曖昧さ回避
本項では2.を解説する。1.については以下のキャラクターを紹介する際に用いられることがあるので各記事を参照。
- 仮面ライダーゼクロス(『仮面ライダーZX』)
- 加藤段蔵(『Fate/Grand_Order』)※厳密にはガイノイドに近い
- 佐郷文庫(『対魔忍RPG』)
- 殻のメンバー(『BORUTO』)
概要
「名前などない、お前と同じだ……。」
忍者装束のような強化外骨格を身に纏っており、忍者刀のような短い剣を携えて超人的な運動能力を発揮する怪人物。ステルス迷彩を駆使して巧みにその姿を隠す事ができる。
主にスネーク達の前に突如現れては助力・助言をする謎の人物として登場する。
各作品毎に外見や設定の異なる人物が登場しており、自身の正体を隠す為にシリーズによって「ディープスロート」や「ミスターX」といった、様々な変名を用いる事などもある。
このようにシリーズを通して様々な該当人物が登場しているのだが、基本的にメタルギアシリーズで「サイボーグ忍者」と言われて多くのファンが想起するのは、MGSに登場したグレイ・フォックス=フランク・イェーガーの事であり、公式でも基本的には彼を指す名称として使われている。
設定
強化外骨格に身を包んでいるが、MGSに登場したフランク・イェーガーのものに関しては、サイボーグ忍者の名の通りに全身の骨格を金属に、そして筋肉を人工筋肉に置換するなどの人体改造に伴って、肉体の一部となっている為に着脱する事は出来ない(雷電の場合は、肉体は機械化されているものの、戦闘時に纏う強化外骨格自体は自由に着脱可能である)。
その代わりに、人間の限界を超えた超人的な身体能力を得る事が可能で、メタルギアのような巨大兵器を押し返す程の力を得る事が出来る(後の時代では、サイボーグ兵士が完全に戦争の主力となっており、月光のような小型無人兵器化したメタルギアすらも需要が衰退している)。
MGS2に登場するサイボーグ忍者・ミスターXは、天狗兵やヘイヴントルーパーなどが装着するパワーアシストスーツと同様のものとなっており、自在に着脱する事が出来る(その為に、肉体がサイボーグ化されている訳でもないので、厳密には「サイボーグ忍者」という名称は当てはまらない)。
雷電やフランク・イェーガーの肉体を用いての人体実験や、サイボーグ手術の実用が行われた事で技術はさらに進歩し、後のサイボーグ技術の確立と普及へと繋がっていく事となる。
シリーズ中でも冷戦時代を背景としたMGS3等の過去の作品では(現実より技術が進んでいるとはいえ)、時代背景的にこうしたSFガジェットが存在しない為に、サイボーグ忍者やそれに類する存在は登場せず(上記の通り、サイボーグ技術の本格的な確立は、フランク・イェーガーや雷電の登場まで待つ事になる)、PW及びTPPにて、生身同様に動かせる義肢が登場する程度である。
しかし演出の都合からか、PWではメタルギアの踏み付けを生身で押し返すなど、生身でありながら超人染みた身体能力を持つ兵士だらけになるという、冷静に考えるととんでもない事態になっている。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズX』と『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でアシストフィギュアとして登場。
『大乱闘スマッシュブラザーズfor』では登場しないが、サイボーグ忍者にそっくりな「メタルスーツ」がMiiファイター専用着せ替え服としてDLC配信されている。
スピリッツとしてはACEランクのアタッカー。スロット3なのはいいが無個性なのでスロットに何を入れるかが問題。
余談
- レイモンド・ベンソン版の小説MGSでは、負傷した兵士に着せる為に開発されたアシストスーツという設定になっている。MGS2のサイボーグ忍者に近い設定である。
- GZで登場する雷電は特別ミッション限定のゲスト登場であり、TPPで登場するスーツはあくまで見た目と性能の一部を再現したファンサービス的なスーツとなっており、本編とは一切関係が無い。
- 元々サイボーグ忍者は当初の構想には存在しなかったキャラクターであり、新川洋司氏がオリジナルのキャラクターとしてデザインしたものを小島監督が気に入りストーリーに登場することとなった。
関連イラスト
関連タグ
グレイ・フォックス(フランク・イェーガー) オルガ・ゴルルコビッチ(ミスターX(MGS)) 雷電
ゴーストランナー…見た目から設定から短い刀を使って戦うスタイルまで、サイボーグ忍者そのものである。さらに彼に付けられた名前は、雷電の本名と同じ「ジャック」である。