4の頃から大幅に改良が進んでいる。

そのため、装甲を含めて全体が強化されており、高周波ブレードでの切断が容易には出来なくなっている。

だが装甲を斬り裂くことが出来れば、雷電の特殊作戦用義体と専用高周波ブレードによる斬奪で、CNT筋繊維中の燃料電池用電解質やボディに内蔵された自己修復用ナノペーストを奪い取ることが可能。


なお屋内や狭い路地などの閉鎖環境ではサイズが大きすぎるという問題から、仔月光をベースとした小型版のラプターが開発されている。


が、性能は上がったものの、Mr.ライトニングボルトがヤモリ退治をマニュアル化してしまったため、そこらの雑兵でも倒せる様になってしまい、需要がかなり落ち込んでしまった模様。

同じ大きさなら人間の判断力を持ったサイボーグの方が強いのはある種当然であり、この時代においては最早強い自走式ガンカメラでしかなくなっている。


大乱闘スマッシュブラザーズX

ソリッド・スネークのホームステージであるシャドーモセス島の背景オブジェクトの1つとして登場。

このステージでは一定時間が経過すると背後の壁が壊れてメタルギアが登場する(攻撃などはしてこない)という演出があるのだが、その際、一定確率でこの月光が登場することがある。また、フィギュアも存在している。


余談

月光のような「歩兵支援を行うメタルギア」は、実は『MG2』にもメタルギアG(量産型メタルギア・グスタフ)として登場予定だった。

こちらはメタルギア改Dの開発者であるマッドナー博士が改Dをベースに開発した重歩行戦車で、軽量化のため改Dから核モジュールを取り外してセンサー類を強化し、従来の戦車では行動が難しい局地戦闘機における歩兵支援を担う機体とされている。

だが、データの容量の関係で没になってしまい、結局登場はしなかった。


関連タグ

MGS アーヴィング メタルギア

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