ローズマリー(MGS)
ろーずまりー
cv:井上喜久子
MGS2から登場した雷電の恋人で、FOXHOUND所属の女性。通称「ローズ」。雷電のことは本名の「ジャック」で呼ぶ。
雷電との出会いは、エンパイアステートビルを壊したのはキングコングかゴジラか、という事を言いあったのがきっかけである(が、後にこの出会いがある組織によって仕組まれたものであると明かされた)。
本来はその組織によって監視目的で雷電との恋人の役割を持たされた任務だったが、接触を繰り返す毎にローズは本当に雷電すなわちジャックに対して恋に落ちており、彼女の裏に隠された当初の目的が明るみに出た時に雷電から「オレと体を重ねたのも任務だったんだな?」と不信感を問われた時に強く否定した程である。しかし、雷電も完全にはローズとの仲が虚構であると断言はできなかった。
…が、実は彼女のお腹には雷電との子が宿っていた事が判明する。
「ビッグ・シェル占拠事件」(MGS2プラント編)では記録員を担当していたが、実は彼女の人格を模したAIが一部の無線を担当していた。正確には作中で大佐との無線にちょくちょく割って入ってくるローズは偽物である。
周波数140.96のローズが本物。ただしアーセナルでスネークと合流後、拘束されてしまった為に無線連絡をしても応答してくれなくなる。
ローズから連絡もなくなったこともあり、大佐が偽物であると知った雷電は疑心暗鬼となりローズの存在すら疑われることになる。
また、雷電のナノマシンからバイタルサインが発信されており『雷電のバイタルサインが途絶えるとオルガの子供が死亡するようにしてあるが、同じ仕掛けがローズにもしてある』とAIは暴露。
実際、ゲームオーバー時に仲間が叫ぶMGS定番演出があるが、ローズの場合「ジャック!?どうしたの!?返事をして!ジャック!ジャック!・・・・・・あ」と、最後にローズの身に何かが起こっている。
事件終結後には無事に解放され、雷電と再会して改めて彼からのプロポーズを受けた。
バイタルサインの仕掛けも事件後に解除されたようだ。
MGS4での活躍
その後は雷電と同棲して彼の子供を身籠ったが、彼は過去の記憶から生活が荒み別居。
さらにその影響で彼女も精神的な事情から流産してしまい、それを受けて雷電が失踪したのもあって、彼との関係を絶ってロイ・キャンベルと結婚した。
リキッド・オセロットの蜂起を阻止すべく行動するソリッド・スネーク(オールド・スネーク)にカウンセラーとして、無線で彼をサポートする。
彼らの前に現れた雷電のことはまだ怖いと言いながらも気にかけたり等、完全に吹っ切った訳では無い模様(これは雷電の方も同じである)。
すべてが終わった後に雷電の元を自らの子供であるリトル・ジョンと共に訪れた。
そこで実は流産が嘘であり、キャンベルとの再婚は「愛国者達」から彼女と子供を守り、雷電を自由に活動させる為に行った偽装結婚であり、このジョンこそが彼の息子である事を明かして彼とのよりを戻す。
そして彼らを守り良き父となる事を誓って復活した雷電に対して、自身も良き母となる事を誓い、家族の絆を取り戻した。
料理の腕は壊滅的に駄目で雷電曰く彼女の手料理よりずっとレーションで過ごしたいと言わしめるほど。(軍用レーションは不味い事で有名である)
これについてはMGS4でのキャンベルとの無線で米軍のレーションもなかなか美味しいのにと発言していることから重度の味覚音痴であると思われる。
ついでにキャンベルも雷電同様に軍用レーションを美味いと感じるようになってきているらしい。
さらにスネークとオタコンもサニーの目玉焼きに苦しんでいることから、MGS4の小説版ではオタコンは自分達は下手な料理に苦しめられるように神様に仕組まれているのかもしれないと自嘲している。
雷電が拳銃でカモメを狙撃し続ける、集会所の人質をいたぶる、トイレ(の個室)にアイテム「BOOK」を装備して入っている状態で無線通信かセーブの際に「セーブしない」をひたすら選ぶと、怒ってしまいついにはセーブの際に「セーブしない」「セーブさせない」の二択に変わる。