メリル・シルバーバーグ
めりるしるばーばーぐ
- 『メタルギアソリッド』シリーズの登場人物→この項目で解説
- 『ポリスノーツ』の登場人物→メリル・シルバーバーグ(ポリスノーツ)
CV:寺瀬今日子
MGS1:年齢は19歳 身長175cm。
キャンベル大佐と彼の弟(マット)の妻との不倫関係により生まれた娘。
キャンベルはそれを隠すため、表向きは彼女を姪として扱っている。
関連する他の登場人物たちの言動によると、お尻が非常にセクシーらしい。
湾岸戦争で両親を失った為、叔父であるキャンベルの保護を受ける。
祖父母の代からの軍人一家に育ち、物心ついた頃から軍人を目指していた。
兵士としての素質はあるが、経験の浅さや勝ち気な性格の為に窮地に立たされ易い。
MGS1では蜂起したFOXHOUNDの補欠隊員だったが、蜂起への参加を拒んだために人質となる。(ただしこの配属はキャンベル大佐に対する人質としての役割であった)
独房に入れられ看守であるジョニー佐々木から服を奪い、そこで出会ったソリッド・スネークとともに行動する。その途中、FOXHOUNDの女性狙撃兵スナイパー・ウルフに狙撃されて重傷を負い、再び捕らえられ、リボルバー・オセロットから拷問を受ける。その後、さらにリキッド・スネークによってスネークへの人質として利用されるも、ソリッド・スネークがリキッドを倒し救出され、彼と共にシャドー・モセス島を脱出した。
MGS1でスネークはメリルと無線で連絡をとる為にケネス・ベイカーから周波数を聞こうとするが、ド忘れしたので「パッケージの裏に載ってるはずだ」という発言する。その言葉通り、PS1版のパッケージの裏にはメリルとの無線の画面写真が周波数付きで載っているので、それを見ることですぐに連絡がとれる。
これはいわゆる「マニュアルプロテクト(コピープロテクトの一種)」であり、コピーでなくとも非正規販売である中古購入でディスクのみを買って本作を初めてプレイした人からすれば「何を言ってんだ?」と思うしかなく、彼女と連絡が取れず詰んだことだろう。
ちなみに廉価仕様の一つであるPS one Books版では、印字面の削減により「パッケージ表の裏側(=DISC1を取り出さないと見えない場所)」が元のパッケージ裏画像になっているので注意。後に出たゲームアーカイブス版はパッケージが最初から存在しない正規販売形式のため、MGS1公式サイトのゲームアーカイブス版の項目にパッケージの裏の画像がそのまま掲載された。さらに後の移植版であるMGSコレクションなどでは、ソフト内でPS1当時のパッケージを確認できるようになっている。
なおゲーム内にはプレイヤーの行動で彼女の生死が決まってしまうイベントがある。スネークがオセロットの拷問に耐えたまま脱出した場合メリルは生き残り、耐えずに服従してしまった場合メリルは死亡することになる。メリルが死亡した場合、ゲーム終盤においてはハル・エメリッヒがスネークのパートナーとなる他、この生死によってクリア後に入手できる特典アイテムやメモリーカード上のセーブデータ表示も変わる。
続編であるMGS2及びMGS4では彼女が生還した方のシナリオが正史となった。また彼女が殺されるルートでも、実際メリルが死亡したかどうかは明言されていない。
事件後、メリルはスネークの元を離れ、更にシャドーモセス島事件に関わった者すべてが左遷させられるなど閑職に追いやられていた。
MGS4ではロイ・キャンベルが自身のコネを用いて復職させ、米国陸軍犯罪捜査司令部(通称CID)の下部組織である、PMC内部監査機関に所属する事となる。
need to knowの原則(情報は知るべき立場にある者のみが知らされるという原則)を破り、この時初めて自身の本当の父親がキャンベルであったことを知る。さらに、雷電の恋人であったローズマリーとの再婚もあってことさらに彼を嫌っていた(しかし、これは後に敵を欺くための偽装工作だったことが発覚する)。
この時点では「ラットパトロール・チーム01(RATPT01)」のリーダーで、部下にジョナサン・エド・ジョニーを部下として、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド「ARSOC」の指揮下で任務についている。
本人によるとかつてと違い憧れは憧れとして割り切れる事が出来ており、一人前の兵士として部隊を率いている。
しかし未練はあるようで、FOXHOUNDの部隊のパッチ(隠密行動を旨とする部隊にはままあるミスリーディング用の偽装パッチ、代表的な例として髑髏や獰猛な動物を模したモノがあり、それ自体には何の意味もない)身に着けており、チーム名も新生FOXHOUNDと名乗っている。
北欧ではSOPシステムの停止による影響で死に掛けるも、体内にナノマシンを持たず影響を受けなかったジョニーに救われている。
システムなしでは戦えない兵士が多い中、持ち前の精神力とシステムなしで戦場に立っていた経験から戦線に復帰、スネーク、ジョニーと共にアウターヘイブンへと突入する。
突入したアウターヘイブン内でジョニーに求婚されるも自分のやり方を通すために改めてジョニーに命令口調で求婚、無事にジョニーに受け入れられる。
ケイマン諸島で結婚式を挙げるが、その際にデザートイーグルを預けてキャンベルと和解している。
ラジオドラマ版ではシャドーモセス島での経験はあってもまだ未熟な面があり、スネークの指示を無視するなどをしている。
MGS2では出てこないが、ジョニーの会話でオルガ・ゴルルコビッチに似ているなど匂わせる形で名前のみ登場している。
サブスタンスのスネークテイルズでは、父の意思を継ぐという理由でセルゲイ・ゴルルコビッチと手を組みある国の開発したメタルギアを奪取しソリッド・スネークと戦うことになり、彼女を倒した方法で結末が分かれる。
ポリスノーツにも同姓同名の人物が登場しているが赤の他人である。こちらのメリルはザンジバーランド騒乱を経験した元FOXHOUND隊員の刑事という設定がある。
なお、MGS1では露出度が高めながら、広い肩幅と逞しい肉体が強調されたモデル、そして男勝りな行動・言動のせいで、一部のファンから「ゴリル」の通称で呼ばれたこともあった。