CV:土門仁,稲田徹,佐藤佑暉,田中大文(ゴルルコビッチ兵・ハイテク兵と共通)
概要
ソリダス・スネーク率いる組織「自由の息子達(サンズ・オブ・リバティ)」所属の兵士らが、それまでの装備を破棄し、同作終盤の舞台となる「愛国者達」が建造した超大型メタルギアである「アーセナル・ギア」内専用装備に換装したもの。
この装備は人工筋肉アクチュエータを搭載、全身を装甲化した一種のパワードスーツのようなものであり、それを装備した外見が本記事サムネイルとなっている。
その性能はかなり高く、装備している兵士そのものは超人的な素養も能力も持たないのだが、作中では推定7~10メートルの距離をひとっ飛びで移動するなどその名の通り「天狗」の様な超人的な運動能力や連携攻撃を行うようになる。
更には撃たれた銃弾を刀で跳ね返すなど人外じみた戦闘能力を持たせるなど、凄まじい性能を有する。
作中ではアーセナル・ギア内部にまで侵攻してきたソリッド・スネークと雷電 らを止めるべく40~50人程の天狗兵部隊が投入され、激しい戦闘を繰り広げた。
最終的には全滅してしまったが、「強化戦闘服で兵士の戦闘能力を向上する」という思想はその後も継承され、ヘイブン・トルーパーと言った強化兵士が誕生している。
そもそも「愛国者達」自体に「普通の人間を後天的に一騎当千級の戦力に昇華させる」という思想が存在するようであり、これは「先天的に戦闘能力を強化された人間を創造する」という思想、厳密には「より優れた兵士が持っているソルジャー遺伝子と言える戦うためだけに最適化された戦う事でしか生きられない人間を量産して、戦いはそいつらにやらせる」という思想の下に発足した「恐るべき子供達計画」とは真逆の思想である。(被験体のBIGBOSSに無断で立案実行され、生まれたプロトタイプがソリッド、リキッド、より手軽に作られたのがソリダスだが、BIGBOSS以外の「恐るべき子供達」が存在しない以上計画は頓挫した、或いは「上記の思想は建前でBIGBOSSに拘っていただけ」のサイファー=ゼロ亡き今、AI的には後者の方が手軽で合理的と判断されたか)
この思想はかつての「サイボーグ忍者」ことグレイ・フォックス(一握りの適性のある兵士の薬物中毒化+超人化)に始まり、天狗兵(訓練を受けてさえいれば誰でも超人となれる)へ。そしてこれらを近代化、最適化したヘイブン・トルーパー(食い扶持に困っていただけの女性すらそこらの兵士を凌駕する超人となる)へとその系譜は続く事になる。
「愛国者達」が消滅した後も先述したパワードスーツやサイボーグに関連する思想は生き長らえており、「MGR」の時代ではヘイブン・トルーパーの究極系としてこういった強化兵士やサイボーグ兵(障害者どころか"調教"した少年兵すらスネークでも敵わない兵士になる)が戦場や各国正規軍はおろか、警察組織にまで当たり前に配備されている。
装備
スーツ
スーツ全体はまるで戦国時代の武士が着用していた鎧兜を彷彿とさせ、2009年が舞台のMGS2では時代錯誤も甚だしいと一見思うかもしれないが、その実力は先に述べた通りである。
ただ設定ではかなりの重防護である筈なのだが、作中では拳銃弾はおろか麻酔銃の麻酔弾も貫通してしまうなど防御面ではそこまで驚異では無い。
高周波ブレード
サイボーグ忍者が使っていたものに近いもの。
銃
古めかしいのは外見だけであり、射撃兵装は流石に持っている。
それもP90と見かけによらずだいぶ近代化している。他にも投げナイフを持っているが、
忍者っぽい外見なのにクナイや手裏剣は持っていない。
関連タグ
グレイ・フォックス:ある意味先輩に当たる人物
ハイテク兵(大統領警護隊のランドウォーリアーシステムの外装にこれに近い技術が導入されている)